映画『カフネ』初日舞台挨拶。感動の船出 主演・山崎翠佳さん「人生を変えてくれた作品」

映画『カフネ』初日舞台挨拶。感動の船出 主演・山崎翠佳さん「人生を変えてくれた作品」

10月12日(土)、ポレポレ東中野にて、映画『カフネ』の初日舞台挨拶が行われた。会場には、主演の山崎翠佳さん、松本いさなさん、入江崇史さん、澤真希さん、渡辺綾子さん、桜一花さん、入江崇史さん、そして杵村春希監督が登壇し、作品への熱い思いを語った。

■ 映画『カフネ』初日舞台挨拶。

▼初日を迎えてのそれぞれの想い


21歳の新鋭監督が描く「対話」の物語
大阪芸術大学出身の杵村監督は、本作が21歳の時に学生と共に制作した、人々の対話を描いた作品だと紹介。「どうぞそこをご注目いただいて楽しんでいただければと思います」と、観客に語りかけた。

主演・山﨑翠佳さん、作品への深い感謝を述べる
山﨑さんは、本作が自身にとって俳優としてだけでなく、人としても大きな転機になった作品だと語り、観客に感謝の気持ちを伝えた。
「カフネは私にとって俳優としてだけじゃなく、人としても人生を大きく変えてくれた作品なので、それを皆様に見ていただけることが非常に嬉しくてありがたいです。今日は楽しんでいってください。よろしくお願いいたします。」と、山﨑さんは笑顔で喜びと感謝を伝えた。


松本さんは、2年前に熊野で撮影した作品が、ついに東京で公開される喜びを語り、観客に感謝の気持ちを伝えた。
「本当にありがとうございます。本日は来てくださってありがとうございます。2年前に作品を作って、それが熊野で撮って、ついに東京でっていう本当に素晴らしい日を迎えられたことが本当に嬉しいです。」と、松本さんは感無量の様子で語った。
さらに、「皆様それぞれにとっての選択っていう目線、いろんな選択があるっていう目線がいろいろ含められた本当に素晴らしい作品になっているので、ぜひ皆様の何かになればと思っています。ぜひ楽しんでください。本当にありがとうございます。」と、作品に込められたメッセージを観客に伝えた。

澤さんは、本作が最高のメンバーで作った大好きな映画だと語り、観客に楽しんでほしいという気持ちを伝えた。
「見ていただく前にあれなんですけど、この映画が本当に大好きで、最高のメンバーで作った映画です。そして台本に書かれているところと書かれていないところ、ところと、その二度と再現できないような瞬間を切り取ってくれたような映画なので、ぜひ楽しんでいっていただけたら幸いです。よろしくお願いします。」

渡辺さんは、「三連休の初日の夜に、こんなにたくさんのお客様、ご来場いただいてありがとうございます。お医者さんの役をやらせていただきました。渡辺綾子と申します。学生のチームだった撮影のタイミングの時から、時間を経て、今こうやって東京でこんなにお客さんの前で初日に皆さんのお顔を見て挨拶できること、すごく嬉しく思います。今日は楽しんでいってください。短い時間ですが、よろしくお願いします。」と、渡辺さんは感慨深げに語った。


桜さんは、「皆様、今日はありがとうございました。ありがとうございます。カフネの中で瀬川澪の母、瀬川雫役をさせていただきました桜一花です。この映画が2年前に撮って、みんなで大阪で東京でぜひやりたいねって言っていたことが今叶って、皆様の前でご挨拶できていることがすごく嬉しいです。今日はお楽しみいただけたらいいなと思います。」と、笑顔で語りました。

入江さんは「瀬川澪の父親役をやらせていただきました入江崇史と申します。今日は本当にありがとうございました。他の映画にいかず、この劇場に来ていただいて本当にうれしい気持ちでいっぱいです。僕は映画に限らず、何でも思いがこもっているかどうかとか、魂が入っているかどうかが、僕にとってすごく重要です。
よくある題材かもしれないんですけれど、そこに何かちょっと僕らが想像つかないような力が込められている映画だと思うんですね。真心だったり、それから情熱だったり、ピュアなものだったり、それがむせかえるほど出てくる映画だと思うので、ぜひ楽しんでみてください。ありがとうございます。」と、作品への熱い思いを語りました。

キャスト陣が語る、杵村監督の印象

キャスト陣は、杵村監督について、「コミュニケーションを取らない人だと思ったが、今は静かに物事を考えている人だと感じる」「短い撮影期間だったが、心のゆとりを与えてくれるような撮影だった」「助産所への取材に立ち会わせてくれるなど、こだわりが強く、頑固な部分があると感じた」など、様々な印象を語った。

杵村監督からメッセージ
最後に杵村監督は、「自分と関わってくれたスタッフ・キャスト全員が全力で取り組んだ作品」だと、改めて本作への強い思いを語り、「軽い気持ちで見ていただければと思います」と締めくくった。


■ 作品概要

映画『カフネ』

杵村春希長編初監督作品 
山﨑翠佳初主演

小さな田舎の港町を舞台に、少女澪の新たなる決断と希望の物語。

高校三年生、澪。彼氏である渚の子を妊娠してしまうが、彼氏や家族に打ち明けられずにいた。澪は、孤立しながらも、さまざまな困難に直面し、今まで言葉にしてこなかった気持ちを伝えるために、渚の元へ向かう・・・。

熊切和嘉、山下敦弘監督らを輩出した大阪藝大が久しぶりに生んだ若干21歳の新鋭・杵村春希監督。キャストとの綿密な本読みで撮影に臨み、人々の心の動きを真摯に映像に定着させた。

ヒロイン澪には山﨑翠佳。コブクロMTVのコンテンポラリーダンスで脚光を浴び、「虎に翼」のヒロイン寅子のクラスメイト佐野光子役で注目される。

本作では初の長編映画の主役にして,きらめく程に繊細な少女澪を見事に演じきった。

また、神秘の町、三重県熊野オールロケを生かした自然のもたらす空気感見逃せない。

⚫出演 
山﨑翠佳,太志,松本いさな,木下隼輔,桜一花,入江崇史 ,澤真希,渡辺綾子


⚫監督 杵村春希(Kinemura Haruki)
⚫プロデューサー 吉田光歩(Yoshida Mitsuho)
⚫共同プロデューサー 眞鍋瞬(ManabeSyun)                 
⚫脚本 千葉美⾬(ChibaMiu)/杵村春希(KinemuraHaruki)          
⚫⾳楽 井澤岳丸(IzawaTakamaru)                    
⚫撮影 ⾼本優(TakamotoYuu)                        
⚫照明 徳⼭魅⽃(TokuyamaKaito)/⻄村元汰(NishimuraGenta)       
⚫ 録⾳ 中村駿輔(NakamuraSyunsuke)                     
⚫ 編集 柳本信鷹(YanagimotoNobutaka)/杵村春希(KinemuraHaruki)    
⚫ 美術 ⽥中杏奈(TanakaAnna)/駒澤樹(KomazawaTatsuki)         
⚫ 助監督 ⼤井薫幾(OiYukino)                       
⚫ 制作 ⽔⼝綾花(MizuguchiAyaka)

66分24秒 / カラー / シネマスコープ / DCP / ステレオ / 2023年1月(完成)

主題歌 終日柄「秘密」

・2024年10月12日(土)〜25日(金) ポレポレ東中野にて、20:20より上映
・2024年11月2日(土)〜14日(木) シアターセブン(大阪)にて上映

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