11月12日(土)ポレポレ東中野にて、映画『夢半ば』が公開。初日舞台あいさつに、大須みづほ、DEG、柳谷一成、片山享、安楽涼監督が登壇。公開初日を迎えた感想と撮影時のエピソードを披露した。
■ 映画『夢半ば』初日舞台挨拶
▼公開初日を迎えた感想
大須みづほ(ミチコ役)
ミチコを演じました。大須みづほです。今日は初日ということで、今日行きの電車で脚本を読みながら来たんですけども、安楽さんの作品は、結構現場で柔軟に変えることが多いんですけど、思った以上にみんなセリフ通りに今回言っていて、それも自分でびっくりして、それぐらいみんながスクリーン中で自然にいるので、そこを観てもらえたら嬉しいなと思います。
DEG(DEG役)
ご紹介にあずかりましたDEGです。初日を迎えた感想ですが…
新しい初めての劇場(これまでは、池袋シネマ・ロサでの上映がメイン)で、内容というと、あんぼー(安楽監督)の挑戦がまた始まったということで、自分もその仲間として華を添えられたらいいなと思っています。今日も一緒に楽しみましょう。よろしくお願いします。
柳谷一成(ヤナギー役)
劇中でヤナギー役で出演しました。柳谷一成です。モロ本人で映画に出るっていうのは初めてだったんですけど、何か映画を作りながらすごいいい時間を過ごさせてもらったなっていう思いがあります。
無事にこうやってたくさんのお客さんに来ていただき、とても嬉しく思っています。
映画を楽しんでください。よろしくお願いします。
片山享(片山役)
こんばんは片山役をやりました。片山と申します。安楽にとっても、また新しい劇場でやらせていただくということで、今までの安楽作品をご覧になった方もご覧になっていない方もいるとは思うんですけれど、ちょっと今回はガラッと変わったというか、本当に優しい映画になったなっていう風に思っていますので、僕も今日、後方の座席で観させていただくんですけど、この時間を一緒に共有できるのが本当に嬉しいです。今日はありがとうございます。
安楽涼監督
僕は今までこれから映画に出てくる西葛西っていう町で生まれ育ってこうやって今映画を撮っています。DEGなんかはその小学校からの友達なんですけど、今、今日ここで立っている5人は僕が映画を作り始めてからずっと一緒にやってくれている人たちです。
『夢半ば』ってタイトルを色々考えていた時に、僕が夢があるとしたら、臭い言葉で言えば、仲間とうまく行くことが僕の夢であって、たぶんそれをブレさせないのが僕の夢というか、“半ば”って言うか、全然“途中”なんですけど、ここに立ってくれた5人は僕と一緒にずっとやってきてくれた仲間なので、今日はこうやって立てて嬉しく思っています。
▼撮影時のエピソード
大須みづほ
監督の安楽さんが言ってたみたいに、役者も含め、そのスタッフもずっと一緒にやってきたチームだったので、みんな本当にちゃんと一人一人意見を言うんですよね。みんなちゃんと意見を言ってでも別に喧嘩するわけとかじゃなく、本当に穏やかに撮影は日々進んでいて。チームで作った集大成の長編3作目なので、思い出というか、集大成なので感慨深い気持ちです。
▼お客様へのメッセージ
安楽涼監督
今話してくれた通り、僕らは映画を撮りながら、映画を作るという体のもと、僕は映画を何か遊びの一つの一環としても捉えているところがあるというか…。
30歳の節目にこの映画を撮りました。僕は20代をずっと遊んできたんですけど、遊ぶことがどんどんなくなっていきました。
どんどん今、映画を撮るしかなくなって、人と会うには映画を撮るっていう感覚になってしまって、それが寂しいなと思いました。僕の映画に出てくれた人も、今、会えなくなってしまった人もいるんですけど、でも僕の中にはずっと残っていて、映画はずっと残るものだと思っています。
ポレポレ東中野のスクリーンで今日から上映するので、何か感じとってもらえるものがあったら嬉しいなと思っています。今日はありがとうございました。
▼『夢半ば』ポレポレ東中野 公開スケジュール
『夢半ば』ポレポレ東中野 公開スケジュール
・11月12日(土)〜11月25日(金) 連日20:20の回
・11月26日(土)〜12月 2日(金) 連日20:30の回
■ 映画『夢半ば』 作品概要
あらすじ
映画監督の安楽は30歳を目前で映画が撮れなくなってしまった。憧れであり共に映画を作ってきた地元西葛西の友人リュウイチは結婚を機に地元を離れた。同棲して4年になるみちことは結婚の話も浮上している。今撮りたいものは何なのか。友人と掲げた夢は終わってしまうのか。安楽は撮る事を通して自らを模索していく。
出演
安楽涼 大須みづほ DEG RYUICHI 長尾卓磨 ジジ・ぶぅ 柳谷一成 MEEKAE 大宮将司 江田來花 ジン クー 片山享 ほか
監督・脚本:安楽涼 プロデューサー:髭野純 監督補・共同脚本:片山享 撮影・照明:深谷祐次 録音・MA:坂元就 音楽:菅原慎一 エンディング曲:RYUICHI「夢半ば」 編集:大川景子 スチール:杉田協士 宣伝デザイン:中村友理子(HOOH)英訳:服部きえ子 助成:文化庁「ARTS for the future!」補助対象事業
製作・制作:すねかじりSTUDIO 配給・宣伝:すねかじりSTUDIO/イハフィルムズ
(2022年/135分/5.1ch/アメリカンビスタ/DCP/映倫「G」区分)
公式サイト:https://yumenakaba-movie.com/
Twitter:https://twitter.com/yumenakaba_film
安楽涼監督『夢半ば』、11月12日(土)よりポレポレ東中野ほか全国順次公開