第37回高崎映画祭授賞式が2024年3月24日、群馬県高崎市高崎芸術劇場で開催。最優秀作品賞『せかいのおきく』阪本順治監督や主演を務めた黒木華、共演の石橋蓮司が登壇。また、最優秀主演俳優賞に輝いた岡本玲（『茶飲友達』）や最優秀助演俳優賞を受賞した中村ゆり （『市子』）と森山未來(『ほかげ』)などの受賞者が出席。約1000人の観客を前に記念トロフィー や高崎名物”高崎だるま”を受け取り、喜びを語った。
■ 最優秀主演俳優賞 岡本玲『茶飲友達』 コメント
岡本玲
皆さんこんばんは、岡本玲です。この度はこんなに素敵な賞をありがとうございます。
私は12歳で表現の世界に入りまして20年経ちまして、でも役者としては初めて賞をもらいました。
やったー！
ありがとうございます。映画が好きでたくさん見て、でも映画のオーディションにも落ちますし、なかなかオーディションにも出会えさえしなかったりとか、もう縁がないかもしれない。諦めようって思ったけど…
「いや…でも好きだしな…」って思っていた頃に、この『茶飲友達』。
ほとんど、渡辺哲さん以外の役者の方もみんなワークショップオーディションで決まったんですが、そんなワークショップオーディションに出会いました。
（本日の登壇者の）皆さんが、“スタッフが少なかった”というお話をされているので、「またか」って感じなんですけれども、でも、本当に上映できる映画館があるかどうかもわからないっていうような状況で、スタッフさんも足りないということで、役者が決まって撮影始まっても、役者がいろんな部で応援に入ったり、出ている役者が。
「撮影が終わったら絶対になんとか上映するんだ。これをお客様に届けるんだ。」と一丸になって宣伝活動・宣伝会議みたいなものを、監督を初めとした役者みんなでしたり、コロナだったので Zoom会議になったり、いろんなことがありましたが、みんなの全員野球にしてくださった外山監督のおかげで、1人1人の方に映画を届けることができました。
東京の１館から上映が始まりましたが、全国、84館のミニシアターで上映していただくことができました。
本当に映画の皆さんの口コミ、皆さんの言葉のおかげだなと本当に思っています。
この最優秀俳優賞っていうのも、役者みんなでもらったものだなと思ってます。
私が代表してもらいました。
本当にありがとうございます。これからも映画の世界で生きたいです。今日は本当にありがとうございます。
高崎映画祭は、2024年3月31日（日）まで、高崎市内高崎芸術劇場、シネマテークたかさき、高崎電気館で開催される。高崎市内でロケが行われた『シン・仮面ライダー』ほか、公開を控えた『辰巳』（小路紘史監督）も上映。
また、『スイート・マイホーム』（3月30日（土）13:20〜上映）など邦画作品ゲスト登壇もあり、各作品で熱量高い上映が行われる。
上映作品など映画祭詳細は、高崎映画祭公式サイトまで→https://takasakifilmfes.jp/
第37回高崎映画祭 3月31日（日）まで開催中
