映画『僕の月はきたない』初日舞台挨拶。古谷蓮と架乃ゆらトークバトル。奇行?アドリブ?、猫とモテ行動。

映画『僕の月はきたない』初日舞台挨拶。古谷蓮と架乃ゆらトークバトル。奇行?アドリブ?、猫とモテ行動。

6月15日、新宿K’s cinemaにて、映画『僕の月はきたない』(工藤渉監督)の初日舞台挨拶が行われ、主演の古谷蓮、架乃ゆら、工藤渉監督が登壇。司会は東紗友美(映画ソムリエ)が務めた。舞台挨拶では、古谷さんと架乃さんのトークバトル(?)のほか、青春エピソードが語られた。

本作は、フェイクドキュメンタリー映画『30DAYS』の後日談を描いた作品。古谷蓮演じる主人公が、禁欲生活を通じて自己を見つめ直す姿を描く。

■ 映画『僕の月はきたない』初日舞台挨拶

司会 東紗友美

古谷さんは、本人役を演じるということで、撮影時にあったエピソードで役作りについて質問されると、「本人役をやることはあんまりないと思うんですけど、僕はなぜか何度かあったんです。本作だけではなくて、本人じゃなくても“古谷”という名前をそのまま作品に使っていただいく経験が今まであったので、だから今回特別に何かあったっていう感じではないんですけど、作風的に自分を通して出さなきゃいけないものが多くあったので、本当に気合が入りました」とコメント。

工藤監督は「古谷さんのことはなんだかよくはわからないんだけど、撮影現場のみんなから愛されるキャラで、吉田浩太監督からも愛されていて、古谷くんのことをなんとかしてあげたいという気持ちでこの作品は進んでいった」と絶賛した。

架乃ゆらさんは、自身の演じた役について「行動原理が理解しづらいキャラクターでした。多分、琴絵に共感する人は少ないと思うのですが、私は琴絵のその無茶苦茶な行動をやることで少しはわかる部分があったので、そこを引き出すのに苦労した」と明かした。

▼架乃ゆらさんの奇行!? 古谷さんと架乃さんのトークバトル

古谷蓮
「何度か話してるんですけど、架乃さんは琴絵役としてだけじゃなく、普段から結構むちゃくちゃだなって思いますね。撮影の中盤から一緒にメインのシーンを撮り始めたんですが、最初の頃の撮影から急にアドリブ入れてきたりとか。」

架乃ゆら
「そんなことないですよ!」

古谷蓮
「いやいや、すごいなって思いましたよ。」

架乃ゆら
「私の奇行みたいに言われてますけど、そうじゃなくて、現場で古谷さんがみんなに可愛がられてる雰囲気を感じて、それに合わせて私もアドリブを入れただけなんです。勝手にやったわけじゃなくて、古谷さんが『俺はいけるぜ』みたいな雰囲気を出してくれたおかげでやりやすかったんです。」

古谷蓮
「いやいや、そんな『俺はいけるぜ』みたいな雰囲気は出してないですよ!でもありがたいことに、架乃さんにアドリブでいじってもらえて、現場は本当に楽しかったですね。」

東紗友美
「撮影現場で印象に残っていることはありますか?ケンカとかでもいいですよ。」

架乃ゆらさん
「ケンカはしてないですね。撮影は最初から最後まで本当に楽しくて、平和でした。」

古谷蓮さん
「本当に平和でしたね。」

▼二人はまるで中学生

架乃ゆらさんは、撮影の中盤から古谷さんと一緒のシーンが多く、特に、お寺のシーンなどで、背丈が同じくらいのふたりが移動する様子が、まるで中学生のようだったと振り返りました。古谷さんも坊主姿だったこともあり、懐かしい気持ちになったと語った。

▼架乃さんが語る青春エピソード

架乃ゆら
青春エピソード…ついさっき、すべて話してしまったかもしれませんが、こんな出来事があったんです。お寺で撮影していた時のことなのですが、敷地内に野良猫がいたんです。どちらが先に見つけたのかな…私だったかな?
そう、私が「野良猫がいる」と言ったんです。古谷さんもそれに気づいて、二人で猫をずっと探していました。物陰とか、いろんな場所を探したんです。

そうしたら、スタッフさんから「古谷が猫をきっかけにモテようとしている」みたいな、謎のいじりが始まったんです。それには、私も古谷さんも大笑いしました。撮影で体力的に一番きつい時期だったのですが、そんな楽しい出来事があったおかげで、現場はいつも笑顔であふれていました。そんなイジりがたくさんある明るい現場でした。

▼メッセージ

古谷蓮
今回この映画では生と死というものをメインに描いていて、生きていくということはすごく大変なことではあると思うんですけど、さらにその上で自分らしく生きていくというのはもっと大変なことだなと本当常々今でも思っていて、修行を通じてこの撮影を通じて大変だけれどもこうやって助けてくれるたくさんの方がいらっしゃったり、こうやって見に来てくださる方々に助けられて生きているなと今日々感じて生きております。
これからも今この瞬間を大切に真っ直ぐに頑張って生きていきたいと思います。今日はありがとうございました。

架乃ゆら
本日、初日にたくさんのお客様に見て頂けて、すごく本当に幸せだなと思います。これから上映が始まるので、あまり私からは細かくは言わないようにしておきますが、SNSで「僕の月はきたない」の感想をぜひつぶやいて頂けると、我々は本当に全て見に行きますので、ぜひツイートして頂ければと思います。今日はありがとうございました。

工藤渉監督
いろんなメッセージというか、いろんなことを込めている映画なんですけど、楽しんで見て頂きたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございます。

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