『ぼくはずっと前からあたらしい』野島健矢、水原ゆき、脚本・演出:日野祥太インタビュー

『ぼくはずっと前からあたらしい』野島健矢、水原ゆき、脚本・演出:日野祥太インタビュー

2022年12月23日(金)~12月25日(日)R’sアートコート(労音大久保会館)にて、舞台『ぼくはずっと前からあたらしい』の上演が決定。
出演は、主演・三嶋たくと役に野島健矢。たくとを支える女優・岸本かな役に水原ゆき。そして、朝田淳弥、イム・スヒョク、北澤大斗、関隼汰、福室莉音、雪見みと、吉田知央の9名が決定。
脚本・演出:日野祥太の身近な所で起きた「福知山脱線事故」をモチーフに、鉄道との関係性、クリスマスの時期の公演と紐づくところで「銀河鉄道の夜」と交錯しながら進むストーリーだという。
今回、主演の野島健矢さん、水原ゆきさん、脚本・演出の日野祥太さんにお時間をいただき、本作制作のきっかけ、演じる役と人間関係、稽古の様子、本公園に取り組む意気込みをうかがいました。

ぼくはずっと前からあたらしい

■舞台『ぼくはずっと前からあたらしい』キャスト、演出インタビュー

▼本作制作のきっかけ

-本作制作のきっかけについて教えてください。

日野祥太
僕はいつも作品を作る上でまず題材を決めます。多くの場合、他人事だったことをテーマにして作品を作っているのですが、今回に関してはとても身近なところで起きた出来事だったんです。

僕の地元のとても近くで起きた事故で記憶にずっと残っていたんです。それは他人事ではなくて、自分事として捉えていました。でも、それを描こうと思ったことが今までなくて、資料だけはずっと集めていました。

ぼくはずっと前からあたらしい
脚本・演出:日野祥太

それを今回、企画の話をいただいて、クリスマスに芝居をするということなので、その時期なら「銀河鉄道の夜」だろうと頭に浮かんで、そこから“鉄道”からの関係性・紐づいたところに、ふと頭によぎったのが「福知山線脱線事故」でした。

それを描くのは僕自身、かなりの覚悟がいることで、でもこの時期に挑戦というか、銀河鉄道とその福知山線脱線事故、人を悼む気持ちや弔う気持ちをここで描けたらということがきっかけで始まりました。

▼お二人の役名・役柄・間柄について

-主演として野島さんが演じる三嶋たくとのキャラクターや、水原さんが演じる役の役名やキャラクター、三嶋たくととの関係などについて教えてください。

野島健矢
僕は三嶋たくとという役を今回演じさせていただきます。

三嶋たくとがどういう人物なのか色々考えたのですが、この世界のどこかにいるただの一人の人間…という曖昧な表現になってしまいます。

すっぽりと空白の期間がある一人の人間を演じさせていただくのですが、その空白というものが今回の「福知山線脱線事故」という題材を紛れもなく体験した一人の男の子の記憶のお話だと思っています。

何かすごい特徴があることは決してなくて、誰しもが自分にトレースしていくようなキャラクターになっていると思いました。

ぼくはずっと前からあたらしい
野島健矢(三嶋たくと 役)

-三嶋たくとには、日野さんご自身を投影した部分はあるのでしょうか。

日野祥太
それもありますね。その時に、自分が乗っているように描いているんですけれども、それは自分の気持ちを投影しているという面では、もう全面的にこの三嶋たくとという役に投げている部分はありますね。

-水原さんが演じる役名・役柄、三嶋たくととの関係などを教えていただけますか。

水原ゆき
私は、「岸本かな」という役をやらせていただきます。
最初はまだ台本がなくて、あらすじだけをいただいて、その後にプロットをいただいて、自分の中でイメージはなんとなくしていました。けれども台本をもらって一気に覆されたというかイメージしていたものと全く違うものでした。もちろん、その“女優”について書いてあるのですが、それをそのまま捉えるのではなくて、「あ、日野さんの台本だな」と思うところがありました。

ぼくはずっと前からあたらしい
水原ゆき(岸本かな 役)

岸本かなは、たくとに寄り添いながら支えていくのですが、それが、かななりの手法・やり方で、たくとに寄り添っています。悩みを抱えている人がいっぱいいると思うのですが、その事故・出来事が大きかっただけに、自分でも分かっていないところで抱えてしまっている部分があって、それを“かな”なりに“たくと”に寄り添って支えてあげて前に進めるようにしてあげるという役でもあるんです。

今、稽古をしていく中で、たくとを前に押し出してあげるためにやっていることではあるのですが、その中で“かな”の自我みたいなものが出てきてしまうんです。分かりやすく言うと、“たくと”を前に進ませてあげたい気持ちと、かなの自我が出てきてしまって、気持ちが2分割されるんです。

その気持ちのフェード(移り変わり・転換)の部分を表現するのが、とても難しくて悩みながら稽古をしています。

-難しい課題を与えられているんですね。

日野祥太
舞台では早送りもできないし、スキップしたりすることができない時間を一緒に過ごすことになるので、分かりやすくお芝居をする・簡単に描くというよりも、YouTubeみたいに字幕などで分かりやすくしてあげるというよりは、お客さんの思考を巡らせながら見せた方が、舞台としてはその空間が活きるのではないかという気がしています。

水原ゆき
あらすじだけを読んで観に来た人は「おお、そうきたか!」ってなると思います。

▼脚本を読んでの感想

-脚本・台本を読んだ時の感想、稽古に入るまでを聞かせてください。

野島健矢
僕は今まで、実際の事故や事件をモチーフとして描いた作品に参加させていただいたことがなかったので、その点ではとても慎重になっていたのもありますし、ある種の怖さがあって、脚本を読む前までは、「大丈夫かな…」と思っていました。
脚本をいただいた時に、物語が展開していく中での言葉の真実味がとても丁寧に描かれていると感じました。僕もその事故を体験された方の議事録を読んで、当時のことを記録した資料を色々と拝見させていただいて、ある種の生々しさを感じました。また、今回は「銀河鉄道の夜」との兼ね合い・2つが交錯する脚本になっているのですが、その中での人々が普通に生活していく、何気ないところの真実味も含めてあって、自分が作品に参加するにあたって、身体・声・心を通して自分ができることを色々考えました。

僕がこの作品で伝えたいことが絶対にあると思って、それを諦めたくないと思ったので、今回、脚本を読んで、正式に出演のお願いをさせていただきました。

水原ゆき
私はずっと関東住まいなので、実際に起きた事故の当時のことをあまり知りませんでした。野島さんがお話しされたように、私もまず知ることから始めなければと考えて、日野さんが送ってくださった議事録を読んだり、動画を見させていただきました。

そういったものを見ていく中で、その当時の一人ひとりに流れている時間が丁寧に台本に描かれていることを感じました。そういう部分を自分がどれだけ読み込んで、自分の中で表現できるのかを考えながら参加させていただきました。

日野さんの書く台本って句読点がとても多いんです。初めて見た時は「どこに点ついてるんだ?」って思ったのですが、当時の情景を思い浮かべながら台本をもう一回きちんと読み込んでいけばいくほど、演じていけばいくほど、情景が浮かびやすく、自分の中での理解が深まる部分がありました。

そこに点を打っている意味や、普段だったらつらつらと言ってしまう言葉もここに点を打つことで、違う表現の仕方や気持ちの言い方も変わることを理解して言葉を発しなければいけないことを感じました。

今回、台本を販売するとのことなので、普通の台本ではないと思えるその部分も見てほしいと思います。

-役者の皆さんがご覧になっている当時の事故の資料は日野さんが取材されて集めたものなのでしょうか?

日野祥太
Webに上がっているものを各自で開いてみてもらっているので、僕からあえて提供することはそんなにしなくてもいいと思っています。

ただ、台本には当時の記事や僕自身が取材に現地に行って得たもの、その当時経験した方々の声をそのまま載せている言葉もいっぱいあります。

それを発していただくか、役者さんにどう届けてもらうかについて、台本にはここを強調してほしいという気持ちが、句読点が多いといわれる書き方になっているのかもしれないです。

-独特の言い回しがあるといった役者さんの声もあるそうですね。

日野祥太
直接的に伝えるだけではなく、回りくどく言うことで、逆にその方がスッと入っていったりするかもしれないと思って台本を書いています。

▼稽古を始めての感想

-今回は野島さんと水原さんのお二人が同席されていますが、お二人含め出演者は9人いらっしゃると思いますが、それぞれもしくはみなさんそろって、日野さんとどういった会話や、この作品に取り組むにあたって交わされているお話を聞かせてください。

日野祥太
最初の顔合わせの時に、この作品がどのように出来て、こうやって作っていきたい…という方向性や指針・案は話させていただきました。そこから皆さんが自分の役と向き合ってくれているので、その方が作ってきてくれたものとこちらが照らし合わせる時間で会話する機会があります。

今回は動きも多く、みんなが体を使ってお芝居をするところにも重点を置いているので、本番までのここからがまた濃密というか、芯を食っていかなければならない時間がここからずっと出てくると思っています。今は方向性というものを伝えている段階です。

-ますます大変になっていくんですね。

日野祥太
これは明かしてしまって良いのですが、今回9人全員がずっと出ずっぱりになって舞台上で観客の皆さんに見られている状態の舞台なんです。お客さんの目からずっと見られていて、そこはひとつの見どころでもありますし、それによって役者がこの2時間ほどのお芝居の中で気を抜く瞬間がない感じがしています。

どんな舞台でも、落ち着く瞬間は楽屋に帰ったら何かしらあったり、トイレに行ったりする人もいるし、今まであったはずの落ち着く時間すらも、自己に向き合うところがあって、その時間はぎゅっとみんなで一つの空間を作っておきたいという思いから、全員を出ずっぱりにしています。

-これからの稽古も大変だし、本番も大変ですね。

日野祥太
本番は大変だと思います。身体がとても疲れると思います。

水原ゆき
稽古の1日目は顔を合わせ・読み合わせをやって、その後にすぐ立ち稽古に入ってミザンス(役者の位置関係)付け・立ち位置を決めていったのですが、今回皆んな出ずっぱりで動きも多いので、2日3日の稽古で、1週間くらいの稽古をしたような。その中にお芝居も入ってくるので、頭フル回転だね、まだ稽古3日目なんだ、とキャストの皆んなでそんな会話をしていました。

日野祥太
全員がいろいろと頑張ってくれたので、次の段階に進んで行けたと思います。

-本番までの稽古にはそういうステップがあるんですね。

▼本作に取り組む意気込み

-野島さんは、体の全身と、心の全心と、その全力で…とつぶやいていらっしゃいましたが、あらためて、この作品に対する意気込みをお聞かせいただけますか?

野島健矢
稽古を通して思うのは、この作品は僕は主演かもしれないのですが、それぞれが主人公だと思っています。きちんとその人たちが生きていることが、いろいろな場面で積み重なっていて一つの作品になっていると思います。

その感情やみんなのパワーを全部一つに凝縮して協力していく必要が絶対にあります。

求められているものや遂行していく難しさを痛感し、頭を抱える毎日を過ごしていて、1ミリも余裕がないです。

帰りの電車でも「今日もあんまりうまくいかなかったな…」と考えながら家に帰って台本を見たりもするんですけれど、いかにこの作品に自分の生活を含めて没入できるか考えています。

それが何かを形として残すことの意味や理由になるのかなと思いながら日々悩んでいますが、この余裕のなさが良い方向に、当時の皆さんの緊迫感に変わってもらえたらなと思っています。

水原ゆき
私は、日野さんの舞台作品に出させてもらうのは2作品目になるんですけど、1作品目に出させていただいたのも、風化させてはいけない出来事としての震災のお話でした。

今回もお話を受けるにあたって、風化させてはいけない出来事ということで、あらすじを読ませていただいて、これは参加させていただけたらと思ってお受けする返事をしました。

そういうものを表現する上で、中途半端にやってはいけないというのはもちろんあって、残りの稽古期間は自分の役はもちろん、9人の出演者みんなが主役というか、その人達の人生に私は少しずつ関わっていくので、そこの一つひとつ一人ひとりに対しての向き合い方が残りの稽古期間、とても大事だと思っています。

その上での“たくと”も絶対あると思うので、もっと作品と自分の役と向き合ってお客様に届けられたらと思います。

▼表現者としての存在意義・価値について考えたこと

-日野さんの「演劇本来の意味を追求し、俳優のあり方を問う舞台になる。その思いに賛同した俳優たちが…」と書かれていてえ、時期的にもコロナ禍ということで、表現者・役者としての存在意義とか価値って何か考えたことがこの時期にあったんじゃないかと思うんですけど、表現者としての存在価値について、コロナ禍で考えたことについて聞かせてください。

水原ゆき
作品を作るという意味では、自分が向き合って届けるだけなので、コロナ禍もコロナ前も私は変わらないです。ただ、コロナによってお芝居が出来なくなってしまった人もいるし、周りにもそういった人がいるので、考える部分はありました。

私の周りでは劇場まで遠過ぎていけないとか、身体の具合が悪くて行けないという人が周りにはいらしたので、そういう人から「配信によって演劇作品を観る・知ることができて良かった」という言葉をもらうこともありました。

良かったのか悪かったのかって言われると正直私は分からなくて、お芝居を作っていく側としては中止になって、大きな損害があるからコロナめってもちろんなってるはずなんですけど、でもそれがあったから配信技術がすごいスピードで上がって、細かいところまで見られるようになって。

もちろん、私たちは劇場に来てもらって観てもらうのが絶対的に良いんですけど、どうしても来られない人ってやはりいるので、私は気持ち的には半々だなって思いますね。

ぼくはずっと前からあたらしい

野島健矢
僕も基本的にはあまり変わらないと思っています。目の前の作品に真摯に取り組むというのは結局、コロナ禍であってもそうでなくても同じだと思います。もちろんコロナ禍だからこそ、当たり前じゃない日常が自分に押し寄せてきた部分もあって、PCR検査を受けずに舞台公演が打てたものが、いろいろな検査を受けないといけないという点で、公演が中止になることがあったのも聞いていましたし、それを見ていて感じるものもあったので、もう、当たり前じゃないというのは強く感じていました。

でも表現者としては、当たり前じゃないからこそ、与えられている時間の中で、より自分としては頑張っていくしかないと常々感じています。

ぼくはずっと前からあたらしい

日野祥太
僕としてはコロナ禍に入った時に、企画していた舞台を3本全て中止にせざるをえなくなりました。

その原因はコロナではあるんですけれども、結局“不要不急”と言われたことによって、舞台ができなくなってしまったわけで、その“不要不急”と言われたことに対する反発で、作品をむちゃくちゃ作ったんです。

その期間に1分の台本といった短いものを含めたら50本以上書きました。

その反発によって生まれたものは僕自身にすごくありました。

コロナというものによって人がいなくなった東京を一回見てしまって、それに勝るものがないと思った瞬間、自分が描いているものに関して作品への向き合い方が変わった気がしています。

徐々にこうやって人前でお芝居ができるようになったことに関しては、僕自身は純粋にうれしいですけど、僕が劇場でお芝居をすることをコロナの前から純粋に飽きたと言ったら語弊があるけど、少し離れたくなってしまって、前回も映画館でやったり、バーやカフェでやったりという身近なもの・日常のままそこでドラマが生まれることをしたいと思って、そちらに走っていました。

今回改めて劇場でやるのは久しぶりで、劇場でしかできない演劇は、ここで届けようという思いが強くなったのはコロナ禍があったからこそだと思っています。

こうやって距離を2メートル開けないといけないことになっていますが、それでも劇場でしかできないものを届けようという気持ちは、改めて作り手としては強くなりました。

ぼくはずっと前からあたらしい

ー改めて劇場でという話はそういうことだったんですね。

日野祥太
本当にきちんと劇場でやるのは本当に久しぶりですね。

ぼくはずっと前からあたらしい

水原ゆき
やはり、人によりますね。人によるなと思って、日野さんの話を聞いていて思いました。
コロナで全公演が中止になったことももちろんありますけど、稽古をして、運営側と主催側と演じる側とでも違うし、お客さんとしても違うなって、日野さんの話を聞いて思いました。

-いろんな立場の方がいらっしゃるし、先ほど言われた通り、配信という新しい届け方も出てきていていい部分悪い部分いろいろあって、でも自分は自分として存在してやれることをやるだけだっていうようなところは共通なのかなと思いました。

■お客様へのメッセージ

水原ゆき
観に来てほしい気持ちが大前提にあります。
今回の物語のモチーフとなる出来事はもちろん当時はニュースやテレビでやっていたのかもしれないのですが、私はさほど知る機会がなくて、今回の作品と向き合うことによって知ることがとても多いです。

実際に起きた事故や出来事の舞台を観に来るのは気が引けてしまう部分もあると思いますし、苦しくなってしまう人もいると思いますが、見て触れてみて、初めて知ることが絶対あると思うので、この作品は観に来てもらえたらと思います。

野島健矢
どうしても辛いことや悲しいことや、そのことについて目を向けていく怖さって、“こういうこと”というわけではなく、人生の中で何かしら誰にでもあって、こういう作品を通して意図せずとしても、自分とその物事に対しての対話や知っていくきっかけになればと思っています。

全然関係のないことで、いま苦しい思いをしている方がいらっしゃると思いますが、そういう方にとって、一歩を踏み出すきっかけになればと思っています。

だからこそ自分達は、セリフではあるのですが、自分の言葉としての力に変えて届けていく必要があると考えています。

大きなことを言ってしまうかもしれませんが、命や時間を注いで捧げて、この作品に専念して頑張っているので、その生命力やエネルギーも含めて、この作品で感じ取ってもらえたらと思っています。楽しみにしてもらえたら嬉しいです。

日野祥太
人が前を向くきっかけって人それぞれだと思うんです。一歩踏み出す瞬間は人それぞれだと思います。

この物語の中では三嶋たくとという役が、別れをきっかけに一歩前に進むという話ですが、その一歩進むことへの覚悟や信念、未来を見る姿をここではそういう事故を通して、一人の人間に投影させている部分もあります。

お客さんがどの役に感情移入して見るかどうかは自由ですし、それぞれが舞台上でそれぞれの生き方をしているので、その人を見てもらっても一歩前にどう進んでいくのかというのを余すことなく見れる空間に劇場はなると思います。

一緒になって他人事が自分事のようになっていく瞬間が、お客さんがこの劇場を出る時にそういう気持ちが生まれたらいいなと思っています。


■公演概要

<公演概要>

■公演日:2022年12月23日(金)~25日(日) 全5回

■劇 場:R’sアートコート(労音大久保会館) 

■住 所:東京都新宿区大久保1-9-10

■出 演:朝田淳弥 イム・スヒョク 北澤大斗 関隼汰 野島健矢 福室莉音 水原ゆき 雪見みと 吉田知央(50音順)

公式サイト: https://www.bokumae.com/

公式Twitter: https://twitter.com/BokuMae_

ぼくはずっと前からあたらしい

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