2022年11月19日(土)より池袋シネマ・ロサにて、映画『シャーマンの娘』が公開。本作はクラウドファンディングにて目標金額を大きく上回る250万円を達成し、2021年度カナザワ映画祭「期待の新人監督」にも選出された井坂優介監督の初長編作品。誰も見たことのない、魂を揺さぶる139分の心霊映画。
■ 映画『シャーマンの娘』
〇概要
脚本・監督を務めるのは、初監督作『幽霊アイドルこはる』(PFFアワード2015入選)より数々の短編映画を生み出してきた井坂優介。
7年間温めてきた本企画を、満を持して初長編映画として結実させた。
シャーマンの娘『海花』を演じるのは映画初主演となる木原渚。
他メインを固めるのが、恋人を失った青年健悟を演じる長野こうへい、幽霊となった恋人さゆりを佐藤あかり、海花と同じ高校へ通う女子高生可奈を倉上桃圭。
そしてヒロイン海花の父を演じるのが、映画監督として活躍するビジュアリスト手塚眞である。
他に小野孝弘、泉水美和子、大須みづほ、池上恵、上埜すみれなど、数多くの作品で実力を発揮する面々が脇を固めた。
また、音楽を担当するのは国内外問わず熱狂的なファンを持つシューゲイザーバンド死んだ僕の彼女。
本作のために主題歌・劇伴を書き下ろし、イメージミニアルバム『Shaman’s daughter』及び、サウンドトラック『シャーマンの娘 Original Motion Picture Soundtrack』が先行して発売中である。
音楽面との融合にもぜひ着目頂きたい。
〇物語
恋人さゆりを事故で亡くして悲しみに暮れる健悟は、風変わりな女子高生の海花と出会う。
彼女の父である祈祷師の哲史によって健悟はさゆりの霊が見えるようになり、再びさゆりとの同棲生活が始まる。
さゆりは可愛い。幽霊なのにちっとも怖くない。それどころか料理の作れない健悟に熱心にレシピを伝授し、すっかりさゆりと同じ味を再現できるまでになる。
音楽の夢も、恋人の霊も、こんなにはっきり見えるのに、まるで掴み取ることができない。
そんな歯痒い日々が、それでも彼は幸せだった。
しかしある日、祈祷師の娘海花が健悟のことを好きだと言う、いわゆる三角関係事案が発生。
海花は悪霊だろうが心優しき霊だろうが何でも除霊してしまう悪趣味の持ち主だった。
▼著名クリエイターより絶賛コメント
高橋洋(脚本家・映画監督「リング」「ザ・ミソジニー」)
「ゆったりと静かに、どこに向かっているのか判らない、しかし確実に何かが進行している、そういう大河ロマンのような風格が漂う。
セルジオ・レオーネの『ウエスタン』みたいな心霊映画。
そういえば復讐の物語でもある。
が、何よりも見て欲しいのは、“永遠”はあり得ないというシャーマンの娘だけが見抜いている哀しみがラストカットに至るまで全編に張りついていることである」
伊藤智彦(アニメーション監督「ソードアート・オンライン」「僕だけがいない街」)
「本気かどうかは作品を見ればわかる。井坂監督が滲み出ている。
数多ある選択肢の中から選び取ったものの積み重ねが監督の色として作品を形作っているからこそ、そう感じる。
これにはとても勇気が要る。その勇気がとても、羨ましい」
イシグロキョウヘイ(アニメーション監督「四月は君の嘘」「サイダーのように言葉が沸き上がる」)
「かつて行われていた演出講座で一人自分の世界を見せつけていた男が、実写の世界で長編監督デビュー。
凄いよ井坂! この、ハマる人には強くハマるであろう独特な作風は変わらず。
アニメ業界には彼のセンスは狭すぎた、ということかもしれない・・・!」
■ 映画『シャーマンの娘』作品情報
〇監督プロフィール
井坂優介(いさか ゆうすけ)
茨城県生まれ。立教大学映像身体学科、卒業。
アニメ制作会社に勤務しながら制作した初監督作品
『幽霊アイドルこはる』がぴあフィルムフェスティバルPFFアワード2015に入選。
その後、美少女ホラーや奇抜なコメディを作風とした短編作品を立て続けに制作し、『千のひとつまえ』はロンドンのコメディ映画祭、London-Worldwide Comedy Short Film Festivalにて2018年度観客賞を受賞。
2022年にはTikTokに投稿した縦型の映画『魔法使い警部ちゃん』が第2回TikTok TOHO Film Festivalにて応募2000作の中からファイナリスト17作に選出される。
本作『シャーマンの娘』が初長編作品となる
〇チケット情報
前売券:1,500円(池袋シネマ・ロサ 劇場窓口にて販売)
当日一般:1,800円
リピーター割引:1,000円(『シャーマンの娘』半券提示)
上映期間中は、舞台挨拶等のイベントの他、劇場ロビーにてパンフレット、サウンドトラックなど豊富な物販を予定しています。
〇作品情報
出演者
木原渚、長野こうへい、佐藤あかり、倉上桃圭、手塚眞
小野孝弘、泉水美和子、大須みづほ、池上恵、上埜すみれ、山本泰弘、小夏いっこ、井坂優介、荒川ヒロ子、多田智美、椿かおり、ひと:みちゃん、神崎菜緒、流結唯奈、鏑木悠利
監督・脚本・編集:井坂優介
撮影:吉田良介 照明:南部智則 録音:黒石光也 ヘアメイク:田部井美穂、鎌田英子
特殊メイク:ゼライ直井 助監督:山口通平、菊嶌稔章 制作:福島隆弘、野間清史、堀越桐郎
VFX:荒木憲司 撮影助手:熊澤匡平 アフレコ監修:藤田倫子 題字:のの 英語字幕:松田慎介
制作年:2021年/139分/カラー/16:9/ステレオ/英題:Shaman’s daughter