映画「ミッシング・チャイルド・ビデオテープ」東京国際映画祭で舞台挨拶

映画「ミッシング・チャイルド・ビデオテープ」東京国際映画祭で舞台挨拶

2024年10月30日(水)、第37回東京国際映画祭にて、近藤亮太監督の長編デビュー作「ミッシング・チャイルド・ビデオテープ」が上映され、舞台挨拶が行われた。 登壇者は、主演の杉田雷麟さん、平井亜門さん、森田想さん、そして近藤亮太監督。

幼少期に影響を受けたジャパニーズホラーへの原点回帰をテーマに、現代の観客に新たな恐怖体験を提供したい

近藤監督は「自分自身がジャパニーズホラーといわれる作品を見て育ち、自分もそういう映画を撮りたいと思って今回の作品を作りました」と語り、「自分がこどもの頃に感じたような怖い気持ちというものを、改めて今、時代に、今現代に皆さんにも味わっていただけたらとても嬉しいと思います」と作品に込めた熱い思いを明かした。

「ホラー映画の中で一番怖い映画」、映画館で鑑賞することが重要
杉田さんは、 「『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』という映画は、映画館で見るのが一番いい映画だと思っています」とコメント。 その理由として、本作が分かりやすい音や表現で恐怖を演出するのではなく、静寂な時間の中にこそ、何か裏に潜む恐怖を感じさせるような作品であることを挙げた。
「じわじわと静寂な時間でさえも、この映画館の環境であれば、何か裏に見えてくるかもしれないし、何か怖いものが潜んでいるかもしれない」と語る杉田さん。

そして、「そういうものを受け取れるのが映画館という環境でしか受け取れないと思うので、今日は皆さんぜひ、僕が台本を最初に読んだときに感じた気味の悪さを一緒に共感していただければなと思います」と、観客に映画館での鑑賞を呼びかけた。

本作の持つ独特な恐怖
森田さんは 初号試写を観た際に、その怖さに衝撃を受け、後味が悪く残るような感覚を覚えたと明かし、「皆さんにもぜひその怖さを楽しんでいただけたらいいなと思っています」と、観客に作品の魅力をアピールした。

五感をとぎ澄ませて楽しんでほしい

平井さんは、「皆さんがおっしゃったように、すごく静かで、忍び寄ってくるような、そういう怖いホラー映画なので、耳を澄まして、五感をとぎ澄ませて楽しんでいただければ良いのかなと思います。」と説明。「それではお楽しみください」と自ら上映をスタートするかのような掛け声で会場を笑わせた。


『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』

出演:杉田雷麟 平井亜門 森田想 藤井隆

総合プロデューサー 清水崇
監督 近藤亮太
脚本 金子鈴幸
企画 KADOKAWA
制作 『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』製作委員会
配給 KADOKAWA
©2024「ミッシング・チャイルド・ビデオテープ」製作委員会

2025年1月24日(金)全国公開

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