映画『愚鈍の微笑み』田辺桃子、小出薫、森田想トリプル主演。製作&公開決定、コメント掲載

映画『愚鈍の微笑み』田辺桃子、小出薫、森田想トリプル主演。製作&公開決定、コメント掲載

映画『サラバ静寂』『転がるビー玉』『異物 -完全版-』『Love Will Tear Us Apart』などの独自の世界観を生み出す作品で海外でも注目を集める宇賀那健一監督の最新作映画『愚鈍の微笑み』が製作され、劇場公開することが決定。今回の映画『愚鈍の微笑み』製作&公開の発表にあわせて、キャストと監督よりコメントが到着した。
映画『愚鈍の微笑み』は、宇賀那監督が反戦をテーマに描いたファンタジー映画です。マナ、ナナミ、ユカの幼馴染み三人が森の中の小屋でいつもと変わらない日常を過ごす中で、ある選択をしていく・・・という物語。

愚鈍の微笑み

しっかり者のマナを『ラーゲリより愛を込めて』『とんび』などの田辺 桃子、ルーズなナナミを『異物-完全版-』の小出 薫、天然で明るいユカを『アイスと雨音』『わたしの見ている世界が全て』などの森田 想が演じている。

映画『 愚鈍の微笑み』

STORY

森の中の小屋に集う、幼馴染のマナ、ナナミ、ユカ。いつもと変わらぬ風景。山も川も、樹々の間から降り注ぐ日の光もいつもと同じ。バーベキューで肉を焼き、大好きなお酒を飲み、マクドナルドのハンバーガーを奪い合う。音楽を掻き鳴らして楽しく踊る三人だが、時よりふと不穏な空気が見え隠れするのだった。その後、三人のもとに大きな飛行機の音が近づいてきて、「早く逃げなさい」と叫ぶ自衛隊員とすれ違う。

果たして、彼女達が見せる選択とは――。

▼ キャスト、監督 コメント

 田辺 桃子 コメント(マナ役)

『愚鈍の微笑み』のこの世界感とキャラクター達の個性的で心地いい時の流れに自分も溶け込んで参加できたことを本当に嬉しく思います。以前、宇賀那組の「異物 -完全版-」でご一緒した薫さんと、友人の想と共演できたのもご縁を感じました。私が演じさせていただいた「マナ」は真面目で、冷静に考えながら周りの人を前向きに引っ張っていく性格で、3人のバランスをとる役割でもあり、私もマナの前向きさにセリフを言いながら背中を押されていました。

異質で、コミカルで切なくて、ずっと見ていたいような瞬間を詰め込んだ60分、是非楽しんでもらえたら嬉しいです。

田辺桃子
【田辺桃子 プロフィール】
1999 年 8 ⽉ 21 ⽇⽣まれ。神奈川県出⾝。 出演作にドラマでは TBS『スイートモラトリアム』(23)、TBS『⼣暮れに、⼿をつなぐ』(23)、TBS『階段下のゴッホ』(22)、⽇本テレビ『受付のジョー』(22)など。⽇本テレビ初主演となる『癒やしのお隣さんには秘密がある』が現在放送中。映画では『ラーゲリより愛を込めて』(22)、『とんび』(22)など。

小出 薫 コメント(ナナミ役)

ある日、突然日常が変わる。それを何かや誰かによって本当に突然奪われてしまったとしたら、そこに湧いてくる感情は怒り?哀しみ?それとも憎しみ?最初に脚本を読ませていただいた時、宇賀那監督の真っ直ぐな眼差しに胸がキュッと締め付けられました。仲間たちや家族と美味しいものを食べながら笑い合う時間が急に愛おしすぎるものに感じました。

きっと、大事な人に伝えたい事はどんな時代でも、いつだって同じな気がします。そんな事を思いました。

小出薫
【小出薫 プロフィール】
1985年10月8日生まれ。埼玉県出身。映画を中心に活動。宇賀那健一監督の映画『異物-完全版-』にて自身初の主演に抜擢され、世界20カ国85以上の映画祭に入選、11のグランプリを受賞。2021年の『異物-完全版-』に引き続き2022年『未知との交流』において、カナダのモントリオール ・ヌーヴォ・シネマでは異例となる2年連続のトーク及びQ&Aで3日間に渡り登壇した。公開待機作多数。

森田 想 コメント(ユカ役)

ユカ役を演じました、森田想です。撮影のある二日間、役と同化すると自然と現実離れした気持ちで、時間というものが惜しくなる瞬間がありました。迫られている焦燥感のなか少女たちが溜め込んだ想いも、物語に乗せれたと思います。唯一無二な宇賀那さんワールドに参加出来たことも、桃子ちゃんと薫さんと手を取り合った時間も、とても嬉しい出来事でした。公開が楽しみです。是非ご期待ください。

森田想
【森田想 プロフィール】
2000年2月11日生まれ、東京都出身。 松居大悟監督が手掛けた映画『アイスと雨音』で初主演を果たしその後も映画『朝が来る』『タイトル、拒絶』NHK連続テレビ小説「エール」など、若手演技派女優として数々の話題作に出演。2023年に映画『レジェンド&バタフライ』主演映画『わたしの見ている世界が全て』が公開。ヒロインを演じる2024年春公開予定の『辰巳』他、公開待機作多数。

宇賀那健一 監督 コメント(監督・脚本)

地震もパンデミックも戦争も、少し前までは自分に降りかかることのない出来事だと思っていた。でも、そんなわけがない。

私たちは全てが起こり得る可能性を持った中、綱渡りで生きているのだ。それでも私たちは、たとえそれに気づいた後でも何も気づかないふりをして、あえて薄ら笑いを浮かべながら下らない会話を繰り出す日常を続ける。

それこそが私たちに出来る唯一の抵抗なのかもしれない。この映画が誰かの心に触れられたらいいなと思っています。

【プロフィール】

1984年生まれ。『黒い暴動』にて長編映画を初監督し、その後『サラバ静寂』『魔法少年☆ワイルドバージン』『転がるビー玉』『異物-完全版-』『渇いた鉢』などの長編映画を監督。多数の海外映画祭にて高い評価を得る。2023年は本作以降も数本の新作長編映画が劇場公開予定。


■ 作品概要

映画『愚鈍の微笑み』

CREDIT

キャスト:田辺桃子、小出薫、森田想 他

監督/脚本:宇賀那健一 撮影/編集:小美野昌史 録音/整音:茂木祐介 音楽:ILA MORF OEL

サウンドスーパーバイザー:大川正義 効果/ミックス:紫藤佑弥 庄野廉太郎

ヘアメイク:寺沢ルミ スタイリスト:中村もやし 助監督:平波亘 國谷陽介 安倍一希

スタントコーディネーター:雲雀大輔 スタントパフォーマー:菅原将暉 VFX:若松みゆき

スチール:ジェイムス・オザワ オープニングデザイン:イリエナナコ 徳原賢弥

協力:StuntTean GOCOO LONDOBELL.inc Vandalism

製作/制作/配給:春巻号

2023年/60分/シネスコ/5.1サラウンド/DCP/カラー/G

Ⓒ春巻号

<公式SNS>

■Instgaram(@gudonnohohoemi

■X(旧Twitter)(@gudonnohohoemi

2023年国内劇場公開予定

映画カテゴリの最新記事