演劇にはじめて触れた島根の⾼校⽣ 4 ⼈と顧問の奮闘を追いかけ、第 14 回下北沢映画祭で審査員特別賞をはじめ四冠を受賞したほか、うえだ城下町映画祭実⾏委員会特別賞受賞、東京ドキュメンタリー映画祭 2022 ⼊選など、全国各地の映画祭を席巻したほか、劇場公開も果たした傑作ドキュメンタリー『⾛れ!⾛れ⾛れメロス』(折⼝慎⼀郎監督)。その続編となる『メロスたち』が 2023 年 12 ⽉ 2 ⽇(⼟)、“演劇の街”下北沢トリウッドにて劇場公開決定。
■ 映画『メロスたち』
▼前作『走れ!走れ走れメロス』
太宰治の⼩説「⾛れメロス」を基にした創作舞台『⾛れ!⾛れ⾛れメロス』で、コロナ禍にもかかわらず予想外の評価を得た島根県の掛合分校演劇同好会。しかし、演劇の世界に導いた顧問の⻲尾は異動し、4 ⼈だけのメンバーも 3 年⽣に進級。それぞれ進路を決める中、曽⽥昇吾は 1 ⼈で中国⼤会の舞台に⽴っていた。「オレだけ演劇やってていいんですかね」。卒業が近づいていた―――。
演劇と出会い、舞台に⽴つことの喜びを知った⾼校⽣たちをカメラに収めたドキュメンタリー映画『⾛
れ!⾛れ⾛れメロス』は、2022 年の下北沢映画祭コンペティション審査員特別賞など四冠のほか、うえだ城下町映画祭⾃主制作映画コンテスト 実⾏委員会特別賞や「地⽅の時代」映像祭 市⺠・学⽣・⾃治体部⾨で優秀賞を獲得。その後劇場公開され、下北沢トリウッドでは、折⼝監督と⾼校⽣たち、顧問の⻲尾先⽣が舞台挨拶に登壇。初々しくも熱い彼らの姿に多くの観客が感化され、涙する観客の姿も⾒られました。また、折⼝監督の地元・広島の横川シネマでは、連⽇の盛況を受けて延⻑上映されるなど、話題となった。
▼続編新作『メロスたち』
好きなことに出会った⾼校⽣たちの“その後”
続編新作にあたる本作『メロスたち』は、⼀⼈芝居に挑み、中国⼤会で好成績を収めるなど活躍、のちに名⾨劇団・⽂学座の研究⽣になった曽⽥昇吾さんを中⼼に、⾼校卒業を控え孤独や葛藤、焦燥を抱える彼らそれぞれの「選択」を軸に物語が動いていく。
そして、2023年3⽉、卒業を前に4⼈が再び集まり、⼤勢の観客を前に東京都・下北沢や松江市で“卒業式”と銘打った公演を⾏った場⾯も収録。困難な時代にあっても“好きなこと”と出会い、その魅⼒に没⼊していく⾼校⽣たちの存在⾃体が、観る者それぞれの思い出と共鳴していく体感型ドキュメンタリー。
9 ⽉に開催された第 15 回下北沢映画祭でのワールドプレミアを経て、早くも劇場公開が決定した『メロスたち』。監督の折⼝慎⼀郎からコメントが届いた。
下北沢トリウッドでは 12 ⽉ 2 ⽇(⼟)から公開されるほか、2024 年以降、京都・出町座や⼤阪・シアターセブンなど関⻄の劇場でも公開を予定。
なお劇場公開と合わせて、下北沢トリウッドでは 11 ⽉ 25 ⽇(⼟)から前作『⾛れ!⾛れ⾛れメロス』のリバイバル上映も決定した。
▼コメント
折⼝慎⼀郎監督
誰の⼈⽣にも起こりうる劇的な瞬間!ドキュメンタリー映画『⾛れ!⾛れ⾛れメロス』では、島根の⼩さな分校に通う⾼校⽣と、当時「不要不急」とも⾔われていた演劇との「出会い」をカメラに収めました。『メロスたち』はその続きになります。
たった 3 年間の⾼校⽣活。⼈⽣における劇的な出来事が、舞台上で躍動する彼ら⾃⾝の芝居とも響き合う。
そんなノンフィクションでも、フィクションでもある瞬間を今作も詰め込んでいます。島根を⾶び出し東京・下北沢までやってきた⻘春舞台、ぜひ劇場でご覧ください。
▼前作のリバイバル上映決定
下北沢トリウッドでは『⾛れ!⾛れ⾛れメロス』のリバイバル上映決定
2023 年 11 ⽉ 25 ⽇(⼟)〜
https://tollywood.jp
■ 作品概要
映画『メロスたち』
曽⽥昇吾 常松博樹 ⽯⾶圭祐 佐藤隆聖 ⻲尾 佳宏
監督・撮影・編集:折⼝慎⼀郎
⾳楽:⼩林有希⼦ 主題歌:「⾳楽をしよう」(作詞/作曲/歌:⽮⽥太朗) 挿⼊曲:掛合⾼校学園歌(作詞:春⽇正光 作曲:⼩林昭三) 劇中原作:中島敦「⼭⽉記」、太宰治「⾛れメロス」 撮影:ふしきさくら、熱⽥優雅 編集:ふしきさくら 宣伝美術:鈴⽊規⼦ 協⼒:⽯原ちみ、⽷川悠介、島根県⽴三⼑屋⾼等学校掛合分校、雲南市⽊次経済⽂化会館チェリヴァホール、劇団⼀級河川、下北沢トリウッド、下北沢映画祭実⾏委員会、川嶋みらい⽂化芸術財団
企画:プロダクション 26 配給・宣伝:下北沢映画祭 配給協⼒:イハフィルムズ
https://www.run3melos.com/
2023 年 12 ⽉ 2 ⽇(⼟)下北沢トリウッドほか全国順次公開