11月18日(土)にヴィータホールにて、映画祭TAMA CINEMA FORUM内のプログラムTAMA NEW WAVEのコンペティションが行われ、ベスト女優賞に、映画『ブルーを笑えるその日まで』主演の渡邉心結が選ばれた。
渡邉はスターダストプロモーション主催第1回「スター☆オーディション」(2019年)女子部門にて初代グランプリを受賞した注目の新人女優。初主演映画となった本作では、監督の武田かりんが自身の中学時代を投影した主人公アン役に抜擢された。学校に馴染めない中学生のアンは、別室登校に通うアイナ(角心菜)と出会い、憂鬱だった日常に少しずつ明るさを取り戻していく。
撮影当時中学生だった渡邉は監督と何度も話し合いを重ね、時に涙しながらも難しい役どころに挑戦し見事受賞した。
ベスト女優賞を受賞した渡邉は「すごいびっくりして、嬉しい気持ちでいっぱい。監督、キャスト、スタッフと心を通わせ必死に取り組んだ作品なので多くの方に届けたい。」とコメントを残した。
また、ゲスト審査員の矢田部吉彦氏は「インディーズ映画とは思えない完成度に驚いた。私が10代の少女の気持ちを完全に理解するには限界があるが、悩む少女の心情がとてもリアルに描かれていて引き込まれた。また、ファンタジー要素のある一筋縄ではいかない脚本も見事だった。」と武田かりん監督の初長編作品を評価した。
TAMA NEW WAVEベスト女優賞を獲得した渡邉心結が主演する『ブルーを笑えるその日まで』はK’s cinemaほかで開催されるMOOSIC LAB 2024にて12月2日(土)先行公開。
のち12月8日(金)アップリンク吉祥寺にて劇場公開を迎える。
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映画『ブルーを笑えるその日まで』
ひとりぼっちの女の子同士が出会い、初めての友だちと過ごす、”夢のような夏休み”。しかし、そんな楽しかった夏休みも終わりに差し掛かる。
8月31日、新学期が憂鬱な彼女たちは、ある行動を起こすのだった____
本作は、自身のコンプレックスであった中学時代の記憶をモチーフに学校という小さな世界で感じる孤独へ向けて、監督自身が夢を叶える映画だ。武田かりん監督は、本作が初長編作品ながら「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2023国内コンペティション長編部門」にノミネートされるなど今後の活躍が期待されている。
主人公のアンを演じるのは渡邉心結、もう一人の主人公のアイナを演じるのは角心菜。本作が映画初主演となるフレッシュな二人が鮮やかに演じている。また、主題歌のRCサクセションの名曲『君が僕を知ってる』が、二人の苦しみに優しく寄り添う。「映画というタイムマシーンに乗って、あの頃の私と君の元へ届けたい」そんな切実な想いが詰まった “夏休み青春ファンタジー映画”が誕生した。
▼あらすじ
安藤絢子(アン)は学校には馴染めない、ひとりぼっちの中学生。薄暗い立ち入り禁止の階段が唯一の居場所だった。そんなある日、不思議な商店で魔法の万華鏡を貰う。それを覗くと立入禁止の扉が開きその先の屋上には同じ万華鏡を持った生徒、アイナがいた。
二人はすぐに仲良くなり夢のような夏休みを送るのだが、屋上には「昔飛び降り自殺した生徒の幽霊が出る」という噂があった。その幽霊がアイナなのではないかと疑念を抱きながらもお互いにとってかけがえのない存在になっていくのだが・・・
《 作品情報 》
『ブルーを笑えるその日まで』(2022/日本/99min/シネマスコープ/カラー/DCP)
【キャスト】
渡邉心結、角心菜、丸本凛、成宮しずく、佐藤ひなた、夏目志乃、片岡富枝、宮原俐々帆、根本拓洋、鳥谷宏之、土屋いくみ、若林秀敏、松澤可苑、荒澤智也
【スタッフ】
脚本・監督:武田かりん
プロデューサー:田口敬太、協力プロデューサー:田中佐知彦
撮影:上野陸生/照明:稲葉俊充/美術:野中茂樹/ヘアメイク:吉田冬樹/助監督:平岡凌/制作:田丸さくら
主題歌:RCサクセション『君が僕を知ってる』(Licensed by USM JAPAN, A UNIVERSAL MUSIC COMPANY)
製作:映日果人/武田かりん/kotofilm 配給:映日果人/配給協力:SPOTTED PRODUCTIONS
協力:埼玉県/SKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザ
©2023 ブルーを笑えるその日まで
公式HP:https://www.bluewo2023.com/
公式X:https://twitter.com/bluewo2022