2023年10月8日(日)に、「ちば映画祭上映会 vol.3」の開催が決定した。今回の上映作品は、永岡俊幸監督『クレマチスの窓辺』(併映『つめたいあかり』)と吉田奈津美監督『浮かぶ』。どちらも千葉県初上映となる。両名とも期待の監督であり、いずれもインディーズ映画の秀作。上映後には作品関係者を招待してのトークも予定している。
■ 「ちば映画祭定期上映会vol.3」概要
名 称:ちば映画祭定期上映会vol.3
日 時:2023年10月8日(日)①11時~ ②14時~
会 場:千葉市生涯学習センター 小ホール(B1F)
千葉市中央区弁天3丁目7番7号
上映作品:①『クレマチスの窓辺』(併映『つめたいあかり』)②『浮かぶ』
料 金:各前売 1,000 円、各当日 1,300 円
前売は8月10日より PassMarket(パスマーケット)にて発売
定 員:各60名
主 催:ちば映画祭実行委員会
問い合わせ先:chibaeigasai@gmail.com(お客様用)
共 催:千葉市生涯学習センター
後 援:千葉市
協 力:株式会社両見英世デザイン事務所
■ 上映作品
▼ 『クレマチスの窓辺』(62 分)2020 年/日本/千葉県初上映
監督・編集:永岡俊幸 脚本:永岡俊幸、木島悠翔
出演: 瀬戸かほ、里内伽奈、福場俊策、小山梨奈、ミネオショウ、星能豊、サトウヒロキ、牛丸亮、宇乃うめの、しじみ、西條裕美、小川節子
制作:Route9、focalnaut co.,ltd
東京生まれ東京育ちの絵里は、ストレスが溜まる都会での生活をひととき抜け出して、地方の水辺の街でヴァカンスを過ごす。亡くなった祖母の家で暮らす一週間の中で、絵里はその街で生きている人々と交流する。
建築家の従兄とその婚約者、大学生の従妹、靴職人、古墳研究者、バックパッカーなど、一癖ある人ばかり。
そんな出会いと祖母の遺したものたちが絵里を少しだけ変えていく――
併映『つめたいあかり』(2021 年/13 分)
監督・脚本:永岡俊幸 出演:廣瀬菜都美、星能豊、久田松真耶
制作:Route9
壁一面に海洋生物の写真が貼られた部屋に住む青野遥香。遥香は友人からある頼み事をされていた。それは出せなかった手紙を代わりにポストに投函してほしいというものだった。遥香は、その相手のことが気になり、直接手紙を届けに行くことにする――深海魚と生物発光をモチーフに、生と死、共有される記憶を描く小品。
監督/脚本 永岡俊幸(ながおか・としゆき)
1989 年 4 月 27 日生まれ。島根県出身。日本映画学校(現:日本映画大学)卒業後、映画やテレビドラマなどでフリーの助監督として活動。2015 年から短編映画を制作。2018 年制作の『オーロラ・グローリー』は、きりゅう映画祭、日本芸術センター映像グランプリなどで入選。地元島根で撮影した『クレマチスの窓辺』で劇場デビュー。
▼『浮かぶ』(85 分)2021 年/日本/千葉県初上映
脚本/監督/編集:吉田奈津美
出 演 : 田中なつ、芋生悠、諏訪珠理、三坂知絵子、中原潤、小野孝弘、新津ちせ、竹下かおり、手嶋啓子、山岡竜弘、稀、高畑保弘 ほか
第 22 回 TAMA NEW WAVE ある視点部門上映 / 第 15 回田辺・弁慶映画祭コンペティション部門上映
あの子にとって「見られること」は何を意味するのだろうか?
かつて、木々が鬱蒼と生茂る大きな森に囲まれていた町。そこには古くから伝わる天狗の神隠し伝説があった。主人公の結衣は、町に残る特別な林が伐採されることをきっかけに、十一年前、年子の妹である佳世がその場所で神隠しにあっていたことを思い出す。「あの日、佳世の隣には私もいたのに、自分は選んでもらえなかった」風に揺れる木々に誘われるかの様に、伐採前の林へと足を踏み入れていく結衣。一方姉妹と幼馴染みの進は、そんな結衣の行動に苛立ちを見せるのだった。
監督/脚本 吉田奈津美(よしだ・なつみ)
1996 年生まれ、千葉県出身。大学在学中に監督した映画『ひとひら』(30 分)が、The 5th Asia University
Film Festival 審査員特別賞、第 22 回京都国際学生映画祭 審査員特別賞(鈴木卓爾賞)など、国内外の学
生映画祭にて多数入選・受賞する。また 2019 年に撮影した自身初の長編映画『浮かぶ』が 2023 年に劇
場公開。初日から 4 日間連続の満席となり上映期間が延長された。現在新作映画『何をそんなに慎ましく』が制作準備中。(作品公式 SNS アカウント※Twitter・Instagram 共に《@sogen_project》にて制作過程を発信中!)