絶賛コメント到着。映画『雨の詩』、11月12日(土)からポレポレ東中野 2週間限定上映

絶賛コメント到着。映画『雨の詩』、11月12日(土)からポレポレ東中野 2週間限定上映

蔦 哲一朗監督の最新作映画『雨の詩』が、11月12日(土)よりポレポレ東中野(東京)、11月26日(土)よりシネ・ヌーヴォ(大阪)にて公開。著名人からの絶賛コメントが到着。追加の場面写真も新たに公開された。

雨の詩

映画『雨の詩』 メインビジュアル

■ 映画『⾬の詩』

電気水道なし?自給自足に挑む二人の男たちの
スローライフを描いた“脱成長”映画

徳島県の池田高校野球部を甲子園3度の優勝に導いた名将故・蔦 文也を祖父に持つ映画監督・蔦 哲一朗。そんな彼の最新作『雨の詩』は「アースシップ」という自然エネルギーによって自給するオフグリッドハウス(公共のインフラを必要としない建物)に住み、電気水道なしの生活を送るジンとテラを主人公に、都会の喧騒から離れた、“脱成長”な生き方を描く。雨、光、音の表現にこだわり、かつてタルコフスキーやタル・ベーラ、蔡明亮などが確立した「スローシネマ」のアップデートに挑んだ本作は、第33回マルセイユ国際映画祭に招待されるなど国際的に評価された。11月12日(土)ポレポレ東中野にて日本初上映を迎え、26日(土)から大阪のシネ・ヌーヴォなど全国順次公開予定。白黒フィルムで映し出されるノスタルジックかつ四次元的な映像が、あなたを自然の暗闇へと導き“魔術的映画体験”へと誘う。

▼著名人からの絶賛コメント

山本政志(映画監督)
長い時間をかけ、じっとり森に浸透していく雨。
やがて雨は止み、これまで誰も見た事のない新種の植物が力強く芽を出してくるに違いない。
「雨の詩」は、そんな蔦哲一朗の新たな息吹の到来を、しっかりと予感させる。

武正晴(映画監督/『百円の恋』)
16ミリフィルムのモノクロの45分が心地よかった。
久しく聞いていなかった、雨、渓流、鳥、虫達の音が見事にフィルムに焼き付いている。
東京を離れてどこに移住しようかと模索している僕には嬉しい移住映画。
徳島県美馬市、一度訪ねてみなければなるまい。

田村余一(百姓/自給自足生活実践者)
このふたりの関係って何だろう?
っていうか、この家の仕組みってどうなってんの?。
ソーラー発電のオフグリッド、水のダウンサイクル…
え?スッポンの甲羅って食えんの?
とにかく疑問だらけなんだけど、いろんなことがちゃんと循環している。
そのせいだろうか、最初から最後までなんか安心して観れました。
どっかで大変な事が起きても、きっとこの二人と家はこのままなんだろう。

アサノタカオ(編集者)
陽が昇り、陽が沈む。雨が降り、雨がやむ。
人と人、人と自然がただともにあることがむき出しにされる森の静けさの中で、言葉や書物はどんな意味をもつのだろう。
読むことではじまり、読むことで終わるこの美しい寡黙に満たされた映画を観ながら、
遠い未来に人類が消滅して家々が崩れ、野ざらしにされた詩集のページを、風が翻していく光景を想像した。

児玉美月(映画執筆家)
詩の言葉、炎が燃え立つ音、咀嚼音、それらの音が自然のなかですべて溶け合ってゆく瞬間、そこに始原的といっていい人間の”生”そのものが宿っていた。
男ふたりが自給自足の共同生活を営む日本の僻地は、日本であってどこにもない場所でもある。

小田香(映画作家)
自然との対峙。
『雨の詩』を拝見して、
我々は自然に寄り添えるか?
という問いが浮かんだが、
なんだか適切じゃない気がする。

人間の尺度を超えた自然は恵みも与えてくれるが、
別に我々人間のことを想って雨を降らせたり、
太陽であたためてくれたりしてるわけではないだろう。

でも夜、暗闇の中で焚き火を見ていると、
人間だって自然にそこまで嫌われていないような、
まだ調和できるような気分になる。
自然の中にいてもいいと言ってもらえてる気になる。
勘違いかもしれない。
優しくされたら、優しくなりたい。
自然の摂理が、全然気にしてなくても。

▼予告編


『雨の詩』(英題:Song of Rain) 

出演:須森隆文、寺岡弘貴
監督:蔦 哲一朗 プロデューサー:増渕愛子 撮影監督:青木 穣 録音技師:佐々井宏太 
制作進行:辻 秋之 助監督:久保寺晃一 撮影助手:石井綾乃/村上拓也 
2021年/日本/ビスタサイズ/5.1ch/モノクロ/45分
製作・配給 ニコニコフィルム (C) 2022 ニコニコフィルム All Rights Reserve

<公式HP> https://www.amenouta-movie.com/

11月12日(土)よりポレポレ東中野(東京)、11月26日(土)よりシネ・ヌーヴォ(大阪)にて公

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