映画『ナマズのいた夏』が2025年2月8日新宿K’s cinemaにて公開が決定。ポスタービジュアル、予告編が解禁となった。また主演の中山雄斗、架乃ゆらなどより、コメントが到着。
■ 映画『ナマズのいた夏』
本作は、衰えゆく地方都市を舞台に、生きづらさを抱えた若者たちのひと夏の物語を、技能実習生との交流など、アメリカナマズ等の外来生物の生態と重ね合わせるように描く青春群像劇。中学時代に亡くした友人の墓前で旧友の哲也と再会した達夫は、バイト先の元同僚・結衣の3人で夏休みの数日間を地元の田舎町で過ごすことになる。そこで出会ったベトナム人技能実習生たちと交流しながら、次第にそれぞれが抱えていた過去と向き合っていくというストーリー。
▼魅力あるキャスト陣
主人公・達生役に、『朝がくるとむなしくなる』『ココでのはなし』の中山雄斗。ヒロイン・結衣に『グッドバイ、バッドマガジンズ』『僕の月はきたない』の架乃ゆら。達生の中学時代の同級生・哲也役に『四月になれば彼女は』の松山歩夢。他に、達生の父・晋一役に『れいこいるか』の河屋秀俊、晋一の工場で働く渡辺役に映画制作集団・大田原愚豚舎で映画監督としても活動の渡辺紘文。
他に『エッシャー通りの赤いポスト』の山岡竜弘、『激怒』『箱男』の川瀬陽太が脇を固める。監督は『あ・く・あ ~ふたりだけの部屋~』の中川究矢。脚本に『富美子の足』『うみべの女の子』の平谷悦郎。そして主題歌にシンガーソングライターの寺尾紗穂が「川辺にて」を提供。ひたむきに生きる彼らに寄り添う歌声が、深い余韻を残す。
未来に希望を持てない今の日本を映し出した、2020年代を描くマスターピースの誕生!
▼ポスタービジュアル
解禁されたポスタービジュアルでは、雑草が生い茂る川辺で、曇天の空の下、遠くを見つめる結衣(架乃ゆら)の、心許なく立ち尽くしながらも、それでも生きていこうと未来を見つめる強い眼差しが印象を残す。
また同時に解禁されたスチールでは、達生(中山雄斗)がピラニアに捕食される小さな魚たちを見つめる姿や、哲也(松山歩夢)と久々再会し、不透明な未来を語り合う場面など、それぞれが抱える想いを感じさせる。
▼予告編
予告編では、達夫たち3人がベトナム人技能実習生たちと出会い、過去に向き合いながら、ひと夏を一緒に過ごす煌めくようなな日々と、その一方で厳しい環境下で生きざるを得ない登場人物たちが対比させるように写しだされる。
▼コメント到着
公開に当たり、出演者・監督からコメントが到着。主演の中山からは「友達や身近な人の死をどう受け入れればいいか、この映画の自分の役を通して考え抜きました。まだわかりません。」と悩みながら本作に臨んだことを明かし、架乃も「誰かに理解されたくて、誰かを理解したくて触れ合ったりすれ違ったりしながら生きていて、そのどこかどうしようもない寂しさにきっと共感してもらえると思います。」とコメント。
中山雄斗(遠山達生役) 友達や身近な人の死をどう受け入れればいいか、この映画の自分の役を通して考え抜きました。まだわかりません。 一つ、自分の中でたどり着いた答えは、生きている人間は死んでいった大事な人を思い出すことができる。という当た り前のことでした。そんな当たり前の答えと、わからなかった問いを達生の中に込めました。大切な作品になりました。 真冬に夏の暑さを思い出しながら観てもらえると嬉しいです。 架乃ゆら(佐伯結衣役) 『ナマズのいた夏』いよいよ公開です。人はみんな誰かに理解されたいと思っているし、同時に誰かを理解したいとも思 っているんじゃないかと考えています。『ナマズのいた夏』の登場人物たちもみんな誰かに理解されたくて、誰かを理解し たくて触れ合ったりすれ違ったりしながら生きていて、そのどこかどうしようもない寂しさにきっと共感してもらえると思いま す。ぜひ劇場でご覧ください。 松山歩夢(高木哲也役) 僕が演じた哲也は、単純で抜けているところはあるけど、自分にも他人にも真っ直ぐで、正義感の強い人間です。僕 自身と似ている部分も多く、哲也にすっと入り込めた記憶があります。挫折した苦しみや痛みを知っているからこそ、 人に寄り添ったり、立ち向かうことが出来るのではないか。「ナマズのいた夏」は、その可能性と向き合った作品だと思っ ています。沢山の方に見て頂きたい作品です。是非、劇場に足をお運びください。 中川究矢監督 2020年の春にCOVID-19の初めての緊急事態宣言が出て、街から人がいなくなった時、僕は千葉の印旛沼水系 の川の側で野宿して、徹夜でカミツキガメとアメリカナマズを狙っていました。日本にとっての外来種であるカミツキガメは 印旛沼水系に、アメリカナマズはそこと霞ヶ浦水系に繁殖しています。 ちょうどその頃、日本で働くアジアから来た技能実習生が抱える様々な問題がメディアで取り上げられていました。生 物の世界では外来種が在来種を駆逐していますが、技能実習生の問題ではその逆のように感じました。その対比を 絡めて、アメリカナマズが生息している衰えゆく地方都市を舞台に映画を撮りたいと思いました。 |
映画『ナマズのいた夏』
credit
中山雄斗 架乃ゆら
松山歩夢 渡辺紘文 河屋秀俊 グエン・ティ・ザングエン・ティ・バオ
山岡竜弘 川瀬陽太 西尾信也 古林南 岡村洋一 林田麻里 高崎二郎
清なおみ まなこ 平岡明純 大瀬勇希 細谷隆広 柴田愛之助
プロデューサー:宮西克典 中川究矢 監督:中川究矢 脚本:平谷悦郎 中川究矢
撮影:金碩柱 照明:市川高穂 録音:横山萌助 監督:國谷陽介 制作担当:天野修敬
スタイリスト:富丸晏菜 ヘアメイク:桑原里奈 美術:葉佐文香 VFX:東海林毅
スチール:中野愛子 カラリスト:大渕友加 アクションコーディネーター:柴田愛之助
セカンドユニットディレクター:佐藤周 セカンドユニット撮影:滝澤智志
ヘアメイク助手:中原優菜 演出応援:滝野弘仁 制作応援:牛丸亮 田原イサヲ
助監督見習い:仁藤颯太 車両応援:松下竜之介 宮下勇次
音楽:吉村和晃 主題歌「川辺にて」歌・作詞・作曲:寺尾紗穂
製作:ファブトーン制作プロダクション:Power Arts Production
配給宣伝:MAP配給協力:ミカタ・エンタテインメント
公式HP:https://mikata-ent.com/movie/2010/
公式X:@namazu_noita公式Instagram : @namazu_noita_natsu
映画「ナマズのいた夏」は2025年2月8日より新宿K’s cinemaにて公開