震災の影響を強く受けた女性の「今」を描く映画『海鳴りがきこえる』予告編&場面写真 解禁

震災の影響を強く受けた女性の「今」を描く映画『海鳴りがきこえる』予告編&場面写真 解禁

2023年10月28日(土)より、新宿K’s cinemaにて岩崎孝正監督『海鳴りがきこえる』が公開。予告編、そして場面写真(13点)が解禁された。

海鳴りがきこえる

■ 映画『海鳴りがきこえる』

震災ですべてを失った女性は、母になり家族をもった

幸せを求めた彼女は、何故また被災地に戻ったのか―

元写真家の理子奈は、愛息、大地の子育てに追われる毎日を過ごしている。東北の被災地出身の彼女は、震災で家族が離散した過去があった。だからこそか、自分の理想的な家族を作ることに執着しているが、夫の知久とぶつかり、噛み合わない日々が続いていた。そんな折、父親のように慕って師事していた写真家の浩志が、緊迫した情勢のベラルーシに難民取材に行くと連絡が入る。父親を失うような気持ちでいる最中、知久が浮気をしていることを知る理子奈。苦悩のなかで、本当に自分がすべきことは何かと自問しながら、やがて、彼女は東北の被災地へ車を走らせていく―。

▼解禁された予告編

解禁する予告編では、東北の被災地出身の主人公・理子奈が胸に抱える影が映し出される。理子奈が夢でうなされる瓦礫の街並みは岩崎孝正監督が被災地となった故郷を撮影した当時の映像を使用。
震災で家族が離散した過去の悲しみを抱える理子奈と、すれ違う夫との確執。疎遠となった故郷の母親への、怒りとわだかまり。3.11の震災から12年、被災地とそこで暮らす家族の写真を撮り続けていた元写真家の理子奈が、自分の居場所を探し求める姿が印象に残る予告編となっている。
また、近年注目作への出演が続く指出瑞貴(『ネメシス 黄金螺旋の謎』)、川瀬陽太(『激怒』)、木村知貴(『はこぶね』)ほか共演者のシーンも公開された。

▼場面写真


映画『海鳴りがきこえる』

3.11を記録すること、その以後の物語を描くこと

被災地となった故郷を、映像で紡ぐ岩崎孝正の初長編劇映画

監督は、長編劇映画が初となる岩崎孝正。福島県相馬市出身の岩崎は、3.11 の震災以降、故郷の映像を撮り始め、2015 年にドキュメンタリー『自然と兆候/4つの詩から』を完成させる。以降も災害や公害についての短編作品を送り出してきた。主演、理子奈役を演じたのは、『アルプススタンドのはしの方』(20)をはじめ、数々の映画に出演、『まなみ100%』(23)も控える注目の若手俳優、中村守里。夫・知久役は、近年、映画の出演に加えてドラマにも幅広く出演する内村遥が演じている。3.11 の震災から12 年―その以後の人生を描くヒューマンドラマがここに完成した。

出演:中村守里 内村遥 指出瑞貴 川瀬陽太 木村知貴 小林なるみ 満園雄太 t a m i c o. 橋口湊

監督:岩崎孝正|プロデューサー:伊達浩太朗|脚本:岩崎孝正|撮影:宇野寛之|録音:野呂博|メイク・衣装:田村朱貴子|助監督:中谷吉晶 一之瀬廉 中村大輔

制作:伊藤沙緒|編集:竹中優太郎|整音・音楽:原夕輝|宣伝デザイン:鈴木規子|製作:株式会社タイムフライズ|配給:ブライトホース・フィルム株式会社 文化庁「ARTS for the future!2」補助対象事業 旧題「MOTHER」

2023 年/71分/1:1.85/5.1ch/DCP © 2023 TIMEFLIES Inc.

公式サイト:https://uminari.brighthorse-film.com/

2023年10月28日(土)より新宿K’s cinemaにて公開! 以降全国順次

海鳴りがきこえる

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