池袋シネマ・ロサで9/1までレイトショー上映中の映画『野球どアホウ未亡人』の上映館拡大情報が発表された。これまでに発表されていた刈谷日劇(愛知)のほか、シアターセブン(大阪)での上映が決定。上映スケジュールも公開された。
映画『映画どアホウ未亡人』は、インディーズ映画製作団体「カブ研究会」の最新作にして集大成となる作品。監督・小野峻志を筆頭に、製作メンバーのほとんどが野球未経験者だからこそ生まれてしまった、予測不可能でカオスな「野球映画」。
8月19日(土)に池袋シネマ・ロサ(東京)で公開が始まると、SNSを中心に「なんだこのタイトルは!」、「見たい」、「見た過ぎる」といったコメントが相次ぐものの、上映館が池袋シネマ・ロサ(東京)のみということに、落胆の声も多く上がっていた。
本作のメインビジュアルは、大槻ケンジ氏の目にとまったほか、
ラジオのリスナーによる投稿で、伊集院光さんの興味を惹いたことでも一部で話題となっている。
また、今回の上映館拡大情報の発表を待ちきれず、遠方(名古屋、新潟等)から、青春18きっぷや夜行バスを駆使して、池袋シネマ・ロサまで本作の鑑賞に訪れる猛者もあらわれている。
本作の魅力は、どこか既視感のあるビジュアルや内容だけでなく、ツッコミどころ満載でありながら、至って真面目に製作されている点が評価されている。
また、予測不能の展開や、場内の観客一同で笑いや拍手笑いの発生を生で共有するという映画ならではの体験ができることが楽しく、また映画経験の少ない方にとっては新鮮にうつるようだ。
それに加えて、上映後には舞台挨拶が行われ、いま観たばかりの映画の出演者が目の前に現れてトークを繰り広げるほか、グッズの購入者には出演者と直接話したりサインをもらう機会がある。本作はレイトショー上映で終演後は22時半をまわる。そんな遅い時間にもかかわらず、劇場前には閉館まで長蛇の列が並んでいる。
■ 上映館・スケジュール情報
池袋シネマ・ロサでの上映は、9月1日(金)まで。
今回発表された上映館およびスケジュールは下記の通り。
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■ 作品情報
『野球どアホウ未亡人』
2023年/日本/60分/カラー/ビスタ/DCP
▼STORY
夫の賢一(秋斗) を支える貞淑な妻、夏子(森山みつき) 。草野球チーム「多摩川メッツ」の監督である重野(藤田健彦) から野球の才能を見出されたことと、最愛の夫である賢一の死が、主婦としての彼女の生活に終わりを告げる。重野とともに激しい特訓を重ね、「野球」という名の快感にとりつかれた夏子が歩む、未亡人野球道。義妹の春代(井筒しま) やプロ野球のスカウトマン・吉田(工藤潤矢)ら、一癖も二癖もある連中に囲まれて、夏子が歩むその道の先に待つのは勝利かはたまた……
普通の主婦が「野球」にとりつかれ狂っていく様を描いた、青春野球どアホウ喜劇の決定版、ここに誕生!
出演:森山みつき、藤田健彦、井筒しま、秋斗、工藤潤矢
監督:小野峻志、脚本:堀雄斗、撮影:齊藤凌平、照明:及川凱世、録音:田中柊子
音楽:中澤洸紀、製作・配給:カブ研究会
Twitter: https://twitter.com/ONOKANTOKU
・上映劇場
池袋シネマ・ロサ