⽥中⼤貴監督作品『PARALLEL』上映後トーク。脚本執筆中に田中監督失踪?中江監督からは今後に期待の声。

⽥中⼤貴監督作品『PARALLEL』上映後トーク。脚本執筆中に田中監督失踪?中江監督からは今後に期待の声。

2024年4月12日(金)、シモキタ – エキマエ – シネマ『K2』にて、映画『PARALLEL』の東京凱旋上映が行われた。公開初日に行われたトークイベントには、ひと:みちゃん、中江裕司監督、⽥中⼤貴監督が登壇。MCは松崎まことが務め、映画制作の裏側を垣間見ることができる貴重な時間となった。

■ 映画『PARALLEL』上映後トーク


▼田中監督から中江監督への感謝

田中大貴監督は、自身の学生時代の作品『FILAMENT』が沖縄国際映画祭2019審査員特別賞を受賞し、そこから『PARALLEL』の制作に繋がったことを語りました。特に、審査員を務めた中江裕司監督からの賞と助言が大きな影響を与えたと述べました。

田中大貴監督

▼田中監督が失踪!?


ひと:みちゃんが、「台本完成までメールのやり取りは何回したんすか?」と二人に質問して返ってきたこたえは、“20回から30回”。
そのやりとりの際のエピソードとして、中江監督が、「(田中監督と)連絡がとれず、どっかいなくなったことがあったな…」と、当時を振り返ると、田中監督は申し訳なさげに「は…はい…」と弱々しく答えた。

▼中江監督がかける田中監督への期待


中江裕司監督は、田中監督の才能を高く評価し、次回作に対する期待を語りました。彼は田中監督に対し、善良な映画ではなく、変態性がにじみでる、人間の闇の部分を愛情を持って描ける人が貴重だと思うと、田中監督に期待をかける言葉を投げかけた。

中江裕司監督

ひと:みちゃんが、「田中監督は将来、仮面ライダー撮れる漢」と表現。それに応えて中江監督は、「仮面ライダー?今さらいいよ」とあっさりと返すと、ひと:みちゃんは、「では、、、新たなる仮面ライダー的なナニかを♪」と、田中監督の新作に期待を寄せた。

ひと:みちゃん

田中監督は、次回作の脚本執筆に取り組んでいるという、イベントのラストには劇場の来場者のみなさんに対して、映画に関する感想・投稿をSNSで拡散するよう呼びかけました。

イベントの後半には、物販の紹介が行われ、既存のパンフレット、TシャツやサントラCD、また、新たに編集されたパンフレットが紹介された。

▼舞台挨拶情報

上映期間中は、連日舞台挨拶が開催される予定。
最新情報は作品の公式SNSをご確認ください。

▼関連情報


『PARALLEL+人造魔法少女カイニ』

2024年4月12日(金)〜

海外からも注目を集める田中大貴監督の初長編監督作品と短編アニメ作品

『PARALLEL -パラレル-』

INTRODUCTION
前作のヒーロー映画『FILAMENT』が大学の卒業制作でありながら、国内外の映画祭で注目を集めた新悦・田中大貴監督の長編初監督作品!“傷を抱えた少女”と“アニメの世界に行きたい殺人鬼”の恋愛模様を描く異色のスプラッター×ラブストーリーを完成させた。主演にはモデル・女優として活躍し、本作が長編映画初主演となる楢葉ももなと、CM「CHILL OUT」に出演する芳村宗治郎の二人を抜擢。長編初作品ながら『ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2021』では堂々のグランプリを受賞。渋谷での1日限定の上映会では、チケット販売開始当日に全席完売し、急遽追加上映が行われた。今注目の若き才能の共演を見逃すな!

STORY
幼少期に両親から虐待を受けていた舞(楢葉ももな)は、その過去の記憶と折り合いをつけられずにいた。
ある日、舞はアニメキャラクターのコスプレ姿で殺人を繰り返す殺人鬼(芳村宗治郎)に遭遇する。
不思議と舞に興味を惹かれたコスプレ殺人鬼は自分の正体を隠し、舞に近づいていくのだった。
見えない”何か”によって二人は強く惹かれあっていくが、お互いが隠している本当の姿を知ることは、別れを意味していた。

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『人造魔法少女 カイニ』

INTRODUCTION
ゆうばり国際ファンタステイック映画祭2021 グランプリ受賞!
“心に傷を抱えた少女”と“アニメの世界に行きたい殺人鬼”の恋愛模様を描く、
異色のスプラッター×ラブストーリー !
世界から注目を集める新悦・田中大貴監督が放つ、衝撃の長編デビュー作を見逃すな!

STORY
【これは残酷な世界に生きる、悲しくも美しいふたりの愛の物語】
幼少期に両親から虐待を受けていた舞(楢葉 ももな)は、その過去の記憶と折り合いをつけられずにいた。ある日、舞はアニメキャラクターのコスプレ姿で殺人を繰り返す殺人鬼(芳村 宗次郎)に遭遇する。
不思議と舞に興味を惹かれたコスプレ殺人鬼は自分の正体を隠し、舞に近づいていくのだった。
舞は心の傷を、殺人鬼は自分の本当の姿を隠しながらも、二人は次第に仲を深め、見えない”何か”によって強く惹かれあっていく。
しかし、お互いが隠している本当の姿を知ることは、別れを意味していた。

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DIRECTOR

田中大貴
1994年生まれ。東京都出身。日本大学芸術学部映画学科監督コースを卒業し、現在はフリーランスの映像ディレクターとして活動中。大学の卒業制作として制作したヒーロー映画『FILAMENT』が、沖縄国際映画祭やカナザワ映画祭で審査員特別賞など、ジャンルの垣根を超えて国内外の様々な映画祭で入選・受賞を果たす。長編初監督作品『PARALLEL』が、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2021で長編部門グランプリとフィルミネーション賞のW受賞。田辺・弁慶映画祭では映画.com賞を受賞。海外の映画祭では満席が続出するなど、海外からも高い注目を集めている。

フィルモグラフィー
『FILAMENT 新編集版』(2017)
『THE TOUCHER 寂しすぎて、超能力に目覚めてしまいました。』(2020)
『PARALLEL』(2021)

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