オムニバス映画「Mothers マザーズ」を織り成す一編 作品名「だめだし」制作秘話

オムニバス映画「Mothers マザーズ」を織り成す一編 作品名「だめだし」制作秘話

「Mothers マザーズ」は、「母」をテーマに、5人の脚本家が自己資金で制作したオムニバス映画です。 各脚本家がそれぞれ異なる視点から「母」を描写し、多様な「母」の姿を観客に届けることを目指しています。 インタビューでは、「だめだし」の脚本家 たかはC、監督 野田麗未、出演者の高橋明日香、川越諒が参加し、作品の内容、キャスティング秘話、役作り、そして映画を通して観客に伝えたいメッセージについて語りました。

だめだし

■ 作品名「だめだし」

作品「だめだし」は、映像監督の夫と帰省中の妻の、クリスマスイブの一日をコミカルに描いた作品です。  夫は仕事に追われ、娘との約束を忘れてしまいます。 そんな夫に妻は「あれ忘れないでね」とだけ連絡します。  夫婦間のユーモラスなやり取りや、子育てを通して見えてくる家族の姿が描かれています。

▼オムニバス映画「Mothers マザーズ」 心温まるコメディ「だめだし」制作秘話

インタビュアー: 本日は、公開が待ち遠しいオムニバス映画「Mothers マザーズ」の中から、ひときわ注目を集めている「だめだし」の脚本家、監督、そして俳優の方々にお集まりいただきました!脚本のたかはCさん、監督の野田麗未さん、母親役の高橋明日香さん、そして、川越諒さん、本日はよろしくお願いします!

全員: よろしくお願いします!

インタビュアー: まずは、「だめだし」のあらすじを簡単に教えていただけますでしょうか?

たかはC: はい。「だめだし」は、クリスマスイブの夜が舞台です。映像監督として働く夫・純也は、年末の慌ただしさに追われて、娘との大事な約束をすっかり忘れてしまっているんです 。帰省中の妻・静香から「あれ忘れないでね」というメッセージが届きます 。そこで純也はハッとするんですが…(笑)。そこから夫婦間で起こるドタバタ劇を描いた、ちょっと笑えて、でも心温まる子育て反省コメディなんです 。

インタビュアー: 興味深いですね!たかはCさんは、この作品を通して、どのような「母」の像を描きたかったのでしょうか?

たかはC: 実は、深く考え込んだメッセージ性みたいなものは、特にないんです(笑)。「母」をテーマにコメディ作品を、と考えた時に、ふと、母親を客観的に見た時の面白さっていうのが頭に浮かんだんですよね 。家族から見ると、母親って、どこかちょっと司令塔に見えたりする瞬間があるじゃないですか?  そういう母親の強さを、面白おかしく表現してみたかったんです 。

インタビュアー: なるほど。では、野田監督、演出面ではどのような点にこだわりましたか?

野田麗未監督 :「Mothers マザーズ」というオムニバス作品全体の中で、「だめだし」は、見ている人が一番気を楽にして、肩の力を抜いて楽しめるような作品にしたい、という思いがありました 。 ですので、夫婦の何気ない会話のテンポ感や、登場人物のちょっとした仕草など、細かい部分にまでこだわって演出することで、よりリアルな日常を切り取り、観客の皆さんに共感してもらえるように工夫しました 。

インタビュアー: 俳優のお二人にもお伺いしたいのですが、高橋さんは、母親役を演じる上で、何か意識したことはありますか?

高橋明日香: 妻であり母である役を演じましたが、私自身はまだ結婚もしていないですし、子どもももいません。ですので、本当の母親ってどんな感じなんだろう?と、最初はなかなかイメージが掴めなくて悩みました。そこで、実際に夫婦生活を送っているたかはCさんや、夫役のアキラさんの話をたくさん聞かせてもらい、それを参考にしながら役作りを進めていきました 。 特に、夫婦喧嘩のシーンでは、たかはCさんから具体的なアドバイスをたくさんいただきましたね(笑)。

インタビュアー: リアルな夫婦の経験談が、役作りに活かされているんですね!川越さんは、何か役作りで意識した点はありますか?

川越諒: 僕はこの作品を通して、改めて「母親ってすごいな」と感じましたね。 実は僕のお母さん、かなり破天荒な人で…(笑)。幼稚園の頃、僕だけ他の園児と違う、手作りのポンチョやパンプキンパンツを着せられて、毎日送り迎えまでされていたんですよ 。 高校時代には、ヤンキーに絡まれたことがあったんですが、その時も、母はサンダル履きで家を飛び出して、ヤンキーたちを叱りつけて…。 僕の母は本当に強烈なキャラクターなので、今回の役作りにも、少しだけ母の影響が出ているかもしれません(笑)。

▼たかはCと野田監督、難波さんの企画との出会いから「だめだし」完成まで

インタビュアー: たかはCさんと野田監督は、難波さんの「マザーズ」企画には、どのように参加されたのでしょうか?

野田麗未監督 実は、難波さんとは全く面識がなかったんです。X(旧Twitter)でたまたま難波さんのタイムラインが流れてきて、「オムニバス企画をやろうと思っているんだけど、一緒にやってくれる人いないかな~」みたいなつぶやきを見かけたんですね。それで、プロフィール欄にあったホームページを見つけて、すぐに「関わりたいです!」ってメッセージを送りました  。当時は、「母」をテーマにしたオムニバスを作りたい、と書いてあったので、私も「人と人との繋がり」をテーマにした作品をよく作っていたので、これは面白そうだな、と直感で思ったんです 。

インタビュアー: すごい行動力ですね!

野田麗未監督 ええ、結構衝動的なタイプなので(笑)。それで、最初はスタッフとして参加するつもりだったんですけど、難波さんから「監督の一人としてやってみませんか?」と声をかけていただいて、二つ返事で「やります!」とお答えしました 。

インタビュアー: たかはCさんは?

たかはC 私は、難波さんとは以前から知り合いだったんです 。難波さんの作品も何度か観させてもらっていて 。なので、「マザーズ」の企画を聞いた時も、ぜひ参加したいと思いました。ただ、その時はまだ、野田さんが監督を担当するとは決まっていなかったんです。

インタビュアー: では、野田さんの演出で映画を撮ることになったのは、どのような経緯だったのでしょうか?

たかはC難波さんから野田さんを紹介してもらって作品を観させてもらったんです  。野田さんの『紡ぐ』という作品は、セリフが少なくて、時間の流れを丁寧に描写しているところが、魅力的でした 。野田さんと組んだ時にイイ意味で見えないなと思ったので、これは面白くなりそうだな、と 。

インタビュアー: そして、見事タッグが実現したわけですね。そこから、脚本の執筆、キャスティング、撮影と、怒涛の日々が始まったと思いますが、いかがでしたか?

野田麗未監督 そうですね。私の中でイメージしていた夫婦像をベースに、笑える要素をたくさん盛り込みました。キャスティングは、たかはCさんと相談しながら、イメージに合う俳優さんを探していきました。

インタビュアー: 主演のお二人、アキラ100%さんと高橋明日香さんは、どのように選ばれたのでしょうか?

たかはC早い段階でアキラ100%さんの名前は監督との打ち合わせで出ていました。他にいないくらいの勢いで2人の中で盛り上がり、台本も当て書きして出演依頼したのを覚えています。高橋明日香さんは私が以前お仕事をさせて頂いた事のある役者さんで、台本のニュアンスをすぐに理解して頂けると思ってお願いしました。

野田麗未監督 高橋さんの、あのちょっとシニカルな表情が、静香のイメージにぴったりだったんです 。特に、舌打ちのシーンは最高でした(笑) 。

インタビュアー: 撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?

たかはCとても和やかな雰囲気で、楽しく撮影できました。撮影スタッフも野田監督の学生時代からの友人が多く、チームワークと仲間同士の勢いみたいなものが作品にも出ていると思います。俳優陣の息もピッタリですごく相性が良かったです。

野田麗未監督 特に、夫婦喧嘩のシーンは、アドリブ合戦みたいになって、本当に面白かったです 。高橋さんは、私のアドバイスを忠実に再現してくれて、本当に助かりました 。

インタビュアー:完成した作品をご覧になった感想は?

野田麗未監督 想像以上に面白い作品に仕上がって、大満足です 。たかはCさんの手腕には、本当に脱帽です 。

たかはC 野田さんの演出が素晴らしかったので 、チーム一丸となって、最高の作品を作り上げることができたと思います。

▼高橋さんが「だめだし」に出演するまで

インタビュアー: 高橋さんは、今回の「だめだし」への出演は、どのように決まったのでしょうか?

高橋明日香: たかはCさんから、お声をかけていただきました。

インタビュアー: たかはCさんから直接オファーがあったんですね。

たかはC: はい。以前、高橋さんと一緒にお仕事をしたことがあって、彼女の演技力にとても惹かれていました。 それで、今回の「だめだし」の脚本を書いた時に、母親役の静香にぴったりだと思ったんです。

インタビュアー: なるほど。たかはCさんの頭の中に、すでに高橋さんのイメージがあったんですね。

たかはC: そうですね。高橋さんなら、静香の複雑な心情を繊細に表現してくれると確信していました。 それに、今回の作品は、二画面のシーンが多いので、表情が豊かな俳優さんが必要だったんです。 高橋さんは、以前の仕事の時から、表情がとても魅力的で、彼女にぴったりだなと思いました。

インタビュアー: なるほど(笑)。高橋さんは、たかはCさんからオファーを受けた時、どのように思われましたか?

高橋明日香: とても嬉しかったです! たかはCさんの作品は、以前から拝見していて、とても面白いと思っていたので、ぜひ参加したいと思いました。

インタビュアー: 素敵な出会いでしたね!

たかはC: ええ、本当に。高橋さんに演じてもらって、本当に良かったです。期待をはるかに超える素晴らしさでした。

▼野田麗未監督、看護師から映像の世界へ

インタビュアー: 野田監督のプロフィールには、看護師から映像業界に転身された、とありますが、一体どのような経緯で?

野田麗未監督: 実は、小学校の頃からずっと獣医を目指していたんです。大学も獣医学部を受験したんですが、倍率が高くて…。一浪は覚悟していたので、二浪目からは、親の勧めで、滑り止めとして医療系の大学も受けることにしました。

インタビュアー: 獣医になる夢は、諦めきれなかったんですね。

野田麗未監督: ええ、もちろん諦めるつもりはなかったです!だから、親には「一浪したら、獣医学部を再受験する!」と宣言していたんです。でも、いざ一浪して、獣医学部以外の大学にも合格した時、親から猛反対にあってしまって…。「お金の無駄だ!」「看護師になれば、安定した生活を送れる!」と、説得されてしまい…。結局、金と権力の差で負けちゃいました(笑)。

インタビュアー: なるほど…。

野田麗未監督: でも、諦める前に、親と約束を取り付けたんです。「看護師として4年間働いたら、その後は、どんな職業に就いても口出ししない」という約束を。だから、看護師として働きながら、ずっと「8年後には、映像の世界に飛び込むんだ!」と心に決めていました。

インタビュアー: 8年間、ずっとその気持ちを持ち続けていたんですね!すごい意志の強さです。

野田麗未監督: でも、いざ看護師として働き始めたら、意外と楽しくて(笑)。患者さんと接する喜びや、命を預かる責任感など、やりがいを感じていました。

インタビュアー: 8年間の看護師経験は、決して無駄ではなかったんですね。

野田麗未監督: ええ、本当にそう思います。看護師として働いたことで、人間に対する理解が深まりましたし、命の尊さについても、改めて考えさせられました。これらの経験は、今の映像制作にも活かされていると感じています。

インタビュアー: なるほど。

野田麗未監督: ただ、もちろん映像の世界への憧れは、消えることはありませんでした。だから、最後の2年間は、本格的に映像の勉強を始めました。映画館に通ったり、自主映画を撮ったり…。

インタビュアー: そして、ついに8年が経ち…。

野田麗未監督: はい。親にも改めて自分の夢を伝え、看護師を辞めて、映像の世界に飛び込みました。もちろん、最初は反対されましたよ(笑)。「看護師の方が、安定した仕事なのに…」って。でも、今回は、私の決意は揺るぎませんでした。

インタビュアー: そして今、映画監督として活躍されているんですね!本当に素晴らしいです。

野田麗未監督: まだまだ駆け出しですが、これからも、自分の感性を信じて、作品を作り続けていきたいと思っています。

▼脚本を読んだ時の感想と完成した作品を見た時の感想

インタビュアー: 脚本を読んだ時の感想と、完成した作品を見ての感想をそれぞれ教えていただけますか?

高橋明日香: はい。まず脚本を読んだ時は「面白い!」って思いました。一人でニヤニヤしながら読んでましたね。

インタビュアー: どんなところに面白さを感じたんですか?

高橋明日香: 結構誰にでも身近な感じの夫婦像というか、親しみやすくて、すぐ読んじゃったっていうのが最初の印象でしたね。

インタビュアー: なるほど。では、完成した作品を見ての感想は?

高橋明日香: 感動しました。こんな風に出来上がるんだって、全然想像してたものと違いましたね。こういうアイディアがあるんだってすごく新鮮だったし。アキラ100%さんが本当に面白くて、初めて作品を見たとき声を出して笑ってしまいました。一生懸命な父親が愛おしいなって思うような作品だなって思います。

インタビュアー: 川越さんはいかがですか?

川越諒: 私も最初に読ませていただいて、めちゃくちゃ面白いなと思いましたし、あっという間に読めちゃった感じです。長編でぜひ!って感じでした。映像が浮かぶというか、アキラ100%さんが出演されると聞いてたので、全部音で聞こえてくるような感覚で読んでました。

インタビュアー: すごいですね!完成した作品を見た後はいかがでしたか?

川越諒: もちろん出演したっていう思いもありますけど、それ抜きにしても、野田監督の作る世界観を想像してたんですけど、それを大幅に超えてきましたし、笑えるところで逆にグッときたり、泣けるというか、切ないシーンなのに笑えちゃったりっていう。アキラさんと高橋さんのお芝居が、真逆の感情にすごくさせられたというのがすごいなと思って。作品として本当に素晴らしいと思います。

▼妻・静香の人物設定について

インタビュアー: 「だめだし」の主人公の純也は映像監督という設定でしたが、奥様の静香も映像業界で働いているような印象を受けました。脚本を書かれた際に、静香の職業やバックグラウンドについては、何か設定はあったのでしょうか?

たかはC: 静香の職業については、特に具体的な設定はしていませんでした。プロの映像監督が撮った動画に素人の妻が「母」としてダメ出しをしているという構造が面白いと思っていたので。ただ、純也の作品に対して的確なダメ出しをするので、観客の方々に「もしかしたら、映像関係の仕事をしているのかも?」と思わせるような部分があったのかもしれませんね。

インタビュアー: なるほど。具体的な職業設定はないんですね。

たかはC: ええ。でも、野田監督が、静香の裏設定を作ってくれていたみたいです。

野田麗未監督: はい。静香は、昔ちょっとアイドルっぽいことをしていたという裏設定で撮影しました。結婚前に、純也と番組で知り合ったというイメージですね。

インタビュアー: なるほど! だから、純也の作品にも、ダメ出しできるほどの視点を持っているんですね。

たかはC: そうかもしれません(笑)。

インタビュアー: 高橋さんは、演じる上で、静香の職業やバックグラウンドについて、何かイメージされたことはありますか?

高橋明日香: 私自身は、静香の具体的な職業は特に意識せずに演じました。でも、たかはCさんやアキラ100%さんの夫婦の話を参考にさせてもらったり、たかはCさんから細かい指示をいただいたりしながら、静香という人物を形作っていきました。

インタビュアー: なるほど。具体的な職業設定はなくても、静香の人物像は、監督や共演者の方々とのやり取りの中で作られていったんですね。

▼映画『Mothers マザーズ』にちなんで

インタビュアー: 映画『Mothers マザーズ』にちなんで、お母さんに関するエピソードがあればお聞かせください。

高橋明日香: 私の場合、昔から「お母さんって何でもお見通しだな」って思うことがよくありましたね。例えば、悩んでいる時とか、何も話していないのに、黙ってお部屋に入ってきて「何かあった?」って聞かれたりとか  。

失恋した時、彼氏が出来た時…など、本当に何も言わなくても、母にはバレてしまうんです (笑)

インタビュアー: すごいですね!まるでエスパーみたいですね(笑)

高橋明日香: そうなんです(笑)!だから今回の静香という母親像は、私の中でとてもしっくりきました。「何も分かってないのね」って旦那に言う感じも、まさにうちの母みたいで(笑)

▼川越さんの母親エピソード

インタビュアー: 川越さんのお話を伺っていると、お母さんもなかなか個性的な方のようですね(笑)

川越諒: そうですね(笑)。私の母は本当にぶっ飛んでいるんですよ。父も母も、二人とも本当に変わっていて… 実は私、高校卒業後に家を出る形で上京したんですけど、そのくらい変わっているんです。

インタビュアー: ええ!どんな風に変わっているんですか?

川越諒: 例えば、とにかく「人より目立ちたがる」ことですかね。幼稚園の頃は、みんなが普通の制服を着ている中で、私だけ母の手作りでポンチョを着せられて、パンプキンパンツに白タイツを履かされて…髪型も、切ることを許してもらえなくて、毎日オールバックにされて、幼稚園のバスにも乗せてもらえなかったんですよ(笑)。毎日、母が送り迎えしてくれていました。

インタビュアー: すごいですね(笑)。かなり個性的なお母さんですね。

川越諒: そうなんです(笑)。でも、それだけじゃなく、すごく行動派な一面もありました。私が高校生の頃、家の前の広場でバスケットボールの練習をしていた時のことなんですけど…たまたまボールがバウンドして、通りかかったちょっとヤンキーっぽいお兄さんたちに当たってしまったんですね。

インタビュアー: ああ…それはちょっと怖いですね。

川越諒: はい。それで、そのお兄さんたちにちょっと睨まれたんですけど、その時は何も言われずに済んだんです。でも、家に帰ったら、母が私の様子がおかしいことに気づいて…。

インタビュアー: やっぱり、お母さんはお見通しでしたか(笑)。

川越諒: はい(笑)。それで、私が事情を話したら、母はすぐにサンダル履きで外に飛び出して行って…なんと、そのお兄さんたちを呼び出して、私と握手をさせて、仲直りさせたんです。

インタビュアー: ええーっ!? すごい行動力ですね(笑)

川越諒: びっくりしました(笑)。でも、母はそういう人なんです。 ちなみに、そんなぶっ飛んだ母ですが、普段はサンリオで働いているんですよ。

インタビュアー: えっ!? サンリオで!? それはまた意外な(笑)

川越諒: そうなんですよ(笑)! 本当に、私の母は面白い人です。

▼メッセージ

インタビュアー: 最後に、これからこの作品をご覧になるお客様に向けて、メッセージをお願いします!

川越諒 僕は本筋にはあんまり絡まない役だったんですけれども、でも本筋のことはお三方がよく言ってくださったので、

これが今回短編でオムニバスでしたけど、僕がやった藤本だったりとか、序盤に出てきた棒読み役の役者さん2人だったり、あとはアキラさんだったり、静香さんの他の日常の部分っていうところを想像しやすくなっている作品だと思います。 先ほど野田さんもおっしゃってましたけど、ありふれた日常を切り取った作品だと思うので、そういった部分を想像しつつ、各キャラクターに愛着をわいてくれたらなという思いで今います。 }

高橋明日香 「だめだし」っていう作品は、夫婦でこういうようなテンポの会話が、めちゃくちゃ面白い見所の部分だと思うので、ぜひ、そこを注目してみていただきたいです。父親目線で見る母親っていうのが、他の作品とはまた違った視点だと思うので、そこも楽しんでいただけたらなと思います。

野田麗未監督: 私の作品「だめだし」は、作品全体の中で一番リラックスして見ていただける作品だと思います。 ちょっとライトでありながら、より生活に寄り添った、普遍性のあるような作品っていうところも目指していたので、クスッと笑ったりしつつ、ちょっと心がほっこりするような作品になれてたらいいなと思います。

たかはC そうですね。映画「Mothers マザーズ」は「母」というテーマは共通していますが、それぞれの脚本家・監督が全く異なるアプローチで作品を作っています。オムニバス映画全体を通して、様々な「母」の姿を楽しんでいただければ嬉しいです。 


映画『Mothers マザーズ』

テーマは「母」
5人の脚本家が自己資金で企画・制作する
オムニバス映画製作プロジェクト!

映画『Mothers マザーズ』は、映画・テレビ・舞台などで活躍する脚本家たちが
自己資金により企画・制作したオムニバス映画です。
それぞれの脚本家が「母」をテーマにしたオリジナルの短編脚本を執筆し、
それを自ら映画化して、ひとつにパッケージしたユニークなプロジェクトから誕生しました。

母として、ひとりの女性として、息子として、夫として、それぞれ立場から母を描いたこの作品は、
ご覧になる人それぞれの在り方によって見え方も異なることと思います。
大変ささやかな作品ではありますが、私たちの自信作となっております。
ぜひご期待ください!

公式サイト https://mothersfilm.studio.site/

2025年1月25日(土) ~新宿 K’s cinema 公開!
➤ K’s cinema 舞台挨拶|登壇者のご案内➤ 2月1日(土) 15:00~ 公開記念
5人の脚本家によるトークイベント決定!

2025年2月7日(金) ~下北沢 シモキタ – エキマエ – シネマ『K2』
➤シモキタ『K2』トークショー&舞台挨拶
スペシャルゲストのご案内

2025年2月21日(金) ~愛知 刈谷日劇
2025年3月15日(土) ~大阪 シアターセブン
その他 順次公開

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