映画『きみといた世界』は、日常では交わることのなかったコミュ障でぼっちの高校生・卓とクラスの人気者・碧衣が、他に誰もいない謎の世界に迷いこんだことで繰り広げられる青春 SF ラブストーリー。碧衣役で、中学生の時二コラでデビューし、数々のドラマやCMでもキュートな魅力を爆発させていた中川可菜、卓役で、オーディションで主演に抜擢された高橋改がW主演。この度、12月14日(土)〜12月27日(金)池袋シネマ・ロサにて連日20:30〜公開されるのを前に、主演・中川可菜のオフィシャルインタビューが届いた。
■ 青春 SF ラブストーリー 映画『きみといた世界』
映画『きみといた世界』は、日常では交わることのなかったコミュ障でぼっちの高校生・卓とクラスの人気者・碧衣が、他に誰もいない謎の世界に迷いこんだことで繰り広げられる青春 SF ラブストーリー。
本作は、既存の漫画による映画化や映画のコミカライズではなく、自身の漫画を映像化したかったarawakaと、SFで⻘春ものの映画が撮りたかった本作がデビュー作となる監督の政成和慶によって共同でストーリーが考えられた、珍しい成り立ちのプロジェクトとなっている。
碧衣役で、中学生の時二コラでデビューし、数々のドラマやCMでもキュートな魅力を爆発させていた中川可菜、卓役で、オーディションで主演に抜擢された高橋改がW主演。
管理人役で、ベテランの弓削智久、碧衣が好きだった佑太役で、舞台「黒子のバスケ」など2.5次元舞台を中心に活躍する阿部快征、碧衣の親友・理奈役でミスFLASH2018グランプリの保﨑麗が脇を固める。
その他、同級生役で大久保幸輝、薮内大河、Kaito、上瀬一輝、アイドルグループ・PANDAMICの武者梓音、開歌-かいか-の渡邉陽、中村先生役で真砂豪、異次元の生命役で「演劇集団キャラメルボックス」劇団員で「STUNT TEAM GOCOO」所属の島野知也が出演している。
▼主演・中川可菜のオフィシャルインタビュー
吉川碧衣役:中川可菜(Kana Nakagawa)> 1997年10月16日生まれ。奈良県出身。 2010年、第14回ニコラモデルオーディションでグランプリを受賞。2020年、松竹主催による#リモート映画祭で、出演した短編映画「小さな話」が、審査員特別賞を受賞する。7代目イメージキャラクター「おけいはん」に選ばれた京阪電車など多数のCMに出演。代表作に『仮面ライダーブレイブ&スナイプ』(2018)、原田眞人監督『ヘルドッグス』(2022)優奈役、テレビ朝日「相棒season21」(2023)矢口綾子役など。 |
・本作のオーディションを受けようと思った理由は覚えていますか?
中川可菜
私は高校生の時から、いつかミニシアターで上映される映画で主演をやりたいと思っていたら、企画書に「ミニシアターで上映予定」と書いてあり、夢が叶うかもしれないと思って受けました。
・オーディションはいかがでしたか?
中川可菜
オーディションの台本は、保健室の「みんなのこと、結構見てるんだね」というシーンで、役に入りやすくて、もしかしたら自分にハマる役なのかなと思いました。真面目で、責任感が強くて、みんなのために色んなことを頑張ろうというところは、高校生の時の私に近いと思いました。
・オーディションに受かっていかがでしたか?
中川可菜
すごく嬉しかったです。撮影が楽しみでした。
・衣装合わせ・本読みで高橋さんにお会いしていかがでしたか?
中川可菜
見た目だけの印象だと、水野くんそのままかもと思ったんですけれど、話したら、フレンドリーな感じで、気さくな方でした。
・男性の理想の女性を具現化したみたいな女の子で、「一人は怖いから一緒にいてほしい」というセリフなど、実生活ではなかなか言えないようなセリフもありましたが、中川さんはそういう素直な思いは普段から言える方ですか?
中川可菜
割とストレートになんでも言える方だと思いますが、碧衣は私よりはるかに可愛い感じです。碧衣は弱い部分を見せて、素直に伝えている感じなんですけれど、私は碧衣が言うような言葉は言わないですね。私はあまり怖いと思わなくて、一人でも平気なタイプなので。そこは真逆なのかなと思います。このシーンは、碧衣が徐々に心を開いて行くところの一つだと思ったので、オープンにしすぎずに、「ちょっと言いづらいけど、今は水野くんしかいないから、言うしかない」みたいな気持ちで演じました。
・吉川さんは、頼れる人がタイプとのことで、水野くんは間違った形で頑張りますが、中川さんご自身の好きなタイプはどんな方ですか?
中川可菜
水野タイプと佑太タイプ、どちらでもないかもです。高校生の時は、見返りを求めない優しい人がタイプだったんですけど、この年になると、好きなことを一緒に楽しんでくれる人か、好きなことを否定せずにほっといてくれる人がいいなと思います。
・過去の佑太とのシーンの撮影はいかがでしたか?
中川可菜
誰にでも明るくできるようなキャピキャピが残っている時だと思ったので、明るく演じてみたんですけど、監督に、「かわいすぎ」って言われて、嬉しい反面、複雑でした(笑)。
・「俺の前じゃ、しっかりしようとか我慢とかしなくていいから」というのは、言われたら嬉しいだろうと思いますが、演じていかがでしたか?
中川可菜
その言葉が碧衣の中で今も残り続けているので、きっと碧衣は頼ることを知らなくてずっと一人で頑張ってきていたんだろうなと思います。そのセリフをきっかけとして大事にしました。
・ご自身だったら、「どちらか1人しか元の世界に戻れない」と言われたら、どうしますか?
中川可菜
どちらになっても、受け入れちゃいます。自分が戻れなかったら、「そっか」って受け入れると思います。
・高橋改さんとの共演はいかがでしたか?
中川可菜
すごくまっすぐで、仕事に向き合ってくださったのでやりやすかったです。「水野くん」っていう感じだったので碧衣を演じやすかったです。水野くんに対する接し方も、考えてやるというよりは、自然と出てきたと思います。
・弓削智久さんとの共演はいかがでしたか?
中川可菜
安心感がありました。完成した作品を観ても、弓削さんが出てきた時の管理人としての安心感、佇まい、「この人がいればとりあえず大丈夫だろう」「何か起きても守ってくれるだろう」という安心感があります。碧衣は最初は、水野くんより管理人さんに対しての方が心を開いているかもしれません。
・阿部快征さんとの共演はいかがでしたか?
中川可菜
明るい方でした。目が力強い方で、役もあったと思うんですけれど、吸い込まれそうになりました。
・本作の見どころはどこだと思いますか?
中川可菜
二人がどうなっていくのか、アプローチの仕方だとか間違ったやり方も含めて水野くんの行動を楽しんでほしいです。
・読者にメッセージをお願いします。
中川可菜
「よっしゃ見に行くぞ」という気持ちが入らないと観に行けない映画もあると思いますが、本作は重いラブストーリーではなく、軽く、純粋な気持ちで観れる、ピュアな青春ラブストーリーなので、気軽に観にきてほしいです。高校生じゃない方は、自分が高校生の時と照らし合わせながら、観ていただければと思います。
映画『きみといた世界』
【あらすじ】
高校3年生の水野卓(高橋改)はクラスメイトの吉川碧衣(中川可菜)に密かな恋心を抱いている。 碧衣は、親友の横山理奈(保﨑麗)や陽キャの男子生徒たちにいつも囲まれており、コミュ障で陰キャぼっちの卓は、スクールカースト一軍の碧衣を陰から眺めることしかできない。ある日、卓と碧衣は、他に誰もいない謎の世界に迷い込んでしまう。
困惑している2人の前に、謎の男(弓削智久)が現れ、「2人共が元の世界に戻る条件は、2人の心を合わせ、元の世界とのバランスを取っている“コア”に人間が1人だと認識させること」と教わる。“心を合わせる”という方法がわからないながらも、試行錯誤する2人だが、卓のコミュ障が原因でそれもうまくいかない。そんな日々の中でも碧衣は卓の優しさに触れていくが、碧衣の目の前に碧衣が好きだった工藤佑太(阿部快征)が現れる。
果てして卓と碧衣は元の世界へ戻れるのか…
【クレジット】
中川可菜 高橋改
保﨑麗 大久保幸輝 薮内大河 Kaito 上瀬一輝 武者梓音(PANDAMIC) 渡邉陽(開歌-かいか-)
真砂豪 島野知也
阿部快征 弓削智久
製作:arawaka 原作・脚本:arawaka 政成和慶
エグゼグティブプロデューサー:佐藤旭 プロデューサー:赤間俊秀
キャスティング:小林信介(ジ・ズー) 監督補:森山茂雄 助監督:佃直樹 撮影:藍河兼一 録音:豊田真一
スタイリスト:長妻和也 ヘアメイク:又吉桃花 梅津彩
CGディレクター:大柳和也 井上海 浜口泰昭 CGプロデューサー:古新舜(コスモボックス) 造形:川端英揮 制作主任:三谷奏
整音ミキサー:岩波昌志 音響効果:横山大資 DIT・カラリスト:井塚祐真
スチール:和田大樹 安永晃 アクション指導:島野知也 編集助手:廣光詠司
音楽プロデュース:Psalm 音楽:Kengo (Psalm)
主題歌 ”永遠であれと”(作詞:南川ある 作曲・編曲:Kengo(Psalm) 歌手:南川ある)
監督・編集:政成和慶
製作・配給:BASARA 配給協力:渋谷プロダクション
2024年/日本/カラー/シネマスコープ/5.1ch/103分
©2024 「きみといた世界」製作委員会
【『きみといた世界』映画】
公式サイト:https://kimitoitasekai.com/
X: https://x.com/kimitoitasekai
Facebook: https://www.facebook.com/kimitoitasekai
【『きみといた世界』コミカライズ】 arawaka氏 X: https://x.com/a_rawaka
12月14日(土)〜12月27日(金)池袋シネマ・ロサにてレイトショー公開ほか全国順次公開