2025年3月15日(土)池袋HUMAXシネマズにて、映画『ゆい』、舞台挨拶付き上映イベントが開催される。当日は、映画『ゆい』より10名の舞台挨拶登壇者が決定。登壇者は、鈴木心緒、東山麻美、宮迫博之、高梨優佳、木村彩音、枡田屋汐里、鈴木大二郎、土井康平、こぴ、山下ケイジ。本作に看護師・香織 役として出演した高梨優佳さんにインタビューを実施。映画『ゆい』への出演、そして、高梨さん自身についてもお話をうかがいました。

■ 高梨優佳インタビュー
▼映画『ゆい』への出演について
1.役作りで意識した点や苦労した点
ー:今回、映画『ゆい』で看護師の香織役を演じるにあたって、役作りで特に意識した点や苦労した点はありますか?
高梨優佳:私が演じた香織は、若くして白血病という大きな病気にかかった患者さんを担当するのが初めてという設定でした。なので、くるるちゃんと一緒に前に進んでいる感じを見せたかったんです。そこに重点を置いて演じました。
ー:看護師を演じるにあたって準備をされたことはありますか?
高梨優佳:職業系の役を演じる時は、その役について調べることが多く、今回もいろいろと調べました。
ー:演技のアプローチで工夫した点はありますか?
高梨優佳:探り探りというか…看護師としての接し方や励まし方もまだ確立されていないような感じだったので、患者さんであるくるるちゃんを励ましたり、一緒に頑張ろうと言う立場で、自分自身もくるるちゃんから何かを受け取るように意識しました。自分1人で演じるのではなく、くるるさん役の鈴木心緒さんからお芝居をしっかりもらってからセリフを言うように心がけました。
ー:共演者の方からお芝居を受け取る、というのは具体的にどのようなことをされたのでしょうか?
高梨優佳:心緒さんの演技をよく見て、彼女の感情や表現をしっかりと受け止めるようにしました。そして、それに対する自分の感情や反応を自然に表現するように心がけました。心緒さんの演技に触発されて、自分自身の演技もより深みを増したと思います。

2.ドナー登録や白血病という病気について、詳しく知るきっかけに
ー:映画のテーマであるドナー登録や白血病という病気について、本作に関わる前と後で意識の変化はありましたか?
高梨優佳:周りにそういった病気の子がいなかったので、知る機会が少ないというか、詳しく知るきっかけがなかったので、この映画は自分にとっても詳しく知るきっかけになり、ドナー登録や白血病について深く知ることができました。

3.特に印象に残ったシーン
ー:映画の中で、特に印象に残ったシーンや、注目してほしいシーンはありますか?
高梨優佳:くるるちゃん(演・鈴木心緒さん)が友達からもらった色紙を見て涙を流しているシーンは、とても印象に残っています。
ー:そのシーンについて、もう少し詳しく教えていただけますか?
高梨優佳:撮影の時も、くるるちゃんが色紙を持って泣いていて、私がくるるちゃんの部屋に入ってきて話すシーンがあるんですけど、もうそこでもずっと泣いていました。
ー:心緒さんの演技に感銘を受けたのですね。
高梨優佳:はい。撮影が終わった後も泣いているのを見て、本当にすごいなと思いました。役に対してすごい思い入れがあるんだろうなと思って、とても感動しました。
ー:色紙には何が書かれていたのですか?
高梨優佳:私も撮影中に少し見せてもらったんですけど、自分がこうなったら…ということが書かれていて、泣きそうになりました。
4.共演者との思い出
ー:撮影現場で、共演された方との印象に残っているエピソードはありますか?
高梨優佳:そうですね。撮影中ではないのですが、休憩中に子役のエミルちゃん[高良咲瑠(たから えみる)@emiru929]とゲームをして遊んだのを覚えています。
ー:エミルちゃんは、どんなお子さんでしたか?
高梨優佳:現場に小さいおこさんがいることがあまりなかったので、一緒に遊べて楽しかったです。
ー:休憩時間も、共演者の方々と仲良く過ごされていたのですね。
高梨優佳:はい。エミルちゃんとは特に仲良くなって、TikTokを一緒に撮ったりもしました。(https://www.tiktok.com/@emiru929/video/7393870432794938632)
▼高梨優佳さん自身について
5.芸能活動のきっかけ
ー:芸能活動を始めたきっかけについてお伺いしたいと思います。女優さんやモデルのお仕事に憧れがあったとのことですが、最初に演劇を学んだのはいつですか?
高梨優佳:演劇が学べる高校に通って、そこで演劇を学びはじめました。
ー:高校で演劇を学んでみて、いかがでしたか?
高梨優佳:それが、あんまり面白いと感じなかったんです。その時は「なんかちょっと違うかな…」と思っていました。
ー:具体的には、何に対して「違う」と感じたのでしょうか?
高梨優佳:高校でやっていたのは、基礎から作っていく感じだったんです。最初の発声練習とか、基礎練習がメインで、正直、つまらないと思ってしまっていました…。
ー:なるほど。基礎練習は大切ですが、そればかりだと飽きてしまうこともありますよね。
高梨優佳:また、映像ではなく舞台での演技が中心だったので、映像の仕事がしたいと思っていた私とは、ギャップがあったんです。
ー:確かに学生で演技というと、舞台が中心にないそうですね。
高梨優佳:舞台も映像も、演技の仕方や作り方が全然違うので、当時、自分のやりたいこととの違いを感じていました。
6.人と違うことをして目立ちたかった。
ー:モデルを目指されたきっかけは何ですか?
高梨優佳:芸能の道に進みたいと思った理由としては、人と違うことがしたくて、目立ちたかったんです。そうなると、職業としては、芸能界しかないなと思って、最初は女優を目指したものの、「私はまずはモデルだ!」って思って、モデルを目指しました。
7.モデルとしての目標、参考にしたこと
ー:モデルを目指すにあたって、憧れや目標にしている人はいらっしゃいましたか?
高梨優佳:当時は雑誌がすごく好きで、紙の雑誌を毎月何冊も買って読んでいました。
ー:具体的にどんな雑誌を読まれていたんですか?
高梨優佳:『Seventeen』や『ViVi』などを読んでいました。
ー:雑誌から影響を受けたことはありますか?
高梨優佳:雑誌に出ている人のポージングを参考にしていました。雑誌の影響は大きかったと思います。

8.モデル、女優、そのやりがい
ー:モデルとしてキャリアをスタートされましたが、今回演技という形で進んでいく中で、モデルと女優、それぞれどんなところにやりがいを感じますか?
高梨優佳:今は女優にやりがいを感じています。
ー:女優として、どんなところにやりがいを感じますか?
高梨優佳:自分じゃない人生を歩めるし、考えられることです。
ー:「自分じゃない人生を歩める」というのはどういうことですか?
高梨優佳:私は結構、考え込むことが好きなんです。人についてもそうですし、集中するとすごく考えるタイプなので、それは演技においても楽しいなと思います。

9.今年の目標
ー:今後、挑戦してみたい役や、目標はありますか?
高梨優佳:今年の目標は、学園ドラマのレギュラーとして出演することです。ドラマでも映画でも、レギュラーとして出演することが目標です。
ー:やりたい役はありますか?
高梨優佳:今まで真面目な役が多く、悩みを抱えながらも、その悩みに向かってまっすぐ進んでいくような女の子を演じることが多かったのですが、最近、演技レッスンであざとい役や、小悪魔的な役が似合うと言われました。
ー:それは新しい発見につながりますね。
高梨優佳:そうなんです。演技レッスンでやってみたら、すごく楽しくて、ドラマの現場でもやってみたいと思いました。
ー:学園ドラマというと、生徒役や先生役など、色々ありますが、どんな役を演じたいですか?
高梨優佳:生徒役、クラスメイト役がやりたいです。学園ドラマって、今しかできないと思うので。先生役は、これからいつでもできると思うんですけど、制服を着る役がやりたいです。

10.趣味はコスメ集めと…自炊?
ー:最近ハマっていることはありますか?プロフィールには「キャンドル集め」が趣味だと書かれていますが。
高梨優佳:今ではキャンドルは集めていないのですが、収集癖自体は変わっていなくて、ハマったらとにかく集めてしまうんです。
ー:今、集めているものはありますか?
高梨優佳:コスメ、メイク道具をすごく集めています。家に入りきらないぐらいありまして、そういったショッピングが趣味です。
ー:コスメ以外にハマっていることはありますか?
高梨優佳:いま、頑張って自炊をしています。まだ趣味にはなりきれていないんですけど、毎日自炊して、これが趣味になればいいなと思いながらやってます。
ー:自炊が趣味というのは意外ですね。
高梨優佳:特別な時につくるお菓子作りよりも、毎日の自炊・料理って手軽さがポイントじゃないですか。料理って厳密計量するというよりも、ちょっとしたひと手間で美味しくなるし、それが友達に作った時に美味しいねって言ってもらえるのがすごく嬉しいんです。

11.アニメ鑑賞から最近はドラマや映画を
ー:趣味はアニメ鑑賞とのことですが、今でもよくアニメをご覧になりますか?
高梨優佳:いまはアニメというより、Netflixでドラマや映画を見ることが多いです。
ー:アニメよりもドラマや映画を見るようになった理由は?
高梨優佳:現実的なものの方が、演技をする上でも勉強になるというか…。演技のレッスンを受けるうえでも「いっぱい見てね」と言われるので。
ー:ドラマや映画を見ることで、演技の勉強をされているんですね。
高梨優佳:見れば見るほど楽しいし、勉強になるので、今はNetflixでドラマや映画をよく見ています。

12.特技はヘアアレンジとイラスト
ー:特技についてお伺いします。プロフィールにはヘアアレンジ、イラスト、早口言葉とありますが。
高梨優佳:ヘアアレンジは、学生の頃に習っていたので、三つ編みとか編み込みをすごく早くできます。イラストは、ちょこちょこっと可愛い絵を描くのが得意です。特技と呼べるものは色々あるのですが、人に自慢できるようなものがないので、今年こそは見つけたいと思っています。
ー:最近のアイドルさんを見ていると、ライブごとにヘアアレンジを変えたりと、髪を使った工夫をされているように感じます。
高梨優佳:ファッションだけでなく、髪型も工夫されている方が多いですね。
ー:また、早口言葉が得意とのことですが、これは?
高梨優佳:早口言葉は、どこかで話したことが一人歩きしているようです。なので、特技について塗り替えられるように、今、韓国語とサックスを練習しています。
吹奏楽部でトランペットをやっていたのですが、サックスに憧れて、始めてみました。

13.メッセージ
ー:映画『ゆい』をご覧になるお客様に向けて、メッセージをお願いします。見どころや、注目してほしいところ、ファンの方々へのメッセージなど、何かありますか?
高梨優佳:映画の中で、くるるちゃんがSNSの動画を見て前に進もうとするシーンがありましたが、人を元気にするきっかけって、SNSの中にいつも必ずあると思っています。
ー:SNSが誰かを元気づけるきっかけになる…..と。
高梨優佳:はい。この映画も、ひとりでも多くの人に届いて、前に進もうとするきっかけに必ずなると思っています。自分がこの世界で活動することで、誰かを笑顔にするお手伝いができていることは、すごく誇りに思うといつも思っていますし、これからも一生懸命頑張っていきたいと思っています。色々な心配事や辛いこと、悲しいことなど、たくさん毎日毎日起きると思いますが、乗り越えて一緒に頑張っていこうということを伝えたいです。

▼上映情報
日時
3/15(土)18:20~(開場18:00/終映20:00予定)※上映後舞台挨拶
登壇者
鈴木心緒、東山麻美、宮迫博之、高梨優佳、木村彩音、桝田屋汐里、山下ケイジ、鈴木大二郎、土井康平、こぴ、寺本勇也 (敬称略)
※登壇者は予告なく変更する場合がございますこと、予めご了承ください。
料金
一律2,500円(税込)
チケット
オンラインチケット販売
1月21日(火) 0:00(=1月20日(月)24:00)より
▼ 池袋HUMAXシネマズ
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窓口販売
1月21日(火) 劇場オープン時より
※オンライン販売で完売した場合は、窓口販売はございません。
■予告編 映像
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映画『ゆい』
【出演者】
・くるる:鈴木 心緒
(女優/フジテレビ『オールナイトフジコ』レギュラー出演中)
・くるるの母 京子:東山 麻美
・くるるの父 正彦:宮迫 博之
・看護師 香織:高梨 優佳
(俳優/映画「ラスト17デー」主演/元JELLY専属モデル)
・紗希:木村 彩音
(俳優/ 演技を中心に映画・縦型ドラマを中心に活躍)
・杏奈:枡田屋 汐里
(TikTokフォロワー3万人)
・院長先生: 山下 ケイジ
・くるるの担任::鈴木 大二郎
(Youtube登録者80万人)
・乃木先生::土井 康平
(TikTokフォロワー30万人)
・入院患者::町田 くるる
【監督】
・寺本 勇也
【プロデューサー/脚本】
・土井康平
公式SNS(X) https://x.com/yui__movie
2025年3月15日(土) 池袋HUMAXシネマズにて公開
