長野県長野市出身の安川徳寛監督と、本作が初主演となる中澤実子が2人の母校の高校を舞台に 『春の結晶』を制作。本作はオフィス桐生2 0周年シナリオコンペティション『2 0祭』入選作品として制作され、2 0 2 3年夏にオムニバス上映された作品。 監督は早乙女太一のP Vや、中山優馬のM V、舞台『K I N G D O M』ティザー映像など幅広く映像作品を手がけ、2 0 2 2年に『もしかして、ヒューヒュー』を公開した安川徳寛監督が務め、『牙狼<G A R O> ハガネを継ぐ者』のメインキャストに抜擢された中澤実子が映画初主演を務める。 そして、『平坦な戦場で』や『きまぐれ』になどの作品に出演し、国内映画祭において数々の 俳優賞を受賞し注目を集める櫻井成美や、鎌田らい樹、さくら、松崎未夢、宮田龍平など若手俳優が出演。 また、インディーズ映画界のニューコメディエンヌと噂される佐藤鯨や、『法廷遊戯』に出演し活躍する長野市出身の宮澤美保が主人公璃子(中澤実子)の母親役として脇を固めている。
今作は俳優・岡田深の初監督作品であり、初の劇場公開作品となる。 監督自身の地元である石川県にて撮影し、石川県ロケでは同じく同郷の俳優陣が集められた。 監督は俳優としても活動しており、山形国際ムービーフェスティバル2 0 2 1では船越英一郎氏から 贈られる最優秀俳優賞を受賞し、国内映画祭にて数々の受賞歴を持つ。『にびさびの』では主役の姉役としても出演した。そして、主演を務める竹内啓は2 0 2 2年T A M A N E W W A V E コンペティション部門において男優賞にノミネートされ、テレビ朝日ドラマ『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』、映画では『孤狼の血L E V E L 2』(白石和彌監督)、『首』(北野武監督)に出演している。 『にびさびの巣』が初の主演作となる。 また、モデルや俳優としても活動が著しいノブヲ・夏目志乃が作品を彩り、キーパーソンである祖母役にシンガーとしても活躍している俳優・有希九美が作品の冒頭から優しい歌声で作品の世界へと誘っていく。制作陣には、最新作『寄り鯨の声を聴く』など、昨今監督としても活躍が著しい角洋介が撮影。そして今作のテーマ曲『まちのうた』を手がけたのはi o n i。 i o n iが手掛けるシングル曲『H o s h i n o U t a』のM V制作にて、岡田深・角洋介・i o n iの三人が共同制作し、今作のチームができる先駆けとなっている。 俳優、制作陣共に『にびさびの巣』の世界観を作り上げ、作品完成後、第2 3回T A M A N E W W A V Eではコンペティション作品に入選。神戸インディペンデント映画祭にて撮影賞を受賞し、 第2 1回うえだ城下町映画祭での上映を経て、今回の劇場公開が実現した。
悦子役-有希九美晴人役-竹内啓早苗役-夏目志乃朋也役-ノブヲ
STORY 東京で暮らす晴⼈は祖⺟の死をきっかけに変わりゆく ⼈や街、時間の変化に⼾惑いを隠せずにいた。 ある⽇、地元に住む姉の茜から晴⼈のもとに祖⺟の家の取り壊しの連絡が⼊る。 そしてその内容には亡き祖⺟からの遺⾔が書き綴られていた。 変わらずあると思っていた場所、変わるはずがないと信じていたもの、 家に染み付く記憶とそして姉の嘘…。 巣⽴った燕はまだ⼦供のまま、帰る場所を探していく。