『宇宙戦艦ヤマト』放送50周年記念企画続々発表！ファン垂涎のイベント、配信＆出版ラッシュ！

2024年10月6日、新宿ピカデリーにて「宇宙戦艦ヤマト」放送50周年記念上映会イベントが開催された。「宇宙戦艦ヤマト」は、1974年の放送開始から半世紀、世代を超えて愛される金字塔的作品。記念すべき50周年を来年に控え、ファン待望の最新情報が解禁された。劇場でのセレクション上映、原画展開催、関係者によるトークイベントなど、ファン垂涎の企画が目白押しだ。

1. ■　『宇宙戦艦ヤマト』放送50周年記念企画
2. ■　50周年記念企画、続々始動！

■　『宇宙戦艦ヤマト』放送50周年記念企画

2024年10月6日、新宿ピカデリーにて「宇宙戦艦ヤマト」放送50周年記念上映会イベントが開催
1974年のTVシリーズ初回放送からちょうど半世紀となるこの日、会場には多くのファンが集結し、アニバーサリーイヤーの幕開けを祝った。

イベントは、まずTVシリーズ第1話「SOS地球!! 甦れ宇宙戦艦ヤマト」のアニバーサリー上映でスタートした。上映開始時刻はあの頃と同じ19時30分、映像が流れ始めるスクリーンに、客席は釘付け。上映後には大きな拍手が沸き起こった。 50年の時を超えて、再びヤマトが宇宙へと旅立つ感動を分かち合った。

幻の8mmフィルム版がスクリーンでよみがえる！
続いて、8mmフィルム版「宇宙戦艦ヤマト」全3部作（「さらば地球よ」「神よ、ガミラスのために泣け」「愛に生き愛に死す」）が劇場初公開された。これは、TVシリーズ全26話を約36分に再編集し、新規ナレーションを加えたもので、1977～78年頃に家庭用8mmフィルムとして発売されたもの。ビデオデッキがまだ高価だった時代、多くの家庭では小型映画フィルムである8mmフィルムで思い出を記録していた。今回のイベントでは、当時の貴重なフィルムをデジタル上映することで、幻の作品を現代によみがえらせた。

庵野秀明氏、出渕裕氏、氷川竜介氏によるスペシャルトークショー
上映後には、アニメ監督・プロデューサーの庵野秀明氏を司会に、「宇宙戦艦ヤマト2199」総監督の出渕裕氏、アニメ・特撮研究家の氷川竜介氏をゲストに迎えたスペシャルトークショーが行われた。

制作秘話から当時のアニメ業界事情まで、話は尽きない
3人は、当時の制作現場の様子や、作品に込められた思いなどを熱く語り合った。特に、放送当時と同じく日曜日の夜に開催された今回のイベントを振り返り、庵野氏は「50年経った今でもこうしてヤマトを見られるのは感慨深い」と語った。

氷川氏は、8mmフィルム版について「高価で買えなかった」「1万2千5百円だった」と、当時の思い出を振り返った。また、作品の内容については「ストーリーを駆け足で説明するために、ドラマが犠牲になっている部分もある」としながらも、「戦闘シーンの迫力は見応えがある」と評価した。

出渕氏は、「宇宙戦艦ヤマト」が後のアニメ作品に与えた影響の大きさを指摘し、「ヤマトがあったからこそ、今の日本のアニメがある」と語った。

庵野氏「新作アニメ、作ります！」
トークショー終盤、庵野氏から「株式会社カラーが新作アニメ映像を制作する権利を取得した」という重大発表がなされると、会場からは大きな歓声が上がった。庵野氏は「新作は、ボイジャーホールディングス株式会社（代表取締役西﨑彰司）から、「宇宙戦艦ヤマト」をベースとした新作アニメ映像を製作する権利を付与されました。また。株式会社東北新社さま著作権の利用について許諾もでました。詳細はまだ言えないが、残りの人生を費やすことになると思う」と意気込みを語った。