映画『静謐と夕暮』11 月 18 日から京都・出町座にて上映。新コメント到着、冊子設置

映画『静謐と夕暮』11 月 18 日から京都・出町座にて上映。新コメント到着、冊子設置

11月18日(金)から京都・出町座にて、梅村和史監督作品『静謐と夕暮』(読み:せいひつとゆうぐれ)が上映される。作中で登場する一冊の”原稿”の内容を模した冊子が京都市内の書店・喫茶店(設置店舗は後述)に設置されることが決定。作中では語られることのない文面としての原稿が、冊子により垣間見える。
また著名の方々 から本作にあらたなコメントも寄せられたことに加えて、仙頭武則MONJIN映画祭での上映も決まった。

静謐と夕暮

■ 映画『静謐と夕暮』

▼上映情報

【上映作品】: 「静謐と夕暮」梅村和史 監督
【日時】: 2022年 11 月 18 日(金)~終映未定
【場所】: 京都・出町座( 〒602-0823 京都府京都市上京区三芳町133)

▼新着コメント

映画プロデューサー:仙頭武則『EUREKA』『M/OTHER』
何年か前、本作と同じロケ場所で撮影されたTVドラマを偶然みた。それが同じ場所であることに気がつくまでにはかなりの時間が必要だった。映る風景や物質は全く同じなのに。その事実に気がついた時、私は戦慄した。美しい映像と容易く片付けてはならない。たった3人で始められた驚異の試みは新たな映画制作の到来を告げた最重要作品となった。何年かのち、観ていないことを恥入る時が来るだろう、身を委ねて体験してほしい。

アーティスト:飯山由貴
書く、食べる、働く、そして、あの人を追いかける。時折、記憶が
侵入してくる。とてもとても耐えられない出来事があっても、
それでも一口、食べる。

▼『静謐と夕暮』冊子

この度、『静謐と夕暮』の中で登場する一冊の”原稿”の内容を模した冊子を店舗に設置することが決定。本書は全部で三つの章[上][中][下]に分かれており、10月19日に上巻が設置される。中巻・下巻は随時設置予定。

静謐と夕暮

監督・梅村和史自らが改めてこの冊子の為書き下ろしたものとなっている。映画では語られることのない文面としての原稿の内容が、冊子として垣間見える。内容を既に知っている方もまだ一度も本作を観たことがない方も読んで本作に触れたくなる冊子となった。


四つ折りのリーフレットで制作された冊子で、自由に手に取り、持ち帰っていただきやすいように畳めば文庫と同じ大きさのA6サイズになる。本書はフリーペーパーとして設置され、誰でも自由に手に取る音が可能。


現在、設置場所は京都の喫茶店や書店を主に順次設置されていく予定。
下記の三店舗は設置が決定。10月19日から設置予定。

▼冊子 設置店舗情報

本屋:恵文社一乗寺店
本にまつわるあれこれのお店

静謐と夕暮

〒606-8184 京都市左京区一乗寺払殿町10
11:00-19:00 短縮営業中(年末年始を除く)
電話: 075-711-5919
営業日: 年中無休(元日を除く)

喫茶店:六曜社珈琲店
1950年より今日迄ネルドリップで淹れるオリジナルブレンドを中心に、街のサロンとして歩んできた喫茶店。

静謐と夕暮

〒604-8031 京都市中京区河原町三条下ル大黒町40
◆一階店 ~喫煙~
(075)221-3820
8:30~22:30(Lo22:00)
定休日:水曜日
地下店 ~禁煙~
(075)241-3026
12:00~23:00(Lo22:30)(喫茶タイム)
12:00~18:00(Lo17:30)(喫茶 + BARタイム)
18:00~23:00 (Lo22:30)
定休日:水曜日

ホホホ座
銀閣寺や法然院、哲学の道からほど近い、静かな住宅街にあるお店。新刊書、古書、雑貨は作家ものが中心となり、陶器などの生活雑貨から文房具、衣類まで幅広く取り扱いしている。

静謐と夕暮

〒606-8412 京都市左京区浄土寺馬場町71 ハイネストビル1階
営業時間 11:00~19:00(無休)
TEL 075-741-6501

▼仙頭武則 MONJIN 映画祭上映決定

MONJIN<門人>映画祭は国際的映画プロデューサー仙頭武則氏に師事した名古屋学芸大学卒業生をはじめとする20歳代の若者たちの作品を集めた上映会。 12/19(月)~25(日)大須シネマにて上映される本企画に、1日限定で特別招待作品として上映される。本作の上映日は未定。近日発表予定。

[詳細はこちらから]
仙頭武則 MONJIN 映画祭 https://twitter.com/monjineigasai

■ 映画『静謐と夕暮』 作品情報

▼作品情報
2020年度サンパウロ国際映画祭にて上映。主人公・カゲを演じるのは新人の山本真莉。カゲが出会うキーパーソン・老人を演じるのは入江崇史。「大切な人が生きていた頃の記憶が時間と共に薄れていき、過去を失ってしまうようなモヤついた感覚に陥った」という監督自身の経験が、かつてのあの感覚の正体を追い求め、「人を想うこととは何か」を突き詰めていく作品へと結実。本作は、カゲが原稿に書き記していった「かつて」の時間と、その原稿を読み進める人々の「今」の時間が並行する世界を、記憶の断片のような象徴的な色や映像、そして音といった言語化できないイメージで紡いでいくことで、カゲが今は亡き大切な人を忘れていく自分を受け入れ、再び日常へと戻っていく過程を描く。
覚えていることとは。生きていくこととは――。本作は、終わらない問いを、静かに切実に観客へと投げかけていく。


▼あらすじ
人気のないアパートに一人住む物書きの〈カゲ〉は、 いつも両親と通った川辺の夢を見る。
その夢で見た景色を追って、今日も川辺に向かうと、黄色い自転車と座る男を見た。男は、〈カゲ〉の隣室に越して来た人だった。夜な夜な隣室から聞こえるピアノの音を漏れ聞くうちに、その男の生態が気になり、毎朝、黄色の自転車に乗って出ていく彼の後ろを追いかけ、この日々を原稿にしたためはじめた。
そんなある日、黄色い自転車の男が失踪する。
〈カゲ〉は川のほとりに居座る老人の手に書き終えた原稿を託して、この街を去っていく。
吹く風に吸い寄せられるように、街の人々は川辺を訪れ、一人また一人と原稿へと手を伸ばす。静謐に満ちた夏の終わりの夕暮が、それぞれ
の新たなはじまりを告げる。

▼監督プロフィール

静謐と夕暮
梅村和史監督

1996年生まれ。岐阜県出身。高校時代、『博士の異常な愛情』(スタンリー・キューブリック監督 )に出会い、いつかこれを超えるかっこいいものを作りたいと思い、映画の道に進む。初監督作品は『つたにこいする』(2018)。監督の他、音楽制作にも力を注いでおり、1月22日より京都みなみ会館にて上映される『ROLL』『忘れてくけど』をはじめ村瀬大智監督全作品の音楽を手がけている。本作『静謐と夕暮』は初の長編監督作品。

▼作品情報
監督:梅村和史
山本真莉 延岡圭悟 入江崇史 石田武久 長谷川千紗 梶原一真 仲街よみ 野間清史 ゆもとちえみ 栗原翔
和田昂士 岡本大地 石田健太 福岡芳穂 赤松陽生 吉田鼓太良 南野佳嗣 鈴木一博 中山慎悟
監督・脚本・撮影:梅村和史/主演・制作・美術:山本真莉/プロデューサー・録音・編集:唯野浩平
136分/アメリカンビスタ/5.1ch/カラー/日本
公式サイト:https://mitei10kisei.wixsite.com/silence-sunset-jp

11月18日(金)から京都・出町座にて上映

静謐と夕暮

映画カテゴリの最新記事