9/30(金)よりテアトル新宿ほか公開の映画『ミューズは溺れない』へ佐久間宣行、クリープハイプ 尾崎世界観、ザ・マミィ林田洋平、ヴィヴィアン佐藤の4名から推薦コメントが到着。劇場でのトークイベント情報も発表された。本作は、アイデンティティのゆらぎ、創作をめぐるもがきなど、葛藤を抱えながらも社会の海へ漕ぎ出そうとする高校生たちの最後の夏を瑞々しく鮮烈に描き切った青春エンタテインメント。
上原実矩が演じる美術部に所属する高校生・朔子はスケッチに苦戦している最中に誤って海に転落。それを目撃し「溺れる朔子」の絵を描いてコンクールで受賞した美術部員の西原を若杉凩が演じる。
■ 映画『ミューズは溺れない』新着推薦コメント
新たに到着したコメントはテレビプロデューサー佐久間宣行、クリープハイプ 尾崎世界観、お笑い芸人 ザ・マミィ 林田洋平、ドラァグクイーン・美術家のヴィヴィアン佐藤の4名。
佐久間宣行(テレビプロデューサー)
世界の海辺に立ち、今から船出する少女たち。
怒りと悲しみと恐怖、そして高揚。
誰にでもあるけど、自分だけのもの。
それらが純度の高い結晶となって、毎カット毎シーン輝いている。
世界が歪んで見える。声がちゃんと出ているかわからない。
眼差しが誰かと交差することはない。
自分がおかしいと思い悩む、すべての人に見てほしい。
「それは、私が決めることだよ」とこの映画は言ってくれる。素晴らしい青春映画だ。
クリープハイプ 尾崎世界観
ずっと何かを作ることでバランスを保ってきたので、主人公に共感しました。その不安定な状態が意外と心地いいことも、誰かの作品に対する妬みも、全部よく知っています。
ザ・マミィ 林田洋平
作っては壊し、書いては消し、大切な何かをかき集めて、朔子さんが船を作ったように、淺雄監督もこの映画を作っていったんだ。画1つ、音1つ、どこをとってもそれがビシビシと伝わってきて、心が震えた。朔子さん達に出会えて、彼女たちの息遣いを感じられて、
嬉しかった。大切にします。この映画がたくさんの人の宝物になりますように。
ヴィヴィアン佐藤(ドラァグクイーン、美術家)
世界が大洪水になっても、選ばれた女は溺れない。「女神」としての啓示を受ける運命だから。
世界を破壊し再構築する。まったく新しい未知の「世界」へと船出する者たちのなんと清々しいことか。
録音できない音たち、録画できない光たち、映り込まない心の動き、、、
この映画体験が、まるで奇跡を孕む聖書のようだった。
■トークイベント情報
▼テアトル新宿トークイベント日程 (上映時間は、連日21:00~)
9/30(金) | 上映前 | 上原実矩・若杉凩・川瀬陽太・新海ひろ子・渚まな美・桐島コルグ・淺雄望監督 |
10/1(土) | 上映後 | ゲスト:児玉美月(映画執筆家)・上原実矩・淺雄監督 |
10/2(日) | 上映後 | ゲスト:大九明子(映画監督)・淺雄監督 |
10/3(月) | 上映後 | ゲスト:佐久間宣行(テレビプロデューサー)・淺雄監督 |
10/4(火) | 上映後 | ゲスト:万田邦敏(映画監督)、三宅隆司(映画研究者)・上原実矩・淺雄監督 |
10/5(水) | 上映後 | ゲスト:ヴィヴィアン佐藤(ドラァグクイーン・美術家)・上原実矩・淺雄監督 |
10/6(水) | 上映後 | 淺雄監督ほか、弁セレ全監督 |
▼来場者プレゼント企画
限定ポストカードの来場者プレゼント企画も実施予定。詳細は作品Twitterにて告知。
■映画『ミューズは溺れない』概要
STORY
美術部に所属する朔⼦は、船のスケッチに苦戦している最中に誤って海に転落。それを⽬撃した⻄原が「溺れる朔⼦」の絵を描いて絵画コンクールで受賞、朔⼦の絵は学校に飾られるハメに。さらに新聞記者に取材された⻄原は「次回作のモデルを朔⼦にする」と勝⼿に発表。朔⼦は、悔しさから絵の道を諦め、代わりに壊れた鳩時計などを使って造形物の創作に挑戦するが、再婚した⽗と臨⽉の義⺟、そして親友の栄美と仲違いしてしまう。引っ越しと⾃宅の取り壊し⼯事が迫る中、美術室で向き合う朔⼦と⻄原。”できること“を⾒つけられないことに焦る朔⼦は、「なぜ⾃分をモデルに選んだのか︖」と⻄原に疑問をぶつける…。
キャスト・スタッフ
上原実矩 若杉凩 森田想
広澤草 新海ひろ子 渚まな美 桐島コルグ 佐久間祥朗 奥田智美 菊池正和 河野孝則・川瀬陽太
監督・脚本・編集: 淺雄 望
撮影監督:大沢佳子(J.S.C)|制作担当:半田雅也|照明:松隅信一|美術:栗田志穂|ヘアメイク:佐々木ゆう|監督助手:吉田かれん|撮影助手:岡田拓也|録音:川口陽一|整音:小宮元、森史夏|カラリスト:稲川実希|スチール:内藤裕子|音楽:古屋沙樹|音楽プロデューサー:菊地智敦|油絵:大柳三千絵、在家真希子|企画・制作・プロデュース:カブフィルム|
配給宣伝:ムービー・アクト・プロジェクト|配給協力:ミカタ・エンタテインメント|2021年|82分|16:9|カラー ©️カブフィルム
9/30(金)〜10/6(木)テアトル新宿、10/14(金)・10/15(土)シネ・リーブル梅田
ほか全国順次公開