下北沢を舞台にした青春映画『あとがき』のキックオフ上映イベントが6月30日、ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場にて開催された。3月の公開以降、連日満席を記録し、好評につき7月5日からの再上映が決定した本作。イベントは、MCをフリーアナウンサーの曽⽥⿇⾐⼦さんが務め、主演の猪征大さんをはじめ、遠藤史也さん、橘花征志郎さん、松本ししまるさん、そして玉木慧監督が登壇。作品への熱い思いを語った。
■ 映画『あとがき』キックオフイベント
玉木監督は「観客の皆様の声があってこその再上映」と感謝の意を表し、猪さんも「こんなに多くの方に来ていただけて嬉しい」と喜びを露わにした。橘花さんは「今の時代に劇場に足を運んでくれることに感謝」と述べ、松本さんは「映画館で見ていただいて初めて映画は完成する」と観客への感謝を強調した。
撮影中のエピソードでは、玉木監督が各俳優の印象を語った。松本さんについては「2日目に合流したにも関わらず、4日目くらいの顔をしていた」とチームワークへの貢献を称賛し、橘花さんについては「アグレッシブに役作りに参加してくれた」と若手俳優としての勢いを評価した。また、遠藤さんについては「準備期間が短かったにも関わらず、難しい役をしっかりと演じ切ってくれた」と称えた。
▼向里祐香さんからのメッセージ
スケジュールの都合で欠席した向里祐香さんからはメッセージが寄せられ、MCの曽⽥⿇⾐⼦さんが代読した。
【向里祐香さんからのメッセージ】
こんにちは。日向役の向里祐香です。
撮影のためお伺いできなくてとても残念です。みんなと一緒に「お帰り」、「ただいま」をしたかったです。そして、ご来場ありがとうございます。あとがきを見て応援してくださっている皆様のおかげで、第2幕をあげることができたんだと思います。本当にありがとうございます。ここからさらに多くの人に観ていただき、もっと広まってほしいなと思う作品でもあります。
短い挨拶ではありますが、これからもあとがきをどうぞよろしくお願いいたします。
2024年6月30日 向里祐香
猪さんは向里さんのメッセージに対して「作品を愛してくれる気持ちを感じる」と感謝の言葉を述べた。他の登壇者も向里さんの人柄と作品への情熱を称え、作品への愛情あふれる雰囲気に包まれた。
最後に猪は「この映画をどんどん広めていきたい」と力強く語り、玉木監督が友人をモデルに映画を作ったことに触れ、「楽しみにしてください」と締めくくった。再上映に向けてさらなる盛り上がりを見せる映画『あとがき』。観客の心に響く青春物語を、ぜひ劇場で体感してほしい。
映画『あとがき』
あらすじ
染井春太(猪征⼤)は居酒屋でアルバイトをしながら役者を⽬指しているが、来る仕事はエキストラばか
り。ある⽇、路上で⼀⼈芝居をしている途中に出会ったアニキ(松本ししまる)と東京・下北沢にある
バーを訪れる。そこで吃⾳のアーティスト、レオと出会う。レオ(遠藤史也)はアメリカから帰ってき
たばかりで家が無く、気付けば春太の家に住み着くようになる。⽬指すものは違うが、お互い夢を追
う者として気付けばかけがえのない存在となっていく。そして2⼈はある約束を交わし、お互い約束を
果たす為に夢に向かって⽇々努⼒する。しかし次第に春太を取り巻く環境に変化が訪れ、春太の夢に
対する気持ちも揺らいでいく、、、いつまでも変わらないと思っていた。偶然出会った若者2⼈の出会
いからそれぞれの⼈⽣の選択を描いた8年間を描く。
監督：⽟⽊慧脚本：佐藤寿洋⽟⽊慧プロデューサー：槇原啓右
キャスト：猪征⼤、遠藤史也、向⾥祐⾹、橘花征志郎、松本ししまる、尾台彩⾹、⼭⽥キヌヲ
⼤⾼洋⼦、⽊村知貴、髙橋雄祐、細井学、⼭本桂次他
主題歌：Bray me「アンダー・ザ・ドッグ」(Happinet Music / KURAMAE RECORDS / NottDagr)
スタッフ：撮影：守屋良彦∕照明：齋藤正貴∕録⾳：⽵内勝⼀郎∕⾐裳：ミナミマリィ∕ヘアメイク：塚原ひ
ろの∕スチール：島⽥⿓∕助監督：中根克、島⽥⿓∕制作進⾏：中川泰博∕吃⾳監修：⽮⽥康⼈
製作：TeamDylan
2023年/⽇本/129分/5.1ch/シネスコ/カラー
公式サイト：https://atogaki.jp/
公式X（旧Twitter)：@atogaki_movie Instagram：@atogaki_movie
2024年7⽉5⽇(⾦)より、シモキタ-エキマエ-シネマ『K2』にて再上映
