映画『天使の集まる島』完成披露試写会、青木柚と堀井綾香監督がペナン島での撮影秘話を語る

映画『天使の集まる島』完成披露試写会、青木柚と堀井綾香監督がペナン島での撮影秘話を語る

1月25日、映画『天使の集まる島』の完成披露試写会が開催され、上映後には堀井綾香監督と主演の青木柚さんが登壇し、トークイベントが行われた。このイベントは、クラウドファンディング支援者向けに行われ、作品への期待が高まる中、撮影の舞台裏や共演者とのエピソードが語られた。

映画『天使の集まる島』は、堀井綾香監督が手掛けた『飛べない天使』の前日譚にあたる作品で、物語は病院で療養中の青年・聡太郎(青木柚)が、ラジオから聞こえる音をきっかけに、異国情緒あふれるペナン島へ“想像の旅”に出るというファンタジーだ。ペナン島は、多種多様な文化や宗教が共存する場所で、そのエキゾチックな雰囲気が作品の重要な要素となっている。映画では、日本語と英語の二つの言語が使用される場面もあり、その点も注目すべき点である。

トークイベントで、青木さんは自身の役柄である聡太郎について、病院での生活から一転、ペナン島での“想像の旅”を通して変化していく様子を語った。ペナン島での撮影について、気持ちを高めながら撮影に臨めたと述べた。
また、共演者とのコミュニケーションは、言語の違いを超えて、ニュアンスや表情で通じ合えたことが新鮮だったと語っている。特に、ダニエル役のジャド・ヒダ―さんとは英語でのコミュニケーションに挑戦。伝えたいことが伝わった実感があったという。

さとうほなみさんとの共演について、青木さんは、彼女が演じるミミというキャラクターが、聡太郎のルーツに深く関わっていると語った。堀井監督も、さとうほなみさんの演技が、聡太郎が天使という存在に出会い、導かれていく様子を説得力を持って表現してくれたと述べている。


青木さんは、さとうほなみさんとのやり取りで、アドリブが多く飛び出したことを明かし、その自由な発想に驚かされたと語った。当初、ミミは小さな天使という設定だったが、さとうほなみさんの起用が決まり、現在の設定になったという。

ペナン島での撮影中のエピソードとして、青木さんは、現地の食事について、辛いものが苦手なため苦労したエピソードや、マレーシアのローカルフードである「ナシカンダー※」がおいしかったという話を紹介した。

※「Nasi Kandar(ナシカンダール/ナシカンダー)」とは、マレーシア・ペナン州発祥の大衆料理のことをさす

また、日本人観光客との出会いについても触れ、地元の人との温かい交流があったことを語った。

イベントの終わりに、木村プロデューサーから、マレーシア政府観光局とペナン政府観光局から提供されたグッズが紹介された。

映画『天使の集まる島』は、年内の公開を目指して準備が進められている。また、2月21日には『飛べない天使』が公開される。


映画『飛べない天使』

STORY
優佳(福地桃子)は会社の飲み会からの帰り道、枕を抱えて商店街を駆け抜ける青年(青木柚)を目撃する。彼のまわりには白い羽根が舞い、まるで天使のように去っていった。その後、再びその青年に遭遇する。聡太郎と名乗る彼は、どうやら病院を抜け出してきたらしい。「行きたいところがある」と言い無邪気に優佳を連れ出す。都会に疲れた女性と孤独を抱えた⻘年の不思議な逃避行が始まる──。

CREDIT
キャスト:福地桃子 青木柚 / 前原瑞樹 さいとうなり
監督・原案・編集:堀井綾香 脚本:常間地裕 主題歌:DYGL「Shadow」
撮影:古屋幸一 照明:加藤大輝 録音:Keefar 美術:後藤駿治 スタイリスト:中村もやし
ヘアメイク:くつみ綾音 助監督:内田知樹 ラインプロデューサー:田中佐知彦 スチール:染谷かおり
宣伝美術:神谷利男デザイン 宣伝:木村真奈美 協力:静岡県伊東市・静岡県東伊豆町 制作協力:Ippo
配給協力:スポッテッドプロダクションズ 企画プロデュース・製作・配給:Nuiavan @2023 Nuiavan

◆映画公式サイト&SNS情報

公式サイト:https://www.nuiavan.com/tobenaitenshi
Instagram:@an_gel_film (https://www.instagram.com/an_gel_film/
X:@an_gel_film (https://twitter.com/an_gel_film

映画『飛べない天使』 2025年 2月 21日(金)より アップリンク吉祥寺 ほか全国順次公開決定!

映画カテゴリの最新記事