映画『ささくれ』インタビュー。里内伽奈の猪突猛進と、大金康平監督の“やるからには…”

映画『ささくれ』インタビュー。里内伽奈の猪突猛進と、大金康平監督の“やるからには…”

10月8日(土)~14日(金)、池袋シネマ・ロサにて、里内伽奈プロデュースの新作『ささくれ』と、2021年に俳優の里内伽奈初プロデュース・脚本により製作された短編映画『誰のための日』が1週間限定レイトショーにて劇場公開される。今回、里内伽奈さんと大金康平監督にお時間をいただき、作品作りのきっかけから完成・上映に至るまでを思う存分、お話しいただきました。

ささくれ

■映画『ささくれ』里内伽奈、大金康平監督インタビュー

▼まず、誰に声をかけたのか?

-里内さんに質問です。今回ご自身がプロデューサーで、まずお一人では話が進まなかったと思うのですが、まず誰にお声掛けをして、次に進んでいったのでしょうか?

里内伽奈
今回の制作のきっかけとなるのが、前作の『誰のための日』でした。映画祭を回って、シネマ・ロサさんが観てくださって「短編ではあるけれど上映をしてみませんか?」というお話を頂いたんです。

上映に向けての打ち合わせをしていたんですが、15分の短編1本だけだと難しいかな…となった時に、「今後もプロデュースとか脚本して制作をするんだったらもう1本作ってみれば?」というご提案をロサさんからいただきました。

「今後も続けて行きたいので、もう一本撮ります!」となって今回の企画が始まりました。その時点では、完全に1人でのスタートで、内容や企画を考えていくにあたって「監督はどうしよう…」っていう課題が最初にあったんです。

大金さんとは、3年前にミュージックビデオの撮影でご一緒して、いつかもう一度ご一緒したいと思っていました。

企画書と第4稿くらいの脚本を送って、「一緒に映画をつくっていただけませんか?」とお願いしたいんです。

プロデュース面では誰にも声をかけていない段階で1人で走り出してしまっていたので、監督が決まってから、徐々にスタッフ・仲間を集めていきました。

ささくれ
里内伽奈

-そういった流れで、里内さんから声がけをいただいた一人目が大金監督ということなんですね。事前にいただいたリリースに“ひょんなことからお招きいただいた素敵な企画…”って書いてあり、調べていくと、先ほどお話にあった、“Orangeade(オレンジエイド)”のMVでお二人はご一緒されているんですよね。

大金康平監督
「今度やりたいものがあるので、お声がけしますね~」といった前振りもなく、いきなり「ちょっとご相談があって電話していいですか?」というように、僕にとっては棚ボタ的展開でした。

ささくれ
大金康平監督

-ご自身が撮影したMVの出演女優から連絡が来るってなかなかないですよね。

▼お声がけをいただいての感想

-お声がけをいただいた時の感想はいかがでしたか?

大金康平監督
びっくりですよね。(笑)

『誰のための日』で、里内さんが初のセルフプロデュースで脚本を書いて、自身で主演もした…という話は僕も知っていたので、「あ、早々に2作目やるんだ」と。やるからには、1作目からのステップアップも見込めないといけないし、重要な局面なんだろうなと思いました。

僕に相談が来た時点で既に脚本作業が進んでいる段階だったのと、それを書いているのが主演俳優自身ということもあり、「自分は果たしてどこまで口出ししていいのか…」という点は気になっていました。

とはいえまずは内容だな、と思って拝見させてもらったところ、“これは他人ごとじゃないな…”と。

僕自身がこの先、どう自分の家族と付き合っていくのかを考える良いきっかけにもなりそうだなと思い、快諾しました。

里内伽奈
電話したその日の夜に企画書と脚本を送って、次の日に会っているので速かったですよね。「もう早急に助けてください!」状態で、それが4月末ぐらいですね。

-先ほど話が出たMVの公開日が、2019年の4月でしたから、3年という月日を越えての仕事の依頼だったわけですね。

▼里内さんが描きたいテーマ

-前作の『誰のための日』と同様、扱うテーマに家族という共通点と、その家族と向き合う女性といった位置づけがあると感じました。

里内さんが描きたいテーマに共通するもの、続けていきたいものとしてどういったものがありましたか?

里内伽奈
2作同時上映になったので、もう1作をどういう内容にしようかと考えた時、全然違うものがいいのかもしれないと最初は思っていたんです。

でも自分が描きたいものは家族でした。血が繋がっていても繋がっていなくても、育ててくれた人や家族、親や兄弟との関係、周りにいる人たちの影響があって、それぞれの意思・常識・価値観というものが出来上がっていると思っています。

友達や関わってきた皆さんがそれぞれ考え方が違うように、生活の中でもそういうことを感じていて、その根源である家族というテーマを2作目でも描こうと思いました。「似てしまってもいいかな、書きたいのはこれだな」と思って、考え始めました。

▼共同脚本という中でのエピソード

-脚本が共同脚本というところで、脚本を書き進める中でのアドバイスや2人で話し合う中でのエピソードはありますか?

里内伽奈
流れは、私の最初の脚本のままで、第6稿くらいで大金さんに送って、その頃にロケハンに行きました。

ロケハンをしている中で現場でその場所を見て、私がまた書き換えて、大金さんが書き加えるといったラリーを2回ぐらいする中で最終的なものが出来上がったので、最終調整を二人で行ったイメージです。

大金康平監督
その最終調整で、僕がだいぶがっつりと書きかえてしまったことを今思い出しました。(笑)

まず大前提として。原案を組み立てた里内さん自身が主人公を演じるということもあり、主人公のキャラクターや思考回路、とりわけ家庭環境に関する「個人的な思い」は十分見えていたので、そこを自分がどうこうするものではない…というのはわかっていたんです。僕の役割はその先のこと、つまり、本作を不特定多数のお客さんにお金を払って観ていただく「作品」としてどう成立させるか、ということ。結婚 ”できなかった”とか、婚約破棄をネガティブに捉えるような、所謂「結婚至上主義」って、今となっては若干古い考え方ですよね。そういう話をあえて今このタイミングでやる意味については常に考えていました。

あとは登場人物それぞれの本音ですよね。日常生活において、本音を何でもポンポン言い合える人間関係って少ないと思います。だからこそ意思疎通の失敗が起こり、思ってもないことを言ってしまう。セリフの裏に隠れたサブテキストは何だろうか、この局面ならお父さんはどんなことを言うだろうか、もしくは言わないだろうか…みたいな事を検証しつつ、言いたい本音をなるべく言えないような場面設定に変えていきました。

とはいえ、里内さんがこの作品を通して言いたいことは企画書段階でわかっていたので、それをリアルな人間関係でもってどう表現するか。僕がしたのはそれだけです。

里内伽奈
最初の時点で、私たち2人のやりたいことや見せたいもののずれがなかったので、細かな話し合いというよりも見せ方を大金さんが映画として成り立つように変えてくれました。

最後に二人のラリーがあって、脚本が出来上がりました。

ささくれ

▼大金康平監督の色彩感覚の出来上がり方

ー監督の “ノスタルジックな色彩表現”を本作でも感じるものがありました。監督自身の色彩表現はどのような成り立ちで身についたのでしょうか。

大金康平監督
どういった感じで出来上がってきたんでしょうね。(笑)

里内伽奈
大金さんの作品は、“大金さんの作品”というのがにじみ出ていると私は思っています。

大金康平監督
自分からそれをアピールしたことは別にそんなになくて。ありがたいことに、周りから言っていただくことが多いです。

映像の質感や色味の特徴は、大学時代に扱ったフイルムの存在が大きいと思います。これについて話すとだいぶ本題から外れるんですけど…。中学で初めて家庭用のビデオカメラでドラマを作り、高校時代には大学受験に作品が必要だからという理由でドキュメンタリーを撮り、大学に入って初めて、しっかり体系的に映画演出を学ぶ機会を得ました。

そこでフィルムの魅力を感じたのが一番大きいんだと思います。なぜフィルムかと聞かれると自分でも“なんでなんだろう…”という感じですけど。アナログなものの不正確さ、デジタルと違って、同じことをやっても毎回結果が微妙に変わるような。ある種の「いきものっぽい」ところに惹かれてるのかな…。

最初から答えがわかっているものにあんまり興味がわかないという…。いま適当なことを言っているかもしれませんが、割とそういうことなのかと思います。僕は少なくとも、映画はフィルムで撮れるならフィルムで撮りたいと思っています。

大学時代は学校の備品を使って出来ていたことですけど、今は予算に余裕がある現場でない限りフィルムは扱えないです。使うツールは専らデジタルだけど、その中でフィルムの質感になるべく近づけられないか…というところは、特に誰に教わるわけでもなく日頃から実験しています。その変化が視聴者に届いているかどうかは、わかりませんが…。

▼撮影地の選定について

-ご出身が栃木県大田原市で撮影地として利用されていると思います。大田原市を選んだ理由は?ちなみに、里内さんは過去に訪問経験はあったのでしょうか?

里内伽奈
まず撮影地が決まらないまま脚本を書いていました。撮影日数も取れないし、都内での撮影を考えていました。都内+郊外ちょっと田舎…で撮ろうと思っていました。

でも父親とのシーンを縁側で撮りたくて、「都内で縁側がある家ってあるかな…」という相談をしていたら、大金さんが「家にありますけど、どうですか?」って言ってくれたんです。

大金康平監督
都内じゃないけどね(笑)

里内伽奈
それで、大金さんのおばあちゃん家の写真を見せてもらって、「もうみんなで栃木に行きましょう!」と心を決めました。

おうちを見た時点で「ここで撮りたい!」って思ったので即決しましたね。

-ご出身地・地元でしたら、その土地のこともわかりますしね。

大金康平監督
僕も東京に出てきて10年近く経っているんですけど、田舎の匂いというか、生まれてからの20年弱を過ごしたことによる五感の記憶は強くあります。

半分後付けになっちゃいますけど、ロケハンしてあらためて、東京〜栃木間の距離と本作のストーリーには親和性があるなと思いました。瑞季の父親は知らない田舎に住んでいるけど、それでも一応、首都圏の中には両者収まっている。近くはないけど、頑張れば日帰りで行って帰ってこられるくらいの場所に、東京から行こうかどうか悩みながら会いに行った瑞季の行動には、きちんとリアリティを持たせられたと思います。

-絶妙な必要な距離感ですよね。

▼キャスティングについて

-板尾さん、秋本さん、星さんのキャスティング、お声がけはどのようにされたのでしょうか。

里内伽奈
大金さんの時と同様に突進して行きました(笑)

板尾さんは舞台・映像・ドラマで何度か共演させていただいて普段から仲良くしていただいている大先輩です。

親子を描きたいと思った時点で、板尾さんと親子をやりたいというものが最初からありました。

かなり早い段階で、思い返すと大金さんに声をかける1ヶ月前ぐらいに、板尾さんに連絡をしました。そういう意味では板尾さんが最初に声をかけた方かもしれません。

キャラクターを作り脚本を書き進めていく中で、板尾さんが参加できないとなった時にイメージが変わってしまう不安がありました。

なので、企画書が出来上がっていない段階で板尾さんに電話して、「自主制作で映画を撮るんですけど出てくれませんか?」ってざっくりな内容で突然連絡をしたんですけど、その時に「ええで」って言ってくれて、後日、事務所を通して、企画書と脚本を送って、正式にOKをいただきました。

秋本さんは私の所属事務所の先輩で、ずっと共演したいと思っていました。なので、今回自分が好きにやれる機会に、共演したい人たちに声をかけようと秋本さんには企画書と脚本ができた時点でお声がけをしました。そこで快く、「後輩のため」と、会ったこともない後輩の急な自主映画企画に参加していただけることになりました。

星さんは、板尾さんと私が舞台をご一緒した時に観に来てくださっていて、ご挨拶をしたことがありました。星さんは板尾さんとも共演経験があって、そのときに板尾さんとご一緒されていた場面を見たことがあったんです。秋本さんとは雰囲気が全然違う感じが思い浮かんでお願いしました。

共演したい方と自分ができる機会にしてみようと、当たって砕けろで行きました。そうしたら皆さんとても優しかったです。

-今回の作品の制作の経緯を考えた時に、板尾さんを初期段階から押さえているだろうなと考えていました。

里内伽奈
板尾さんの空気感・イメージが強かったんですよね。

-板尾さんに声掛けをした段階で、脚本のイメージはどの程度固まっていたのでしょうか。

里内伽奈
最初は、“(板尾さんと私が)親子で…”くらいのイメージでした。

「短編映画を私が製作して、脚本書いて、出演もするんですけど、私の父親役で出てくれませんか?」と言った後からこの内容を作り上げました。

-“親子”というイメージからここまで到達するんですね。

▼音楽担当と「いつかのっとかむ」

-キャスティングに関係する内容として、主題歌・音楽を小川未祐さんが担当されていますが、今年春の舞台『いつかのっとかむ』の共演が関係しているのでしょうか?

里内伽奈
そうですね。未祐ちゃんとのはじめましてが、あの舞台でした。

-初顔合わせだったんですね。

里内伽奈
そうなんです。「やっと会えたね」状態だったんですけど、お互いを知っていて、ご一緒して、未祐ちゃんは俳優さんでもあるので、作品に寄り添った歌詞と歌がとても素敵で。『いつかのっとかむ』で共演している時点で、今回の企画をすることは決まっていたので、主題歌を未祐ちゃんにお願いしようと勝手に思っていたんです。

『いつかのっとかむ』は、大金さんも観に来てくださっていたので、企画を進めていく中で、大金さんから、「主題歌に、あの方は…」と言っていただいたんです。

私と同じ気持ちでいてくれたので、「もう声かけます!」って(笑)

2人とも言わずもがな「音楽を未祐ちゃんにお願いしたい」という思いが一致したので、未祐ちゃんにお願いして詞と曲を書いてもらいました。

-詞や曲を依頼するにあたって、イメージの伝え方や、歌詞に関するやりとりはありましたか?

里内伽奈
未祐ちゃんには脚本を送っていて、その後に撮影が終わってオフライン(仮編集)の状態の映像を送って、曲を書いてくださいってお願いしました。

大金康平監督
劇中のインスト2曲の内容については僕からも少しオーダーさせてもらったんですが、主題歌に関しては注文なしでお任せしました。エンドロールの兼ね合いもあって、大まかな尺の長さを伝えたぐらいです。

もう、バチッとはめてきてくださいました。

里内伽奈
私からも何も言わずに、作品を観た未祐ちゃんの感性で作っていただきました。

ささくれ

▼当たって砕けろ

-里内さんを起点として、すごい繋がりに発展しているんですね。

里内伽奈
“当たって砕けろ!”を今も続けている感じですね。1回言ってみて駄目だったら諦めるんですけど、「やってみよう!」という勢いで、スタッフさんもわりとそういう感じで初めましての方が集まっています。

大金さんの同期の方が入ってくださったり、私も初めましての撮影監督をお呼びしたり、繋がり合っていて、いつものチームとかではないんです。

助監督さんも私が他の現場で出演してるときにいた方で、撮影終わりに急に声をかけるという無謀な声がけでいろんなところから引っ張ってきたみんなで撮ったかたちになります。

みなさんに企画書と脚本を送って、「一緒にやってくれませんか?」と、仲間を集めるためにお願いし続けてきました。

-でもそういう動きで、人が集まって、素晴らしいキャスト・スタッフが集まって作品ができるってすごいですよね。

里内伽奈

少数精鋭の気合の入った方たちが集まって、本当にすごいメンバーだなって思っています。

▼やるからには…

大金康平監督
自主制作映画ではあるけど、いざ自分がやるとなったからには、いかにしてその1個上のレベルにいくか…といったことを、僕を含めたスタッフみんなが考えたんじゃないかなと思います。

撮影や照明の設計にしても、いま絶賛作業中の整音・音の作り込みにしても、ただ技術的にキレイでかっこいいものにすればいいというものではない。どういう意図をもって聞かせるか・見せるか、といったところが、上手いこと結晶となって完成すればいいなと、演出者として思っています。

-じゃあ、いまこの瞬間(取材日は9月上旬)はまだ完成していないんですね。

大金康平監督
明日完成です。

5.1chサラウンドの環境でミックス・ダビングして、それで完成です。

-今日はすごいタイミングでお話をうかがうことになったんですね。

里内伽奈
劇場公開が決まっている状態で走り出したのは、かなり珍しいことだと思っています。劇場公開が決まっている映画だっていう意識が強くて、そこでの作り込み方がさすがプロだなって思いました。

私は仕上げや諸々は全然わからないんですけど、その全過程を見て感動して、「すごい!すごい!最高!」しか言っていません(笑)

大金康平監督
僕も、劇場公開作品を監督するのは今回が初めてなんです。

短編映画自体はいくつか撮ってきましたが、まだ長編の経験はありませんし、まさか短編で劇場公開できるとも思わないじゃないですか。そのぶんプレッシャーもありましたね。

-劇場公開という納期が決まっている方が、火事場の馬鹿力じゃないですけど、ここぞのスピードとパワーが出せそうですね。

大金康平監督
それはもう間違いないですね。

▼制作の中での驚きと感動

-その制作のきっかけから今までの中で、その一番の驚きや、感動した部分は?

里内伽奈
仕上げ作業ですね。映画が出来上がっていく過程を全部見られるのが大きいです。

前作は15分で映画祭応募を目指して作っていたので、今回のように、映画ってここまでの緻密な作業の繰り返しで出来上がっているんだということを、恥ずかしながら初めて知りました。どんどん深く・厚みが増していく過程に、ずっと感動しています。

一人ぼっちだったところから、こんなにみんなに助けてもらえて本当に「みんな大好き!」ってずっと思っています。

-確かに俳優だと仕上げの部分まで携わることは少ないですものね。もちろん監督兼俳優の方もいらっしゃいますけれども。

里内伽奈
最後まで出来上がっていく過程とその作業量にびっくりしています。

映画ってすごいですね。

■お客様へのメッセージ

-お客様へのメッセージをお願いします。

里内伽奈
二作とも家族や近しい人とどう向き合うかとか、自分の周りの人のことをふと思い出して欲しかったり、そのきっかけになれたら嬉しいなと思っています。そして、どんな方法でも自分自身と向き合うことも考えられる映画になったらいいなという思いで作っています。

短編が2本という珍しい上映形式ではありますが、劇場公開に向けてみんなで必死に作った作品で、多くの人に観ていただきたい一心で今も走り続けています。

皆さんどうぞ劇場にお越しください。よろしくお願いします。

大金康平監督
これは映画なのでもちろん目に見えるものですが、そこに添えられた見えない空気感…目で見えるもの・耳で聞こえるもの以上の要素を、物語を通してお届けできるといいな、という思いで作りました。

 すごく小さな、何てことない関係性の話ではありますが、観た方それぞれが今後の生活を進めていくための原動力になれば。超大作を観た!とまではいかずとも、観る前よりもほんの少しすっきりした、ポジティブな気持ちを持って帰れるような映画になればいいなと思っています。

30分の短編ですので、気軽にご覧いただければと思います。

ささくれ


■ 作品情報

▼映画『ささくれ』2022年/30分/カラー/DCP

・キャスト
里内伽奈、秋本奈緒美、星ようこ/板尾創路

・スタッフ
監督・編集:大金康平/脚本:里内伽奈・大金康平/プロデューサー:里内伽奈/撮影:萩原脩/照明:堅木直之/録音・整音:柳田耕佑/美術:柏倉さくら/ヘアメイク:藤原玲子/助監督:木村凌・江口嵩大/照明助手:松浦凌太郎/カラーグレーディング:島健太郎/メイキング:小池匠/スチール:大金康平/宣伝美術:山下礼/主題歌・音楽:小川未祐「ごめんね ありがとう」/製作:Sanaka

公式Twitter @sasakure_movie  
予告編URL:https://youtu.be/TF7RHP6A5i4

【チケット情報】
『ささくれ』『誰のための日』上映+トークショー
当日一般:1500円 前売り券:1200円(劇場窓口にて販売中)

公式サイト: https://me9978.wixsite.com/sasakure2022

▼同時上映:映画『誰のための日』2021年/16分/カラー/DCP 

・あらすじ
京香は母親の三回忌、親戚を集めた食事会を開いた。妹の由梨は参加するも不機嫌なまま。帰宅後、京香が由梨の態度を注意した事をきっかけに、お互いの生き方を理解できず姉妹の言い合いはヒートアップしてしまう。

・キャスト
里内伽奈、日高七海、村中玲子、田渕正博、小日向春平、長嶺安奈、鳥越勇作、鳥越一平

・スタッフ
監督・編集・音楽:名村辰/プロデューサー・脚本:里内伽奈/撮影:平見優子/照明:市川朋樹/録音:小川賢人/美術:柏倉さくら/ヘアメイク:藤原玲子/助監督:景山未喜/制作:小川諒/撮影助手:松田恒太/整音:五十嵐猛吏/スチール:柳澤将大/宣伝美術:山下礼

池袋シネマ・ロサにて10月8日(土)~14日(金)1週間限定レイトショーにて上映!

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