映画『スミコ22』舞台挨拶、満席御礼!ユーモア溢れるトークで制作秘話や裏話が明らかに

映画『スミコ22』舞台挨拶、満席御礼!ユーモア溢れるトークで制作秘話や裏話が明らかに

2024年6月30日、新宿K’s cinemaにて映画『スミコ22』の上映後舞台挨拶が行われ、満席の観客から温かい拍手が送られた。登壇したのは、福岡佐和子監督、主演の堀春菜、リコーダー男役の原恭士郎、そして助監督も務めたはまださつき。司会は、はまださんが務め、和やかな雰囲気の中、ユーモア溢れるトークが展開された。

左から はまださつき 福岡佐和子監督 主演の堀春菜 リコーダー男役の原恭士郎

■ 映画『スミコ22』舞台挨拶

舞台挨拶の冒頭では、登壇した4人が、それぞれ好きな色を発表。はまださんは緑。福岡監督は黄色。堀さんは濃い目の赤。原さんは紺色と、好きな色を明かした。

福岡佐和子監督

福岡監督は、主題歌「日記」を手がけたバンド「ゴリラ祭ーズ」について、「ちょうどこの映画の元になった日記を書いてた時期に すごくよく聞いていたアーティストさんで この音楽を誰にお願いしたいかと思った時に、一番(最初に)パッと出てきた」と明かした。「ゴリラ祭ーズ」が作詞・作曲した「日記」という曲に対しては、彼らの音楽は、スミコの心情を見事に表現していると絶賛し、主題歌が映画に深みを与えていることを強調した。

原さんは、印象的なシーンとして、自動販売機への体当たりシーンを挙げた。福岡監督は「あれはもともと“体当たりする”っていうト書きではあったんですけど、遠藤さんがめちゃくちゃびっくりするぐらいのスピードで、すごい強さで体当たりしてくれて、撮ってるのを見ながらめちゃくちゃ笑っちゃいました。スタッフもみんな笑ってたぐらい、すごい面白くしていただきました。」と撮影時のエピソードを披露し、観客を笑わせた。

リコーダー男役の原恭士郎

堀さんは、リコーダー男とスミコの妄想のシーンについて、リコーダーを吹きあって会話する場面の練習が面白かったと振り返り、撮影中に笑いをこらえるのに苦労したことを明かした。また、このシーンはワンカットで撮影されたわけではなく、編集で細かくカット割りされているという裏話も披露された。

最後に、キャストたちは映画グッズの紹介や、SNSでの感想のシェアを呼びかけた。堀さんは、パンフレットを舞台裏に落とし、原さんが優しく拾いあげ、堀さんに手渡すと、安心したのか堀さんは思わずその場にうずくまった。


最後にはまださんは「映画を観た後は、ぜひ『日記』を聴きながら帰ってください」と笑顔でよびかけた。

『スミコ22』は、新宿K’s cinemaにて7月12日まで上映中。

満席のフォトセッション
舞台挨拶前のうちあわせをするみなさん

■ 映画『スミコ22』

あらすじ
友人とエビフライパーティーをしている静岡スミコはふと思う。自分の感覚がいつの間にかひどく曖昧なものになっている。何が猛烈に好きで何が耐え難く嫌いか、何を面白く思っていて何を喋りたいのか、そのどれをもちっとも感じられないまま人生を過ごしてしまっていると。

それからのスミコは自分と会話しながら日々を過ごす。実家にいる猫のおこげが彼女にとってとても大事である。馴染めない空間に馴染もうと挑んだ後は、美味しいチョコを食べる必要がある。白いスキニーを履いてパンツが透けている人が気になる。二日酔いで昨日のことを思い出すはずが、思い出す必要のないところまで思い出してしまう。

大学を卒業して入社した会社を4ヶ月でやめたスミコ。新生活の中で、自分がたしかに思っていることを たしかに思っているな と思いながらすごそうとしている。

出演:
堀春菜 はまださつき 松尾渉平 樹 安楽涼 梶川七海 イトウハルヒ 川本三吉 遠藤雄斗 瀬戸璃子 中川友香 安川まり 原恭士郎 黒住尚生 東宮綾音 木村知貴

ナレーション:工藤祐次郎

監督・脚本・編集:福岡佐和子 プロデューサー:髭野純 助監督:はまださつき 制作:原恭士郎 撮影・グレーディング:中村元彦 録音・整音:堀内萌絵子 録音助手:稲生遼   制作応援:藤咲千明 スタイリスト:大場千夏 スチール:新藤早代 音楽:ゴリラ祭ーズ  宣伝デザイン:東かほり 主題歌:ゴリラ祭ーズ「日記」

企画・制作:しどろもどリ  製作・配給:イハフィルムズ

映画『スミコ22』公式サイト:https://sumiko22.amebaownd.com/
公式X @sumiko_22_
Instagram  @sumiko_22_

2024年6月29日(土)より新宿K’s cinemaにて公開

スミコ22

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