堀内友貴監督作品『明ける夜に』がテアトル新宿、シネ・リーブル梅田にて開催の「田辺・弁慶映画祭セレクション2023」で上映されることが決定。上映日は、テアトル新宿:8/18(金)~8/24(木)、シネ・リーブル梅田:9/3(日),4(月)となっている。この度、監督・キャストによる劇場公開に向けてのコメント、脚本家・向井康介からの応援コメント、メインビジュアル、場面写真が解禁された。
本作で就活に苦戦する主人公・山ノ辺を演じるのは、『走れない人の走り方』ほか話題作への出演が続く五十嵐 諒。山ノ辺が面接会場で出逢うキミ役には、舞台を中心に活躍する花純あやの。キミの親友で野球部のマネージャーだった凛子役には『海を盗んだふたり』のとしお理歩。元野球部の秀一役には米良まさひろといったフレッシュなキャストが並ぶ。
監督は、『また春が来やがって』で第32回東京学生映画祭観客賞と審査員特別賞(城定秀夫監督)を受賞した新人監督・堀内友貴。堀内監督の長編デビュー作となった本作『明ける夜に』は、新人監督の登竜門とされるSKIPシティ国際Dシネマ映画祭、TAMA NEW WAVE、東京学生映画祭、なら国際映画祭、田辺・弁慶映画祭に出品されるとグランプリ2つを含む計5冠を獲得。
モラトリアム(大人の領域に踏み込めずにうろうろしている状態)をテーマに映画制作を続ける堀内監督が描く、夏の一夜。大人になれない若者たちのコミカルで爽やかな青春群像劇である本作は、「田辺・弁慶映画祭セレクション2023」にて、この夏最も注目すべきインディーズ映画として念願の劇場公開を迎える。
■ 映画『開ける夜に』
▼あらすじ
8月31日から9月1日にかけて、夏の終わりを目前とした若者たちの群像劇。
予定していた面接が急遽延期になった就活生の山ノ辺とキミ。
野球部のマネージャーだった凛子に電話をかける秀一。
コンビニでバイト中の健斗とキョーコ。
海の近い町で、それぞれの忘れられない一晩が過ぎていく。
誰もがもっているようなそんな夜の話——
▼応援コメント
向井康介(脚本家)
恋愛は間違いと決意で終わり、人生は誤解と行き違いから始まる。ちっぽけな夏の終わりの中に、大きな優しさを見つけました
▼監督・キャストコメント
堀内友貴監督
映画制作の専門学校で学んできた2年間、ずっとモラトリアムをテーマに映画制作をしてきました。自分自身、24歳までダラダラと学生を続けてきてしまい、専門学校を卒業する前にモラトリアムから卒業する映画を撮り、自分の中でも社会にでる決意をしなければ、人としても、この先映画業界に進んだとしても何も成し遂げられないと思い、自分自身のイニシエーションとして製作を決めました。
また、在学中に出会った、まだ世の中に知られていない素晴らしい俳優の方たちや、共に学んできた優秀な学生スタッフ、そして僕自身が、この映画で映画業界に見つけられてやるんだ。そんな想いで本作を製作しました。
五十嵐諒/山ノ辺 拓役
僕は堀内監督の作品が大好きです。彼の学生最後の作品ということで、オファーをいただき、“主演は僕がやりたい!”と真っ先に感じたことを今でも鮮明に覚えています。そして強い想いを聞き、脚本を読み、僕自身も相当な覚悟で今作に臨んでみました。
創り手の熱い想いとは裏腹に、ゆるく、優しく、くすっと笑える、堀内組にしか創れない世界を楽しんでもらえたら幸いです。
花純あやの/猿江キミ役
初めて脚本を読んだ時、まだ準備稿段階でした。その描きたての物語たちに言葉にし難い妙味を感じました。キミの中に堀内監督自身も投影されていることと、私自身のありのままでとの事だったので、撮影期間は監督を目で追って観察していたように思います。無意識ですので許してください。若くて、無知で、息苦しくて、でもものすごく自由で。そんな彼らが愛されますように。
としお理歩/湊 凛子役
初めて脚本を読んだ当時、ちょうど私も学生最後の年で登場人物たちと自分が重なるところがあり、セリフたちが心にささった感覚を覚えています! 堀内監督とは本作で初めてだったのですが、クランクイン前から何度もリハーサルを重ね、役について話し合いながら作品を作っていきました! 堀内監督の描く個性豊かな魅力的なキャラクターたちと、シュールな笑いを楽しんで観ていただけたらとても嬉しいです!
米良まさひろ/仲 秀一役
正直、脚本の時点で完成してておもしれーって思いました。波の音や登場人物の生活音が聞こえてきて、撮影までが楽しみでした。あのフライが取れなくて…って誰しも生きてたら似た経験ってあると思うんです。麻雀でいう裏目った時というか、あれ不思議で一回裏目ったらその後も裏目る事多いじゃないですか。テンパイまで遠回りになるんですよね。だから秀一を、裏目った…もどかしい。テンパイしたいんだ僕は!って演じました。この映画は、なんか…色んな人が出てきてそれを見て合ったり合わなかったり解ったり解らなかったりって感じで良いですよね、きっと。むしろ、何かを感じて頂けたら嬉しいなあって思います!
▼場面写真
■ 作品概要
『明ける夜に』
(2023/95分/ヨーロピアンビスタ/カラー/ステレオ/英題:All Summer Long)
【キャスト】
五十嵐諒、花純あやの、としお理歩、米良まさひろ、
佐野日菜汰、志真うた、在原貴生、七瀬てつ、巴山祐樹、松本高士
【スタッフ】
監督・脚本:堀内友貴
撮影:中村元彦 / 照明:木村美夢 / 録音:堀内萌絵子 / 美術:石井晴菜 / 助監督:湯本充 / 演出助手:福島桃音、黒岩陽太 / 撮影助手:村松里香 / 照明助手:フブンクン / 録音助手:木内拓海、三輪優奈 / 美術助手:藤本泰知 / 衛生:佐伯⻁志郎 / 車輌:西永恭子 / 照明応援:埋田向日葵 / 制作担当:山田翔平 / 制作主任:山田蓮 / 編集・カラーグレーディング:中村元彦 / 整音:堀内萌絵子 / 音響効果:三輪優奈 / 題字:中村元彦 / スチール:木村響 / メイキング:七宝治輝、木村響 / 主題歌「eyelids」作詞・作曲 ヤマダカイト 演奏 chie / 宣伝美術:近藤賢太郎 / 配給・宣伝:工藤憂哉 宮本陽香
Twitter:https://twitter.com/natsuake_movie
Instagram:https://www.instagram.com/allsummerlong_official/
公式HP:https://www.natsuake-movie.com/
予告編:https://youtu.be/b2SUqIVFNf0
【弁セレ2023】堀内友貴監督WEEK
テアトル新宿:2023.08.18(金)〜24(木)、シネ・リーブル梅田:2023.09.03(日),04(月)