吉村界人主演の映画「人」幽霊になった青年と残された母の、大切で不思議な3日間

吉村界人主演の映画「人」幽霊になった青年と残された母の、大切で不思議な3日間

8月26日(金)より、吉村界人主演の映画「人」が、全国順次公開となる。8月26日から1週限定上映となる池袋HUMAXシネマズでは全日イベントも開催予定。「家族とは何か」「生きるとは何か」を問いかけるファンタジーとなる本作。不慮の事故によって死亡し、幽霊になってしまった青年・健一と、幽霊が見える健一の母・彩子、そして既に他界し同じく幽霊となっている父・拓郎が過ごす3日間を描いている。

人

本作で主人公・健一を演じるのは、映画「ミッドナイトスワン」、ドラマ「左利きのエレン」などで知られる吉村界人。そして健一の母・彩子は、連続テレビ小説「あぐり」で主演を務めて以降、映画、ドラマ、舞台と幅広く出演している田中美里。父・拓郎は大河ドラマ「青天を衝け」など数々の作品への出演で知られ、昨年「山中静夫氏の尊厳死」にて日本映画批評家大賞の主演男優賞を受賞した津田寛治が演じます。ほか、ドラマ「全裸監督 シーズン2」などにも出演している冨手麻妙が健一の旧友の石川役、ドラマ「仮面ライダーW」で照井竜/仮面ライダーアクセルを演じて以降、舞台などにも幅広く出演している木ノ本嶺浩が彩子に淡い想いを寄せる青年・高橋役、映画「おじいちゃん、死んじゃったって。」の五歩一豊が近所の幽霊・田中役を演じている。

「東京喰種」や「来る」などの制作に携わってきた山口龍大朗が商業作品初監督を務める本作。この度、山口監督と親交のある作家の燃え殻、映画監督督(篠原哲雄・萩原健太郎・ヤング ポール・犬童一利)、俳優(山本奈衣瑠・中川紅葉・伊島空・佐藤ケイ・GON )、VOOK 代表取締役・岡本俊太郎ら11名のコメントが解禁。

■ 映画『人』

▼STORY

千葉・九十九里浜。実家のサーフショップで働く青年・健一(吉村界人)は、不慮の事故で命を落とし、幽霊になってしまう。幽霊になった健一が実家に帰ると、そこには数年前に他界し、健一と同じく幽霊になった父・拓郎(津田寛治)の姿が。さらに、母・彩子(田中美里)が幽霊が見えるということも発覚し……!?幽霊になった父と息子、そして幽霊が見える母。家族三人と彼らを取り巻く人々が過ごす三日間のファンタジー。

▼池袋HUMAXシネマズ舞台挨拶情報

8/26(金) 18:30回上映前吉村界人、田中美里、津田寛治、山口龍大朗監督
8/27(土) 14:00回上映後木ノ本嶺浩、山口龍大朗監督
8/28(日) 14:00回上映後田中美里、山口龍大朗監督
8/29(月) 19:00回上映後竹崎綾華、山口龍大朗監督
8/30(火) 19:00回上映後小出真保(ゲスト・お笑い芸人)、松山瑞生、山口龍大朗監督
8/31(水) 19:00回上映後山本奈衣瑠(ゲスト・女優)、こささりょうま(ゲスト・映画監督)、田
中美里、敦賀零(本作脚本)、山口龍大朗監督
9/1(木) 19:00回上映後木ノ本嶺浩、山口龍大朗監督

https://www.humax-cinema.co.jp/ikebukuro/news/33817/

▼ 11名の著名人からのコメント

公開を間近に控え今回届いたコメントは、映画化もされた「ボクたちはみんな大人になれなかった」の著者として知られるベストセラー作家の燃え殻ら11名の著名人。
映画監督では、『花戦さ』で第41回日本アカデミー賞優秀監督賞に輝いたほか、映画『月とキャベツ』、『犬部!』などで知られる篠原哲雄。デビュー作の「東京喰種トーキョーグール」では山口監督がスタッフとして参加していた盟友である萩原健太郎。TSUTAYA CREATORS‘ PROGRAM 2016にて準グランプリを受賞し、

映画『ゴーストマスター』で⾧編デビューを果たした後、『ゲキカラドウ』、『インフルエンス』などのドラマでも活躍するヤング ポール。東京や香港の国際レズビアン&ゲイ映画祭で上映され話題になった『カミングアウト』(14年、脚本・監督)で長編デビュー。森沢明夫の小説『きらきら眼鏡』を実写化。世界12大映画祭の1つである上海国際映画祭に正式出品となるなどしている監督の犬童一利らがコメント。ほか、今泉力哉監督の映画「猫は逃げた」の主演を務めた山本奈衣瑠をはじめ、中川紅葉、伊島空、佐藤ケイ、GONら注目の俳優陣、映像制作Tipsサイト「VOOK」代表の岡本俊太郎といった多くの方々からコメントが寄せられている。
死というモチーフを本作がどのように描いているのか期待が高まるコメントになっている。

ー作家 燃え殻
もう会えない友人のことを思い出した
元気?って馬鹿げたメールを送りたくなった。

ー映画監督 篠原哲雄
「人」は厄介な映画である。
死して尚、存在し続けたいという人の密やかな欲望をまるで夢の世界のように描いていて、
けれどこれが日常感に溢れ存在の意義とか考えさせられる。
しかも36分で描いてしまうその滅多にない感じ。
死して尚、引っかかる存在は厄介で哀しい。

ー映画監督 萩原健太郎
海が印象的に使われている本作。
劇中で繰り返される波の音が『死』を『生』のイメージへと変換する。
『悲しみ』は『暗闇』ではなく、いつか『喜び』を連れて戻って来る『光』にもなり得ると信じたくなる。

ー映画監督 ヤング ポール
「幽霊には、なぜ足が無いのか?」という問いに答えた作品。
なんて言うとギャグみたいだけど、しかしそんな導入をきっかけとして、死に対する私たちの恐怖や絶望、そして
先入観をやんわ~りと揉みほぐそうとする、優しい映画でした。

ー映画監督 犬童一利
監督・山口龍大朗の渾身作。
色彩感覚が素晴らしい。
吉村界人さん、煙草が身体の一部のようだった。

ー VOOK 代表取締役 岡本俊太郎
思わずフッと笑ってしまう会話の中に、心を抉られるセリフや演出が散りばめられていて油断できない。
役者の演技があまりに自然で、ともすれば非現実的な設定なのに一切の違和感を感じさせない力量は流石でした。
映像の美しさはもちろん、光の柔らかさ暖かさも印象深いです。
遺す方も、遺される方も、平等に心を救ってくれる、唯一無二の作品だと思いました。

ー女優 山本奈衣瑠
映画を見る という行為をすると時に誰にも言っていない事や仕方ないと思っていた事と思いっきり正面で向き合わされる事がある。しかも突然。自分の人生の中で答えの出ない問題も ずっと考えていた 死 という概念もこの39分の中で私なりに分かった事があった。突然向き合わされて少し焦りながらも一つも落とさない様にしようとスクリーンの中から聞こえてくる言葉達を涙と一緒に肌に染みこませておいた。

ー女優 中川紅葉
生と死で隔てられたはずの家族の、ともに過ごす最後の3日。
「とにかく、生きてんだから」
これからも生きていく家族へ。家族の面倒臭さ、気恥ずかしさを越えた先にある最後の優しさに心を打たれました。
身近な人にこそ本当の想いを言葉にするのが苦手な私のような人間も、大切な人に会いたくなる映画です。

ー俳優 伊島空
幽霊って煙草吸うんだ。お洒落するんだ。
「死」が怖くて怖くて仕方ない僕に、この映画は新しいイメージを届けてくれました。
幻想的だけど説得力があって、繊細だけど笑えて、尖ってるけど優しくて。
色んな正反対の気持ちが同時に押し寄せてきて温かく寄り添ってくれる作品です。

ー女優 佐藤ケイ
誰にとっても平等に訪れるはずの死が
彼らにだけは不平等にやってくる。
与えられた時間ですることは、煙草を吸って、話すこと。
贅沢に時間を持て余すずるくて羨ましい彼らはとてもさみしそう。
でも、さみしい時の風景がこの世界でいちばん美しいのかもしれない。

ー俳優 GON
温もりのあるストーリーで、海がとても綺麗だった…田中美里さん演じるお母さんがチャーミングで感動した。
息子の吉村界人さんの随所随所みせる表情も素敵だったし、津田寛治さんもお茶目でお父さん含めて、ええ家族やった。
監督をした山口さんが試写の前に亡くなった友達のことを思って作ったと言っていた。映画を観たあと、あの女の子は山口さんなのかも知れないと思った。
いい意味で亡くなったことが重くなりすぎないように描かれていて、もし誰かを亡くした人が観ても心温まるよう優しい語り口にしたのかも知れないと思った。敦賀零さんの書いたセリフにテンポがあって面白かった!!
あと、題字かっこよ◎

■ 映画『人』 作品情報

吉村界人 田中美里
冨手麻妙 木ノ本嶺浩 五歩一豊
津田寛治


監督:山口龍大朗 脚本:敦賀零 撮影:神戸千木 照明:平林健太郎 録音・整音:大関奈緒 助監督:高橋こたつ
スタイリスト:小笠原吉恵 ヘアメイク:七絵 制作進行:徳永理仁 キャスティング:鈴木康愛 カラリスト:TOSHIKI 音楽:菅原一樹/鎌野愛
編集:曽根俊一 VFX:五十嵐章、桑原雅志 タイトル:カトオヨオイチ スチール:Ryoma Kawakami 予告編制作:榎園乃梨恵
制作プロダクション:株式会社エクション 配給:SAIGATE 2022/カラー/シネスコ/DCP/39分 ©映画「人」制作チーム
公式HP:https://eigahito.com 公式SNS:Twitter @hito_2022_eiga Instagram @hito_2022_eiga

8月26日(金) 池袋HUMAXシネマズほか全国順次公開


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