東京 東エリア唯一のミニシアター「Stranger」に注目!6月~7月の特集上映を紹介

東京 東エリア唯一のミニシアター「Stranger」に注目!6月~7月の特集上映を紹介

東京の東エリア唯一のミニシアターとして誕生した映画館「Stranger(ストレンジャー)」(東京都墨田区菊川、2022年9月の開業)。2024年2月より運営組織を一新し、魅力的なラインナップと顔ぶれで、映画館とカフェと、地域に寄り添った役割を担い、営業中。
コミュニケーションが希薄化している時代だからこそ、改めてミニシアターで映画を鑑賞し「知る、観る、論じる、語り合う、繋がる」というリアル体験を楽しんでいただくことでStrangerから人と映画と町を元気にしていくという。

■ 東京東エリア唯一のミニシアター「Stranger」

都内でミニシアターの閉館が相次ぐ中、なぜ今、この時代にミニシアターなのか?ミニシアター文化に馴染みのない20代が牽引する意味は?劇場発信として、どんな仕掛けで映画と人と町を盛り上げていくのか?今後のミニシアターの未来図をどう描いていくのか?
26歳の新社長が新「Stranger」として、作品に関連したDJイベントの開催や、「Tiny Space Theater」(監督やキャスト、プロデューサーと一緒に短編を観て語り合う取り組み)、「Tiny Space Gallery」(アーティスト個展の開催)など地域や作品に関連する新しい企画を取り入れると共に、上映作品のラインナップの再検討を図っている。

墨田区の菊川という場所でミニシアターを根付かせるべく立ちあがった「Stranger」に注目!

公式サイト https://stranger.jp/
公式X @strangelove2022

▼Stranger 6・7月の特集上映

◆JAIHO Collaborations ホン・サンス特集上映

6月28 日(金)~7月18日(木)

74回ベルリン国際映画祭にて2年ぶり5度目となる銀熊賞(審査員大賞)を獲得したホン・サンス監督。韓国映画を世界に向けて発信し続ける名匠ホン・サンス監督の日本劇場公開最新作『WALK UP』公開を記念し、日本未公開の作品を含む珠玉の5作品をセレクト。ユニークな会話劇に酔いしれる体験をお届けします。『WALK UP』は 6月28 日(金)よりStranger他にて全国公開。

『映画館の恋』(2005)
2005年「カイエ・デュ・シネマ」ベストテン8位。ホン・サンス監督が映画内映画とそれを観終えた男女の恋の行方を2部構成で綴る異色ラブ・ストーリー。日本ではソフト化されていない幻の人気作。

『リスト』(2011)
2011年に発表した日本未公開の短編。『82年生まれ、キム・ジヨン』のチョン・ユミとアカデミー賞助演女優賞受賞歴のあるユン・ヨジョンが母娘を演じる。

『草の葉』(2018)  
キム・ミニ主演、ホン・サンス監督第22作となる中編。ある路地裏の喫茶店で繰り広げる男女の会話劇。

『あなた自身とあなたのこと』(2016)  
キム・ジュヒョク×イ・ユヨン主演。不条理でスリリングな恋の駆け引きを描いた辛口恋愛喜劇。

『川沿いのホテル』(2018) 
2020年「カイエ・デュ・シネマ」ベストテン 6 位。延南洞沿いにある静かなホテルで巻き起こるノスタルジックなヒューマンドラマ。

※上映の詳細(各作品上映回数)については調整中

料金:一律¥1,500(各種割引適用不可)※同時上映『リスト』『草の葉』は2作品で¥1,500


ジョン・ヒューストン特集上映

7月19 日(金)~ 8月8日(木)

1941年に『マルタの鷹』で監督デビューを果たし、1948年『黄金』でアカデミー監督賞・脚本賞を受賞。1951年『アフリカの女王』ではハンフリー・ボガートに初のアカデミー主演男優賞をもたらした。人間が持つ野望とその挫折をテーマにした作品や、名だたる作家の原作を映画化するなど多彩なジャンルの映画を数多く手がける。初期1940年代〜晩年1980年代までの監督作の中から、貴重な日本未公開作品を含む年代別 5作品をセレクトした特集上映。(以下の他1作品上映予定)

『光あれ』(アメリカ/1946 年/58分)
第二次大戦での体験からPTSDに陥った兵士とその治療の様子を収めたドキュメンタリー映画。米軍の依頼で制作されたにもかかわらず、その内容から30年以上にわたり封印されていた。

『勇者の赤いバッヂ』(アメリカ/1951 年/69分)
南北戦争を背景に、若き兵士たちの葛藤や恐怖を露にした戦争映画の傑作。スティーヴン・クレインの同盟小説の映画化であり、第二次大戦の実際の英雄オーディ・マーフィが主演を務めた。

『ゴングなき戦い』(アメリカ/1972年/100分)
元プロボクサーと新人ボクサーの交流と反撥を描いたレナード・ガードナーの原作小説を、自身ボクサーであったヒューストン監督が映画化。男たちの孤独で泥臭い闘いが映し出される。

『ザ・デッド/「ダブリン市民」より』(イギリス・アイルランド・アメリカ/1987年/83分)
ジェイムズ・ジョイスの短編集『ダブリン市民』の一篇「死者たち」を原作に、舞踏会に集う人々の一夜の出来事を描いたヒューストン監督の遺作。娘で女優のアンジェリカが主演を務めた。

上映の詳細(各作品上映回数)については調整中
料金:一律¥1,500  ※5作品セット前売券作成検討中(前売価格 ¥6,000)


■ Strangerのここがオススメ!

1 映画館 心地よい空間 

49席のアットホームな空間で映画を楽しむことができる。
椅子は新潟・十日町シネマパラダイスから、劇場スピーカーは山形・鶴岡まちなかキネマから譲渡されたもの。

2 カフェで本格的な食事も

SHIKISHIMA COFFEEがオリジナルでStrangerブレンドを開発。2時間の映画鑑賞でも美味しいコーヒーが楽しめる!カフェメニューも充実。カフェ利用のお客様も多い。

3 上映作品のラインナップ

「Stranger」セレクトの特集上映と、新作の劇場作品を上映。1日中、映画館で様々なジャンルの映画が楽しめるのはStrangerならでは。

4 アート、ギャラリーの空間で開放感溢れる装飾とスタッフ

映画館のイメージを一新。カフェやギャラリー、アートスペースとしての空間設計。映画鑑賞後にスタッフと映画を語れる有意義な時間も。

5 利便性抜群!都営新宿線菊川駅歩25秒

悪天候に影響されない立地の良さ!新宿駅から18分。近隣には東京都現代美術館も、抜群の利便性。

映画館 「Stranger ストレンジャー」 これまでとこれから
2022年 アートアンドサイエンス株式会社の岡村忠征氏がクラウドファンディングを中心に資金を募りStrangerを設立。ジャン=リュック・ゴダール監督作品をはじめ、作家性、個性豊かな特集上映を主として運営を続けてきたが2023年に事業譲渡を模索、2024年2月ナカチカ株式会社に経営移管。ナカチカの子会社としてストレンジャー株式会社を設立し(小金澤剛康/更谷伽奈子)、劇場運営の知見と映画事業の専門性をもって、「Stranger」の温故知新の精神を持ち続け、新たな事業構築を図る。

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