日本テレビ系の映画番組「金曜ロードショー」の歩みを辿りながら、スタジオジブリ作品の魅力を紹介する展覧会「金曜ロードショーとジブリ展」が6月29日(木)から東京・天王洲の寺田倉庫B&C HALL/E HALLで開催。
▼開会セレモニーに鈴木プロデューサー登場
開幕前日の6月28日(水)、会場で開会セレモニーが行われスタジオジブリの鈴木敏夫・代表取締役プロデューサー、主催の日本テレビ放送網株式会社の杉山美邦・代表取締役会長執行役員、特別協賛であるKDDI株式会社の竹澤浩・執行役員常務が挨拶しました。
タイトルの発案者でもある鈴木プロデューサーは、今回の展覧会について「みなさんがジブリを忘れないでいてくれるのは『金曜ロードショー』の存在がものすごく大きいんです」と語ったうえで、「これまでの展覧会はどちらかといえば美術展だったけど、今回は日本テレビらしく参加型。エンターテイメントに徹している。そこが楽しい」と魅力を紹介しました。
また、日本テレビの杉山会長は「ジブリ作品は何度も観たくなる。人生のそれぞれの状況で見え方が変わってくる」と長年にわたって金曜ロードショーの放送が支持されている理由を語りました。
■ 東京展のみどころ紹介
▼どんな展示?① 時代ごとに紐解くジブリ作品の魅力
“金ロー“とジブリのヒストリーを辿る圧巻のデータベース!
「金曜ロードショー」はこれまで200回以上にわたってスタジオジブリ作品を放送してきました。その歴史はスタジオジブリが人気を確立し、作品の評価を不動のものとしていく足跡とともにあり、現在も続いています。
番組の放送が始まった1985年は、スタジオジブリが“スタジオ開き”をした年であり、日本テレビが特別番組で『風の谷のナウシカ』を初放送した年でもあります。
本展ではそんな1985年を起点に、スタジオジブリ作品の公開年、そして「金曜ロードショー」で初放送された年がどんな時代だったのかを丁寧に振り返りながら、各時代の記憶と記録を通じて映画の魅力に迫ります。昭和から平成、令和に至る世相を掘り起こすことで、作品が持つ時代性と普遍性を浮かび上がらせていきます。
また、日本テレビはこれまで、数々のスタジオジブリ関連番組を制作し、放送してきました。本展では貴重なアーカイブ映像も特別公開します。
ほぼ全作品の絵コンテを展示!ジブリ作品の“設計図”に迫る
1984年の『風の谷のナウシカ』から2020年の『アーヤと魔女』まで、スタジオジブリのほぼ全作品の絵コンテを展示しています。
絵コンテとは、いわば映画の設計図。シーンの流れをコマ割りしたもので、場面の構成やセリフなど演出イメージがつかめます。作品の生まれる過程を間近で見られる貴重な機会となるでしょう。
▼どんな展示?② ジブリの幻燈楼
音と光に包まれて
2018~19年に開催された展覧会「ジブリの大博覧会」富山展のために作られた巨大な「ジブリの幻燈楼」が東京に初登場します。
「幻燈」とは、フィルムや造形物などに強い光を当てて、レンズで幕などに拡大映像を投影して見せることができる装置。ガラスの町・富山の富山ガラス造形研究所、富山ガラス工房、地元作家らが制作を担当し、スタジオジブリが監修しました。
キャラクターをモチーフとしたガラスに光を照射することで、映画の世界観を音と光に包まれながら体感できます。
▼どんな展示?③ポスターの主役はあなた!
初登場!ジブリ映画ポスタースタジオ
スタジオジブリ作品のポスターの中に飛び込んで、主人公のように撮影できる新しいフォト空間が登場しました。そこはまるで架空のスタジオに迷い込んだような場所。作品の主人公になった気分で楽しみましょう!
・撮影可能な作品『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』『魔女の宅急便』『猫の恩返し』
※『崖の上のポニョ』は7/2(日)までの予定
※混雑状況により、作品数が増減する可能性があります。
小人になれる?不思議なAR体験
「アリエッティの世界」AR
特別協賛のau(KDDI)の協力により、ARコンテンツを提供します。
アプリ「SATCH X」をダウンロード(無料)し、会場内の「ジブリ映画ポスタースタジオ」にある『借りぐらしのアリエッティ』ポスター付近のARマーカーを読み込むと、アリエッティと同じ目線で巨大な植物と虫たちが溢れる世界をARで体験できます。 画像、映像はスマートフォンに保存できます。
▼どんな展示?④ 風の谷のナウシカ 王蟲の世界
“金ロー“とジブリの原点
「金曜ロードショー」とスタジオジブリのヒストリーにおける原点である『風の谷のナウシカ』。本展では稀代の造形作家として世界に多くのファンを持つ竹谷隆之さんらが作成した造形物をもとに、映画に登場する“腐海”の空間を表現しました。圧巻のクオリティーで作られた王蟲、大王ヤンマ、ムシゴヤシなどが待つ空間は、来場者を魅了することでしょう。
腐海へ迷い込むAR体験
「風の谷のナウシカ 王蟲の世界」AR
特別協賛のau(KDDI)の協力により、ARコンテンツを提供します。
アプリ「SATCH X」をダウンロード(無料)し、王蟲の展示場所にあるARマーカーを読み込むと、迫力ある大迫力な王蟲たちがARで出現。何が起こるかは会場でお確かめください。
「風の谷のナウシカ 王蟲の世界」とマチカメ撮影
特別協賛のau(KDDI)の協力により、ARコンテンツを提供します。
プロ仕様の構図で写真撮影ができる遠隔カメラ「マチカメ」で、腐海のなかで王蟲と一緒にいるかのような写真を撮影することができます。
金曜ロードショー
1985年から日本テレビ系で放送されている映画番組。72年から放送されていた「水曜ロードショー」の放映曜日が金曜日に移ったのを機に、名称を変更しあらたにスタート。86年に『風の谷のナウシカ』を初放映(※)して以来、これまで200回以上にわたってスタジオジブリ作品を放映。97年から2009年までは、スタジオジブリが制作したオリジナルのムービー(音楽:久石譲)がオープニングを飾りました。キャラクターの“フライデーおじさん”は宮﨑駿監督が生み出し、『耳をすませば』の近藤喜文監督が仕上げたものです。
※ 『風の谷のナウシカ』の初放映は85年、日本テレビの特別番組
3週連続でスタジオジブリ作品放送!
「金曜ロードショー」では宮﨑駿監督の新作『君たちはどう生きるか』の公開(7月14日)を記念し、3週連続でスタジオジブリ作品を放送します。いずれも夜9時から。 “フライデーおじさん”のオープニングも復活します!
7月7日(金)『風の谷のナウシカ』 7月14日(金)『コクリコ坂から』 7月21日(金)『もののけ姫』
東京メトロでスタンプラリー 4駅に映画スタンプ登場!
「金曜ロードショーとジブリ展×東京メトロ スタンプラリー」を7月5日(水)から23日(日)まで実施します。東京メトロの対象4駅(新橋駅、秋葉原駅、明治神宮前<原宿>駅、水天宮前駅)に設置されたスタンプ台を巡り、すべてのスタンプを集めると、先着10,000名様に「フライデーおじさんオリジナル クリアファイル」(非売品)をプレゼントします。
★引換場所:東京・新橋 日テレ屋 汐留店(日本テレビタワー地下2階)
りんかい線×金曜ロードショーとジブリ展 発車ベルもコラボ!
りんかい線のお得な乗車券を利用して来場いただいたお客様へもれなくプレゼントします。
展覧会期間中、下記のいずれかを会場受付で提示いただくことで、オリジナルステッカーをプレゼント。また、天王洲アイル駅の発着ベルが1997年から2009年まで「金曜ロードショー」のオープニング曲だった「Cinema Nostalgia」(作曲:久石譲)になります。
★りんかい線1日乗車券(当日のみ有効) ★東急線りんかい線お台場パス(当日のみ有効)
★モノレール&お台場ワクワクきっぷ(当日のみ有効)
特別協賛au(KDDI)特設サイト
https://kinro-ghibli.portal.auone.jp
■ 開催概要(東京展)
会期:2023年6月29日(木)~9月24日(日)
会場:東京・天王洲 寺田倉庫 B&C HALL/E HALL
通常チケット: 大人 ¥1,800(税込)/中・高校生 ¥1,500(税込)/小学生 ¥1,100(税込)
特典付きチケット:大人 ¥2,700(税込)/中・高校生 ¥2,400(税込)/小学生 ¥2,000(税込)
※日時指定予約制、チケットはローチケ、日テレゼロチケで購入できます。
公式サイト: https://kinro-ghibli.com/
お問合せ:ハローダイヤル TEL:050-5541-8600(全日9:00~20:00)
主催:日本テレビ/ローソンチケット/ディスクガレージ/第一通信社/TOKYO FM
特別協賛:au(KDDI株式会社)
特別協力:スタジオジブリ 協賛:寺田倉庫/図書印刷