2022年5月に東京・ポレポレ東中野で公開され、大好評のなか1か月間上映された映画『距ててて』(読み:へだててて)の上映館拡大情報が発表された。今回の発表では、名古屋シネマスコーレ、京都みなみ会館、神戸・元町映画館、大阪シネ・ヌーヴォでの公開日が発表。また、東京地区での再上映として、東京・田端のCINEMA Chupki TABATAも決定。また、7月10日(日)に長野・上田映劇での舞台挨拶の開催が決まった。
本作は写真家志望のアコ(加藤紗希)とフリーターのサン(豊島晴香)のどこか噛み合わない共同生活、その2人が出会う人々が織りなす、日常の中の違和感や小さなおかしみを4章構成で描いた作品。
監督の加藤紗希と脚本の豊島晴香による初の長編映画、初の劇場公開作品でありながらも、ポレポレ東中野での上映期間中に口コミで評判が広がり、各メディアでも高い評価を得て話題となった。
■ 映画『距ててて』 上映館拡大情報
▼名古屋・京都・神戸・大阪の公開
『距ててて』は、東京以外の各地での上映が続々と決定しているが、このたび名古屋シネマスコーレ、京都みなみ会館、元町映画館、大阪シネ・ヌーヴォの公開日が発表になった。愛知・名古屋のシネマスコーレでは7月30日(土)に公開される。
・京都みなみ会館(https://kyoto-minamikaikan.jp/movie/17781/)では8月26日(金)に公開。
・神戸の元町映画館(https://www.motoei.com/)では8月27日(土)に公開。
・大阪・九条のシネ・ヌーヴォ(http://www.cinenouveau.com/index.html)では9月10日(土)から9月16日(金)に上映されたのち、ヌーヴォXでも9月17日(土)から9月23日(金)に上映される。
▼東京・田端のCINEMA Chupki TABATAでの上映
そして、8月には、東京・田端のCINEMA Chupki TABATA(https://chupki.jpn.org/)で上映されることも決まった。CINEMA Chupki TABATAは目や耳の不自由な方、車椅子や小さなお子様連れの方なども映画を楽しむことができるユニバーサルシアターで、『距ててて』は全編に日本語字幕が付けられ、イヤホンの音声ガイド付きで上映される。CINEMA Chupki TABATAでの上映日程は追って発表される。
▼長野の上田映劇での舞台挨拶と同地でのワークショップ
長野の上田映劇(http://www.uedaeigeki.com/coming/12156/)では7月9日(土)から7月15日(金)にかけて上映される。同劇場には、監督の加藤と脚本の豊島が7月10日(日)に舞台挨拶で登壇することが決定した。加藤と豊島は創作ユニット「点と」として、同地の子どもたちとのワークショップの開催も予定している。
▼福島での上映および舞台挨拶。ワークショップの開催情報
福島・湯本のKuramoto (https://www.instagram.com/eigatofuro/)といわきPIT (https://iwaki-pit.team-smile.org/)での上映に際して、加藤と豊島が8月13日(土)にKuramotoで舞台挨拶をおこなう。また、上映にあわせて、8月11日(木)と8月12日(金)に「点と」がダンスのワークショップを開催する。小学生を対象にしたワークショップは11日と12日に開催され、定員15名を募集。未就学児(年少~年長)を対象にしたワークショップは12日に開催され、定員10名を募集している。ワークショップについてのお問い合わせはKuramoto(cinema.kuramoto@gmail.com)まで。
▼監督・脚本 プロフィール
■加藤 紗希(かとう さき)[監督]
5歳で踊り始め、中学2年生でミュージカル劇団に入り寮生活を経験、全国巡業。ジャズダンス・ミュージカル・リズムタップを学び、現在は映画や舞台への出演・振付を行う。映画美学校2017年度アクターズコース修了。創作ユニット「点と」を結成、映像制作も行う。初監督作『泥濘む』が第41回ぴあフィルムフェスティバルで入選。今作が初長編監督作。振付担当・出演作に映画『ReLIFE リライフ』(2017年)、振付担当作に映画『よだかの片想い』(2021年)などがある。
■豊島 晴香(とよしま はるか)[脚本]
慶應義塾大学環境情報学部卒業後、2年間の旅行会社勤務を経て文学座附属演劇研究所に入所。卒業後、小田尚稔の演劇、ウンゲツィーファ、わっしょいハウス、はらぺこ満月など小劇場の舞台を中心に活動する。映画美学校アクターズコースで出会った加藤紗希の誘いで脚本を書き始め、ともに映画製作を開始。その俳優にしか演じられない、個人の魅力を最大限生かした当て書きを得意とする。
■ 『距ててて』グッズおよび最新情報
▼グッズ情報
各劇場・会場では、「距たり」をテーマにしたZINE(自主制作小冊子)『○凸』(読み:えんとつ)が1,000円(税込)で販売される。ポレポレ東中野では大好評につき完売、急きょ増刷された貴重な一品。この機会をどうぞお見逃しなく。
映画『距ててて』グッズ(ZINE):『○凸』
さらに、『距ててて』のオリジナルグッズがSUZURI(https://suzuri.jp/hedatetete_movie)で販売中。
ラインナップ
・半袖Tシャツ(2,882円)
・長袖Tシャツ(4,081円)
・トートバッグ(2,838円)
・パーカー(4,807円)
・キャップ(3,828円)
・ショルダーバッグ(3,740円)
・サーモタンブラー(3,487円)
・グラス(2,145円)
・マグカップ(2,519円)
の9種類(税込価格)。
いずれも加藤監督がデザインしたこだわりの品になっているので、ぜひチェックを。
▼最新情報
映画『距ててて』の最新情報は映画のTwitter(https://twitter.com/hedatetete)およびInstagram(https://www.instagram.com/hedatetete/)で随時発信中。フォロー&チェックをお忘れなく。
■ 作品情報
ストーリー:
写真家を目指すアコ(加藤紗希)とフリーターのサン(豊島晴香)。二人は共通の友人とともに共同生活を始めたものの、事情により友人が家を出た今やむを得ず二人暮らしをしている。アコは几帳面でストイック、サンはだらしなく自由気まま。正反対な二人の生活が順風満帆なわけもなく、日々の暮らしは微妙な空気に包まれている。
そんなある日、二人の住む木造の一軒家に不動産会社の男がやってくる。なんでもサンが買ったアコーディオンが原因で、近隣住民から騒音クレームが入っているというのだが……。
一人の男が訪ねてくることで始まる「ホーム」、立て篭もりをする女と口下手な男の喧嘩にサンが巻き込まれる「かわいい人」、アコの元に不思議な女の子が現れる「湯気」、口論した二人がちぐはぐな旅に出る「誤算か憧れ」。 噛み合わない二人と、二人を取り巻くちょっと変わった人々との日々を描いた4章構成のオムニバス作品。
▼タイトル、キャスト、クレジット
映画『距ててて』
監督:加藤紗希
脚本:豊島晴香
出演:加藤紗希/豊島晴香/釜口恵太/神田朱未/髙羽快/本荘澪/湯川紋子
撮影:河本洋介
録音・音響:三村一馬
照明:西野正浩
音楽:スカンク/SKANK
宣伝美術:一野篤
宣伝協力:天野龍太郎
製作:点と
(2021年/日本/フィクション/78分)
8月26日(金)京都みなみ会館、8月27日(土)元町映画館、
9月10日(土)大阪シネ・ヌーヴォほか全国順次公開